[著] 三谷 宏治 みたに・こうじ
K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授。早稲田大学ビジネススクール 客員教授。グロービス経営大学院 客員教授。1964年大阪生まれ。2歳半から福井で育つ。東京大学理学部物理学科卒業。INSEAD(フォンテーヌブロー校)MBA修了。87年より96 年まで、ボストン コンサルティング グループ勤務。96年より2006年までアクセンチュア勤務。うち、03年より06年まで同社・戦略グループを統括。同グループの200人超への成長に貢献。同社退社後の07年には区立小学校でPTA会長を務める。
近著に『特別講義 コンサルタントの整理術』(実業之日本社)、『ハカる考動学』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『発想の視点力』(日本実業出版社)、『正しく決める力』(ダイヤモンド社)、『トップコンサルタントがPTA会長をやってみた 発想力の共育法』(英治出版)、『観想力 空気はなぜ透明か』(東洋経済新報社)、『ルークの冒険 カタチのフシギ』(実務教育出版)。
現在、社会人教育に加えて、小中高校・大学での子ども・保護者・教員向け教育を中心に活動。年間延べ2500人以上の子どもや保護者に対し、授業・講演を行う。永平寺ふるさと大使、NPO法人 教育改革2020理事、放課後NPOアフタースクール理事。東京都世田谷区在住。 HPはhttp://www.mitani3.com/
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プロローグ なぜ「ヒマ・ビンボー・オテツダイ」なのか?
1章 子どもたちに与えすぎていませんか?
与えすぎる日本の親たち
「指示」を与えすぎない――ほしいのは自己判断力、主体性
「予定」を与えすぎない――ほしいのは自己管理力
「モノ」を与えすぎない――ほしいのは発想力
「カネ」を与えすぎない――ほしいのは意欲
「答え」を与えすぎない――ほしいのは問題発見力
「勉強」を与えすぎない――ほしいのは学習能力
「夢」を与えすぎない――ほしいのは自己鍛錬機会
なぜ、与えすぎてしまうのか?
与えすぎないための心の準備
2章 子どもたちに、本当に与えたいもの――ヒマ・ビンボー・オテツダイ
お手伝い――家事や仕事を分担させる
貧乏――あえて足りない環境をつくる
ヒマ――自由な時間と裁量を与える
「ヒマ・ビンボー・オテツダイ」を習慣にする、が答え
三娘鼎談――携帯戦争とお小遣い
3章 グローバル社会に向けたトレーニング――放牧型イベントマネジメント
自由と制限の子育て4パターン ~「ケージ」「放流」「室内」「放牧」型
放牧型イベント ~ 家族編
放牧型イベント ~ 個人編
三娘鼎談――娘たちから見た、放牧型イベント
4章 「ヒマ・ビンボー・オテツダイ」で親も笑顔になれる
楽しい子育てへの4原則
よき応援団となるために
エピローグ 娘たちからの手紙
おわりに みなさんの応援団として