マッキンゼー 変革期の体質転換戦略

マッキンゼー 変革期の体質転換戦略

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「これが日本のコンサルティングの原点だ!」(大前研一)

大前研一氏編著による幻の名著《マッキンゼー 戦略教本シリーズ》
熱烈な「復刊希望」の声に応え、全4点一挙刊行!ポートフォリオ、フレームワーク、SBU、レバレッジ……すべてはここに書かれていた。
四半世紀の時を越え、「戦略に携わるすべての人」が、いま、読むべき経営書の古典。

 1985年(昭和60年)、円高不況も乗り越え、バブル好況に向かって「日本的経営」が高く評価されていたそのとき、本書は「企業の体質が問題とされる時代となった」という一文から始められた。グローバリゼーションという言葉も、インターネットというインフラも登場していない時代に、外部環境の激変を見抜き、日本企業の本質的な変革、その必要性を促していた。最終章のテーマが、組織づくり・ひとづくりに言及している意味は重い。企業組織をほんとうに変えるのは、気づき、行動できる賢者なのだ。21世紀の今こそ読まれるべき、戦略家必読の「早すぎた警告の書」である。※この本は、1985年初版を復刊したものです。

B6 判( 226 頁)
ISBN: 9784833412490

1985年04月01日発売 / 1,980円(税込)

[著]大前研一(おおまえ・けんいち)
1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学で修士号、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得。72年マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務め、94年退社。現在、(株)大前・アンド・アソシエーツ、(株)ビジネス・ブレークスルー等の代表取締役、アタッカーズ・ビジネススクール塾長、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院教授、ボンド大学評議員兼客員教授等。 主著に、『新装版 企業参謀』『大前研一のアタッカーズ・ビジネススクール Part I~V』(いずれもプレジデント社)、『ザ・プロフェッショナル』(ダイヤモンド社)、『ロウアーミドルの衝撃』(講談社)ほか多数。
[編著]千種忠昭

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目次

第1章 世界的変化の潮流を読む
    ──5つの革命の現状

成功の鍵(KFS)に生じている変化
1.技術革命
2.生産革命
3.業務革命
4.流通革命
5.世界化革命

第2章 5つの革命への対応の方向
    ──日本企業が直面する問題点は何か

1.変化の不連続性
2.変化の同時進行性
3.異分野への参入
4.変革への対応のニーズ

第3章 変革期の製品開発・導入アプローチ
    ──ライフサイクル短縮化にどう対応するか

1.変革要因としての技術の再吟味
2.新しい競争のメカニズム
3.変化に対応する経営の資質
4.対応のための具体的な方法

第4章 流通革新にいかに対応すべきか
    ──暗黒大陸の夜明け

1.流通革新はなぜ起こるか
2.流通革新に対応するための条件
3.事例・ヤマト運輸の宅急便

第5章 変革への対応能力を備えた組織づくり
    ──ゼロベースからの見直しが必要

1.強固な変革への意思の確立
2.事業基盤の変化の確認
3.組織運営体制のゼロベースの見直し
4.個人の能力の再開発
5.外界とのインターフェースの変革を強調
6.機構を補うソフトな仕掛けの重視