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組織潜在力

2008年01月28日(月)発売 / 税込価格:1,728 円

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最強の「組織作り」と最適な「組織運営」──
「FFS理論」の開発・提唱者が、企業現場での長年の実践と検証をもとに贈る「人材と組織が活性化する」全技術!

 組織成員は機械ではなく、感情を原動力として日々の行為に転換する生き物――。合理性だけでは組織の相乗効果は期待できないのは自明の理である。まさ に、経営者の能力が問われるのが組織生産性であり、「理と情」の微妙なさじ加減ができるかどうかが経営の肝になっている。経営者が組織の生産性に頭を悩ま せ、手を替え品を替えて動かしすぎたりしているのは自明のことだろう。
 では、組織の生産性はどうすれば向上できるのか。その前に、いまの組織の生産性はいいのか、悪いのか。どうすれば測定し、判定できるのか。そして、何をすれば生産性を向上できるのか。経営者のだれもがその解を求めている。
  本書では、企業経営者をはじめ、組織経営の責任者、組織づくりに従事している監督など、組織やチームという人と人が組み合わされて何某かのアウトプットを 出すことに責任をもっている方々のために、組織の生産性の良し悪しを科学的に判定し、組織の人数をふやさずに生産性を向上させる取り組みのヒントを提供し たい。
(中略)
 また、「人と人の組み合わせ」という複雑なメカニズムを計測するために、複雑系理論の一環としてアメリカ国防機関の依頼で研究された「FFS理論」について言及し、この理論にもとづいた計測手法を紹介することで、科学としての組織の生産性の測定にアプローチしたい。
 これまで、人と人の関係は、「ウマが合う」「ソリが合う」という抽象的な表現で説明されたり、「あいつらは相性がいい」という主観に依存したものであった。この抽象的な表現を客観的に評価することは不可能と考えられていた。
 しかし、国家の威信をかけて戦うアメリカ国防機関に不可能はなかった。「チームを評価し編成できる理論体系の構築」というプロジェクトに私も参加し、実用可能な理論として提唱したのが「FFS理論」である。
 幸いにも、わが国において、多くの企業で活用することができ、実践的な検証を行なってきた。今回の事例では、実際のデータを活用しながら、組織の生産性の計測、そして生産性向上の取り組みを紹介してみたい。
 読者のみなさんの組織の生産性向上に役立てていただければ幸いである。

(──本書「はじめに」より抜粋)

目次

  • はじめに……小林惠智
  • 本書を読まれる前に

プロローグ: 日本的経営の原点を知る

  • 日本最古の企業が教える「適材適所」
  • 「やわらぎをもってたっとしとなし……」
  • 「人は城、人は石垣」の真意

第1章: 結果の出せる組織とは何か

  • 戦略を支える組織になっているか
  • 組織原則論の歴史をふりかえる
  • 機械的人間観から創造性は生まれない
  • リクルート、バンダイの組織運営に学ぶ
  • セムコ社が採用した人間らしい組織
  • あるシステム開発会社の失敗事例
  • ある生命保険会社の失敗事例
  • スター軍団ほど脆いものはない

第2章: チームのパワーが、すべてを決める

  • チームという単位がなぜ必要なのか
  • チームにおける意思決定の難しさ
  • チームを分析する三つの手法
  • 集団活動に対するトヨタ自動車のアプローチ
  • ホンダが取り組む「共創」の二律背反

第3章: アメリカ国防機関から生まれたFFS理論

  • チームの組み合わせによって生産性は変わる
  • 意図的に編成された組織が効果を生む
  • 5時間を境にチーム編成を替える
  • チーム編成の段階で結果は予測可能
  • 「FFS理論」で強いチームをつくる
  • 同質関係(ライバルクラスター)のメリット・デメリット
  • 垂直補完関係(アドバイザークラスター)のメリット・デメリット
  • 水平補完関係(パートナークラスター)のメリット・デメリット
  • 思考行動パターンを決定する五つの因子
  • 「人材ポートフォリオ分析」で潜在力のある人材がわかる
  • 人材ポートフォリオ・四つのタイプと10のタイプ

第4章: 組織潜在力とは、何か?

  • 人と人の相互作用が生産性向上の決め手
  • 「配置」と「関係性」を整理する
  • 営業実績を阻害していたのはだれか?
  • 相互作用が期待できる組み合わせを判定する
  • 組織を経営する力に不可欠なもの
  • 組織の特性は集合個性として投影される
  • 組織特性と組織風土
  • 組織のメタストレス分析(FFM)
  • 人材タイプから分析してみる
  • 人材ポートフォリオの類型法
  • 組織間の特性比較
  • ディストレス状態は生産性阻害のメッセージ
  • ストレス分析の実際
  • 社員の顕在意識をとらえる「TIMEサーベイ」

第5章: 組織潜在力の分析と検証

  • 人と人の組み合わせで結果に差が出る
  • そもそも人間関係とは何か?
  • 系統樹とシナジー曲線の事例
  • 人間関係は有効か?
  • 組織の潜在力を定義する
  • チーム内における人間関係の相互作用
  • ミッションを紐解こう
  • 分析の仕方について
  • 「動態」による分析
  • 組織特性を見極める
  • データの検証
  • 分析結果の判定
  • 人材ポートフォリオ分析の評価
  • ストレス分析
  • ボードメンバーの関係性

第6章: ケーススタディで見る組織潜在力

  • 組織潜在力を測定する
  • ややあきらめ気味の上司と迷える部下たち
  • 「なんとなく」の背景にあるもの
  • 大手外食チェーンの事例――ミクロの視点から
  • 大手営業系会社の事例
  • 組織潜在力を把握し成長を遂げた事例――マクロの視点から
  • じつは管理職に阻害要因があった
  • 情報機器販売会社の事例
  • 営業会社としての適正の高さゆえに

エピローグ: これからの組織づくり

  • 「人を中心に置く経営」を再考する
  • 「人と人の組み合わせ」を科学する

体験者からのコメント

おわりに……古野俊幸

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