成功は缶コーヒーの中に

成功は缶コーヒーの中に

SOLDOUT

ポッカ缶コーヒー、ポッカレモン…誰もが知るヒット商品を引っさげコカ・コーラに戦いを挑んだ男がいる。
いまだから若者に伝えたい仕事のヒント46を初公開。

四六 判( 208 頁)
ISBN: 9784833420020

2012年04月02日発売 / 1,430円(税込)

[著]谷田利景(たにだ・としかげ)
1926(大正15)年名古屋市生まれ。教員、繊維商社に勤務。スタンドバー経営の職歴を経て、1957(昭和32)年ニッカレモン(現ポッカコーポレーション)を設立。世界で初めて「缶入りコーヒー」および「冷温兼用の自動販売機」を世に送り出す。1988(平成10)年に41年務めた社長を後進に譲り、取締役会長。退任後、「NPO食・尾張プロジェクト」を設立。尾張の食文化「きしめん」の再興に奔走。同時に、商品開発カレッジを立ち上げ、若手開発マンの育成に尽力するなど、中部地区の人材育成と地域の活性化に情熱を燃やしている。

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目次

はじめに

第1章 成功は缶コーヒーの中に

チャンスを逃すな――極めたと思った時点で、成長は止まる
失敗したときの話こそ、聞け
「チャレンジこそわが人生」成功は「缶コーヒー」の中に
「おでん缶」で見せた執念と根性
要領よく生きる道を選んではいけない
挑戦に「定年」はない
ビジネスをやっているのは一人ひとりの人間
他の追随を許さない「専門型人間」になれ

第2章 商売のヒント

起業するなら「株式上場」を果たせ!
「新しい時代の商売」を提案せよ
「もっと安いレモンがあればお客は来てくれる」
「まずいジュース歴代ナンバー1」の教訓
「ニッカレモン」誕生の出発点
「レモンの〈モン〉を作ってください」
日本にないものを作れ!

第3章 企画のヒント

秋元康も驚いた「おみくじソーダ」
「カフェ・ド・クリエ」に足りなかったもの
アメリカ文化、若者……元祖「顔缶」が生まれた理由
単発ではなくシリーズ発想してみる
「夏はコールド、冬はホット」の素人発想
「ひらめき」=「感性プラス理詰め」
ネーミングは直球勝負
常識破りだからこそ、やる価値がある!

第4章 マーケティングのヒント

「どうやって売るか」ではなく「どうやったら売れるか」
「コカ・コーラ」に勝つ方法
「自分が最初にそれをやる」の精神
ひとつ成功したら「別の柱」を作れ
海外市場で成功する秘訣①「幸せを分かち合うこと」
海外市場で成功する秘訣②「先んずれば人を制す」

第5章 考えるヒント

点で考えるな、面で考えよ
いまを見るな、半歩先を見よ
「富士山の五合目に行ってみたか?」
「ポッカレモン」はかくて生まれた
「変わったことができないか」常に考えよ
「コラボ商品」はこう発想する
「日本一の栗の町をつくれ」
数字に縛られると流れを見落とす
「きしめん」復興に賭ける

第6章 マネジメントのヒント

リーダーは、具体的な数字を宣言せよ
英語が話せなくても国際化にチャレンジせよ
「見切り時」「潮時」をどう判断するか

最終章 人生のヒント

諦めないから勝てたのだ
輝く未来を目標に設定してみる
伸びる人間は「渇望感」を持っている
誰もやってないからチャンスなんだ
若者よ、道は自ら切り拓け

あとがき