グリコのおもちゃ図鑑

グリコのおもちゃ図鑑
「おまけ」で読み解く昭和、平成経済史

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森永卓郎コレクションpresents

秘蔵コレクションから1400点超を一挙公開! 「おまけ」で学ぶ実践経済学

……グリコのおもちゃを見ることは、日本の歴史を見ること、もっと言えば世界を見ることにほかなりません。本書には、そのおもちゃの時代に起きた出来事を整理して掲載してあります。それとおもちゃを見比べていただくことで、新しい歴史の見方を得ることができるのではないでしょうか。
(「はじめに」より)

A5 判( 104 頁)
ISBN: 9784833420556

2013年07月31日発売 / 1,540円(税込)

[著]森永卓郎(もりなが・たくろう)

1957(昭和32)年、東京に生まれる。東京大学経済学部経済学科卒業。日本専売公社、日本経済研究センター(出向)、経済企画庁総合計画局(出向)、三井情報開発総合研究所、UFJ総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)を経て、現在、経済アナリスト、獨協大学経済学部教授。専門は労働経済学と計量経済学。そのほかに、金融、恋愛、オタク系グッズなど、多くの分野で論評を展開。「グリコのおもちゃ」をはじめ、ミニカー、ペットボトルキャップ、空き缶などのコレクターとしても知られる。
「がっちりマンデー!!」(TBS)ほかテレビ、ラジオの出演多数。著書は『<非婚>のすすめ』『リストラと能力主義』『年収300万円時代を生き抜く経済学』『年収崩壊』『しあわせの集め方 B級コレクションのススメ』『モテなくても人生は愉しい』『ニュースのウラ読み経済学』『大貧民 2015年日本経済大破局!!』など多数。

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目次

はじめに 「グリコのおもちゃ」と世界

1921 - 1934 (大正10年~昭和9年)
「グリコのおもちゃ」登場! 造幣局製造のメダルが人気に

1935 - 1942(昭和10年~昭和17年)
しのびよる戦争の影 “国威発揚”のおまけが増える

1947 - 1952(昭和22年~昭和27年)
戦後の解放感のなか「グリコのおもちゃ」も復活!

1953 - 1957 (昭和28年~昭和32年) (1)
時代は「もはや戦後ではない」 素材も豊富になり色彩豊かに

1953 - 1957 (昭和28年~昭和32年) (2)
「お客さまキャンペーン」で知る楽しみを子どもたちに

1958 - 1966 (昭和33年~昭和41年) (1)
黄金期を迎えた「グリコのおもちゃ」

1958 - 1966 (昭和33年~昭和41年) (2)
豊かさを生んだ「技術の進歩」 子どもたちの世界にも浸透

1958 - 1966 (昭和33年~昭和41年) (3)
キャラクターが主役の新しいビジネスモデルを確立

1967 - 1980 (昭和42年~昭和55年) (1)
大きく、楽しく 広がるおもちゃの可能性

1967 - 1980 (昭和42年~昭和55年) (2)
子どもたちに寄り添って「成長」するおもちゃたち

1967 - 1980 (昭和42年~昭和55年) (3)
暮らしを映し出す鏡 「グリコのおもちゃ」

1981 - 1993 (昭和56年~平成5年) (1)
想像力をかきたてるメルヘンチックな世界

1981 - 1993 (昭和56年~平成5年) (2)
独特の世界観とストーリーが見ているだけで伝わってくる

1981 - 1993 (昭和56年~平成5年) (3)
深化・成長を続けるアナログならではの魅力

1981 - 1993 (昭和56年~平成5年) (4)
男の子の心をわしづかみにしたギャラクシーシリーズ

1987 - 1993 加藤裕三の遺したもの(1)
「グリコのおもちゃ」の最高傑作が生まれた

1987 - 1993 加藤裕三の遺したもの(2)
動かしてみて初めておもちゃの「表情」が見えてくる

1994 - (平成6年~)(1)
学び考えるおもちゃへ 遊びの“原点”を見直す

1994 - (平成6年~)(2)
素朴さとぬくもり アナログ時代の“遊び”への回帰

2001 - 2010 タイムスリップグリコ(1)
“おもちゃ”を超えた! グリコが見せた大きな一歩

2001 - 2010 タイムスリップグリコ(2)
昭和を封じ込めた小さな「タイムカプセル」

番外編(1) グリコのノベルティ
欲しくても手に入らなかった幻の景品たち

番外編(2) グリコの小箱と箱
グリコの小箱はおまけのおまけ?
時代ごとに顔が変わるグリコの箱