書籍

成功はゴミ箱の中に ─レイ・クロック自伝

2007年01月22日(月)発売 / 税込価格:1,543 円

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これが僕たちの人生のバイブル!
 レイ・クロックはマクドナルドを世界的チェーンにした人です。一九五四年、五二歳だったレイ・クロックはミルクセーキ用のミキサーを売るために全米を旅していました。そんな彼がロサンゼルス東部のサンバーナーディノで出合ったのがマクドナルド兄弟のハンバーガー・レストランだったのです。  清潔な店内、シンプルなメニュー構成、標準化された調理手順、セルフサービスによる効率化などに感心したクロックはチェーン化したいという望みを抱きます。
 それが始まりでした。以後、クロックはマクドナルドを大きくするために事業に取り組み、現在のような全世界的チェーンをつくり上げたのです。五二歳からの遅いスタートでしたが、彼は大きな成功を収めることができました。
 私がレイ・クロックと彼の仕事のやり方を知ったのは故郷に戻り、父親のつくった衣料品店で働いている頃でした。中年を過ぎてから起業に挑んだクロックこそアメリカのベンチャー経営者だと感心し、以後、マクドナルドのチェーン化戦略を研究したことを思い出します。
 そしてレイ・クロックだけでなく、日本マクドナルド創業者、藤田田さんも私の憧れの経営者です。藤田さんの著作はほとんど読んでいます。後には縁もあり、お目にかかることができました。私は藤田さんからも多くのことを学べたと感謝しています。
 この本は単にベンチャー企業家としてのレイ・クロックを追ったものではありません。儲けた金をチャリティに回すことの意義を唱える慈善家としてのレイ・クロック、愛する人のために仕事が手につかなくなってしまう人間レイ・クロックの姿もちゃんと描かれています。ベンチャーとは何か、商売とは何かを知ることができ、またエンタテインメントの評伝としても楽しめる本になっています。
 巻末には孫正義さんと私の対談も付けました。なぜなら、私たち二人にとってレイ・クロック伝はバイブルともいえるものですし、ふたりとも藤田田さんを尊敬しているからです。孫さんと語った一時間は、とても刺激的な時間でした。そして貴重なひとときでした。

2007年 冬
柳井正

(本書「はじめに」)

[著] レイ・A・クロック(れい・くろっく)

1902-1984。アメリカ・イリノイ州オークパーク生まれ。高校中退後、ペーパーカップのセールスマン、ピアノマン、マルチミキサーのセールスマンとして働く。1954年、マクドナルド兄弟と出会い、マクドナルドのフランチャイズ権を獲得、全米展開に成功。1984年には世界8000店舗へと拡大した(現在マクドナルドは世界119カ国に約30000店を展開)。後年にレイ・クロック財団を設立。さらにメジャーリーグのサンディエゴ・パドレス獲得など精力的に活動を行った。本書原題“GRINDING IT OUT”はいまも多くのアメリカの学生に読まれ続けている。

[著] ロバート・アンダーソン(ろばーと・あんだーそん)

アメリカ在住のライター、ジャーナリスト。

[監修・構成] 野地秩嘉(のじ・つねよし)

ノンフィクション作家。1957年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。出版社勤務、美術プロデューサーを経て作家に。『キャンテイ物語』(幻冬舎文庫)『サービスの達人たち』(新潮OH!文庫)など著書多数。『企画書は1行』(光文社新書)がベストセラーに。

[訳] 野崎稚恵(のざき・ちえ)

ノンフィクション・ライター。1967年新潟県生まれ。青山学院大学英米文学科卒業。証券会社のディーラー、トレーダー、雑誌編集者を経てフリーに。経済、金融、経営、営業等をテーマに活動中。

目次

第1章:チャンスを逃すな

人は誰でも、幸福になる資格があり、幸福をつかむかどうかは自分次第、これが私の信条だ。巨万の富を築いたのも「チャンスを逃すな」を信条にして、これまで生きてきた結果といえる

第2章:仕事はハンバーガーの肉だ

仕事とは、その人の人生にとって、ハンバーガーの肉のような存在である。仕事は遊びそのものだ。野球をして得るのと同じ喜びを仕事からも得ていたのだから

第3章:セールスの極意

多くのセールスマンは商品の紹介や、客の説得にばかりかまけて自分の話を切り上げるタイミングを逃しているように思う。相手が机の紙をさわり始めたら、すぐ注文の受け付けに入るべきだ

第4章:売り上げを伸ばす

マクナマラ、もし売り上げを伸ばしたいなら、方法はひとつしかない。持ち帰り用を売るしかない。信じられないならこうしよう。今から200個、いや300個のカバー付きカップを無料で提供しよう

第5章:ストレスに打ち勝つ!

まず頭の中に黒板をイメージする。緊急のメッセージで埋め尽くされているが、黒板消しを持った手が、それを端から消してきれいにしていく。頭の中をこれで空っぽにすることができる

第6章:契約の落とし穴

いかなる小さな変更も、彼らの兄弟のサイン入り文書が必要で、それが書留で私の元に届いて、初めて認められるという契約を私は見逃していた。これが後に大問題になるとは……

第7章:フランチャイズシステム

各店舗の仕入れに関しては一切口を出さない。彼らが成功するために我々は力を尽くして手伝う。それがこちらの収益にもつながるのだから

第8章:成功の方程式

完全なシステムを初めから考えつく人もいるが、私は細部を十分に検討し、完成させてから全体像に取り掛かった。私にとってはこちらのほうが柔軟性に富んだアプローチだった

第9章:知りたいことはゴミ箱の中に

競争相手のすべてを知りたければゴミ箱の中を調べればいい。知りたいものは全部転がっている。私が深夜2時に競争相手のゴミ箱を漁って、調べたことは一度や二度ではない

第10章:キャッシュフロー

「レイ、我々は各自、税引き後100万ドル頂きたい」感動的な話だ。しかし、同情の涙を流すことはできなかった。大掛かりな資金繰りが必要だった。とにかく交渉しなくては

第11章:取引先とともに成長する

私は良い製品以外、何もいらない。これからは、ワインを送ったりディナーに誘ったりしないでくれ。コストを下げられるなら、その分をオペレーターたちに還元してほしいんだ

第1章:チャンスを逃すな

人は誰でも、幸福になる資格があり、幸福をつかむかどうかは自分次第、これが私の信条だ。巨万の富を築いたのも「チャンスを逃すな」を信条にして、これまで生きてきた結果といえる

第12章:理想の組織

私は、職権というのは一番下のレベルにいる人の手にあるべきだと常に考えていた。店に一番近い立場にいる人間が、本部の指示を仰がずとも決断できるのが理想だ

第13章:トップは孤独である

大企業の上に立つ者には、背負わなければならない十字架がある。そこに上り着くまでに、多くの友人を失うことになる。トップは孤独なのだ

第14章:ヒット商品の作り方

フィレオフィッシュ、ビッグマック、ホットアップルパイ、これらの商品の成功はすべてフランチャイジーのアイデアから生まれたものだ

第15章:球団買収

客はお金を払った分だけの品質のある商品を受け取るべきだ。「選手は応援している客に対して最高のパフォーマンスをしなければならない」と公言した最初のオーナーは私だ

第16章:やり遂げろ!

この世界で継続ほど価値のあるものはない。才能は違う。天才も違う。教育も違う。信念と継続だけが全能である

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