キュレーション

キュレーション
コンテンツを生み出す新しいプロフェッショナル

コンテンツを生み出す新しいプロフェッショナル~ 収集し、選別し、編集し、共有する技術 ~
Advanced Praise for Curation Nation

「素晴らしき新メディア世界」への必携ガイド!
 ──アリアナ・ハフィントン 「ハフィントン・ポスト」編集長
この本は、情報新時代への希望を与えてくれた。ローゼンバウムは、人間の存在がますます重要になると指摘している。人間は、創造性、知性、そして遊び心を備え、洪水のような情報のなかから流行を見抜き、パターンを見つけ出し、意味を理解することができるからだ。
 ──ダニエル・ピンク 『モチベーション・3.0』著者
ローゼンバウムは、画期的な概念と、並々ならぬ野心と、これでもかというほどの情報をこの本のなかに突っ込んだ。読者諸兄は、本書で最新トレンドをたちどころに仕入れることができるだろう。
 ──セス・ゴーディン 『「新しい働き方」ができる人の時代』著者
顧客に価値のある「キュレーション」された経験を提供するために、企業はどうのようにウェブを活用すればよいのか。その実例が豊富に紹介されている。
 ──トニー・シェイ ザッポスCEO
「キュレーション」は今日のメディアとビジネスにおいてもっとも重要なトレンドの一つだ。この本を読めば、その実態がわかるだろう。
 ──クレイ・シャーキー 『みんな集まれ! ネットワークが世界を動かす』著者
「クリエーション」でなく「キュレーション」こそが王様だ。この本を読めばその理由がわかる。また、そんな時代にどう生きればいいかも教えてくれる。本書は素晴らしい調査と分析の成果だ。
 ──ガイ・カワサキ 『完全網羅 起業成功マニュアル』著者
情報の洪水から何らかの意味を取り出すためには、人間の脳力と機械の能力の双方を使う必要がある。本書は、なぜ機械だけではそれができないのか、なぜ人間が必要なのかについて明らかにしてくれる。
 ──ダン・ギルモア 『あなたがメディア!』著者

A5変型 判( 380 頁)
ISBN: 9784833419871

2011年12月22日発売 / 1,980円(税込)

[著]スティーブン・ローゼンバウム Steven Rosenbaum

起業家。著述家。ブロガー。キュレーター。インターネット上最大の動画キュレーション・プラットフォーム、マグニファイ〈Magnify.net〉の創立者兼CEO。 ユーザー生成動画の父として知られる。MTV(ミュージックテレビジョン)のユーザー生成コンテンツの大ヒット・シリーズ「MTVアンフィルタード」をインターネット・テレビ時代の到来前につくりあげた。その後、一人称ストーリー・テリングの発掘、編成、キュレーションの世界でキャリアを築く。
2001年9月11日の同時多発テロを記録した『9月の7日間』で、エミー賞(ドキュメンタリー映画部門)を受賞。この映画は9. 11に関する500時間以上の動画を集めてキュレーションし、28名の映画製作者や一般市民の目を通した7日間の道のりを記録したもので、キュレーションされた世界最大の9. 11に関する動画コレクション「The CameraPlanet Archive」となり、共同製作者であるローゼンバウムと妻のパメラ・ヨーダーはこのコレクションを国立9.11記念博物館に寄贈した。ローゼンバウムはこのほかに、ナショナル・ジオグラフィック誌やHBO、CNN、 MSNBC、ディスカバリー・チャンネル、A&E、ヒストリー・チャンネル等で、長編ドキュメンタリー・フィルムも制作している。また、ファースト・カンパニーやハフィントン・ポスト、シリコン・アリー・インサイダー、マッシャブル、テッククランチ、メディア・ビズ・ブロガー等のサイトに投稿をしている。 映画製作者である妻と2人の息子とともにニューヨーク在住。
http://www.magnify.net/

[訳]野田牧人(のだ・まきと) Makito Noda

1951年名古屋市生まれ。翻訳者。国際コミュニケーション・コーディネータ。季刊誌「HRアジェンダ」主任翻訳者。1974年上智大学外国語学部英語学科卒業。79年同大学大学院国際関係学修士課程修了。フルブライト奨学金にてジョンズ・ホプキンス大学ポール・ニッツェ高等国際問題研究大学院に留学。84年、修士課程修了、博士課程に進む。96年より、財団法人日本国際交流センター、チーフ・プログラム・オフィサー、研究協力主幹、2004~05年、同シニア・リサーチフェロー。2005年より現職。

[翻訳協力]言コーポレーション

1989年、現社長、植木悦子が創業した翻訳・通訳サービス会社。マーケティング、広告の翻訳を得意分野とする。
http://www.gencorp.co.jp/

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目次

序文

1.キュレーションって何だ?

2.キュレーションの歴史

3.カリスマキュレーターの出現

4.口コミとキュレーション

5.コンテンツ起業家たち

6.これであなたもキュレーター

7.雑誌の未来は明るいか?

8.ありがちな批判

9.機械か、人間か

10.顧客のためにキュレーションせよ

11.コミュニティの中で発信する

12.マイクロネットワーク

13.あなたのコンテンツ戦略は?

14.フェイスブック、ツイッター、キュレーション

15.アグリゲーターは吸血鬼か?

16.お金とプライバシー

結論
謝辞
解説
本書の出典について
ENDNOTES