開店休業

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吉本隆明、最後の自筆連載、「dancyu」食エッセイを単行本化!
長女・ハルノ宵子、書き下ろし。圧巻の追想文、40話を収録!!

“食”を巡る物語は、そのまま“家族”の物語だ。ヒマさえあれば、ぶらぶら
歩きの好きな私だが、このエッセイを書いている間は、出掛けていても「ああ、
またあの頃の家族に会いに帰ろう!」と、そそくさと家に戻り、引きこもっていた……。
(ハルノ宵子、本書「氷の入った水」より)

四六 判( 260 頁)
ISBN: 9784833420426

2013年04月24日発売 / 1,620円(税込)

――著者について

吉本隆明(よしもと たかあき)
1924年、東京・月島生まれ。詩人、文芸批評家、「戦後思想界の巨人」とも呼ばれる。2012年3月16日逝去。

ハルノ宵子(はるの よいこ)
吉本隆明の長女として生まれる。漫画家。妹が作家・よしもとばなな。

目次

正月支度
天草×東京
味についてあれこれ
黄金時代の味
アジア的な香辛料
命の粉
豚ロース鍋のこと
白菜ロース鍋論争
かき揚げ汁の話
恐怖の父の味
大福もちの記憶
塩梅
食欲物語
落ちていたレシート
老人銀座と塩大福
「老人銀座」の夕暮れ
酒の話
酒飲みのつぶやき
海苔のこと
天草の青海苔
甘味の不思議
物書き根性
クリスマスケーキまで
クリスマスの思い出
せんべい話
塩せんべいの謎
土産物問答
ぼてぼて茶
七草粥をめぐる
七草粥の唄
節分センチメンタル
節分蕎麦
あなご釣りまで
血は争えない?
焼き蓮根はどこへ
焼き蓮根の悔恨
父のせつないたい焼き
父のせつない煮魚
カレーライス記
アン・ハッピーカレー
じゃがいも好きの告白
じゃが芋人生
月見団子狩り
どろぼう自慢
恐怖の「おから寿司」
あごを動かす食べ物
噛むということ
魚嫌いの私
魚嫌いのワケ
ラーメンに風情はあるのか
ラーメン新習慣
老いてますます
老人の王道
陸ひぢき回想
気の毒な野菜
陸ひぢき迷妄
「うこぎ」迷妄
猫の缶詰
フランシス子と父
虎といつまでも
最強の呪い
ままならないこと
レジ袋おばさん参上!
飲み物を試す
実験好き
焼きそばのはじめとおわり
戻れない時間の味
野菜の品定め
有機ジレンマ
甘味の自叙伝
おっぱいと血
塩せんべいはどこへ
坊主になったせんべい屋
猫との日々
必要悪
鬼の笑い声
ボヤキ部屋
梅色吐息
最後の晩餐
氷の入った水