なぜ、セブンでバイトをすると3カ月で経営学を語れるのか? 実践ストーリー編

なぜ、セブンでバイトをすると3カ月で経営学を語れるのか? 実践ストーリー編
全国トップクラス優良店のケーススタディで鈴木敏文流「売る力」がわかる!

ひと目でわかる図解とケーススタディで。鈴木敏文流「売る力」を徹底解明!

なぜ、セブンは1日の売り上げがライバル店より平均12万円高いのか?
それは、アルバイト、パートさん含めた「全員参加経営」が実践されているからなんです!

B5 判( 88 頁)
ISBN: 9784833420860

2014年10月30日発売 / 1,019円(税込)

[著]勝見 明(かつみ・あきら)

1952年、神奈川県逗子生まれ。東京大学教養学部中退。フリージャーナリストとして経済・経営分野を中心に執筆・講演活動を続ける。企業の組織運営、人材マネジメントに詳しい。
主な著書に『新装版 鈴木敏文の統計心理学』『鈴木敏文の「話し下手でも成功できる」』(プレジデント社)『鈴木敏文の「本当のようなウソ」を見抜く』(日経ビジネス人文庫)『鈴木敏文「逆転発想」の言葉95』『選ばれる営業、捨てられる営業』(日経プレミアシリーズ)『イノベーションの知恵』(日経BP社、共著)ほか多数。

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目次

はじめに

セブン-イレブンの基礎知識

鈴木敏文会長兼CEOインタビュー
仕事の達成感は「仮説」から生まれる

1 セブン-イレブン流「仮説力・演出力」をつける

 01 仮説力に必要なのは「疑問力」
   「作業」と「仕事」は意味が違う

 02 仮説力には「妥協しない心」が大切
   挑戦するには自分で自分に妥協しない

 03 仮説とは「思い」を伝えること
   「川モデル」ではなく「井戸モデル」で考える

 04 仮説は常に「顧客の立場で」考える
   「顧客のために」と「顧客の立場で」は違う

 05 「素人の仮説力」はプロをしのぐ
   変化の時代には「自分はプロ」の意識は意味がない

 06 機会ロスを「見える化」する
   「目に見えない利益」を数字に変える

 07 演出力で「売る力」を高める
   顧客にとっての「選ぶ理由」を演出する

 08 演出力で「五感に響く売り場」をつくる
   カレーライスvs.カレーパンの「カレー対決」に学ぶ

 09 仮説力と演出力で「横の連携」を生む
   「言葉の裏づけ」を共有してチーム力を高める

 10 「顧客こそ」が最大の競争相手
   なぜ、学生アルバイトでも経営学を語れるのか

2 セブン-イレブン流「伝達力・対話力・接客力」を磨く

 11 伝達力の基本は「平易な言葉」を使う
   高レベルな言葉は聞くほうが疲れるだけ

 12 標語は「話し言葉」にいい換える
   「標語」を並べても右から左へと抜けるだけ

 13 「数字の力」を使うと伝達度が増す
   販売目標も実感できる数字に置き換える

 14 顧客との「対話」なしではものは売れない
   今の顧客は「確認したい」意識が強い

 15 接客は「される立場で」行う
   嫌々そうな接客は顧客に見透かされる

 16 対話力は「話術」ではない
   対話は自分で情報を持つことから始まる

 17 顧客も「対話」を求めている
   「あいさつ」から「声かけ」「対話」へ

 18 顧客との対話は「情報源」
   顧客と対話して新しいニーズを発掘する

 19 全員で情報を「共有」する
   いつも店のことを意識する仕組みをつくる

 20 「もう1人の自分」から自分を見る
   仕事の筋道を整理すれば焦らずにすむ

3 セブン-イレブン流「挑戦力・自己成長力」を高める

 21 「一見不可能に見える高い目標」で殻を破る
   数字は自分たちでつくるもの

 22 「挑戦した失敗」は次につながる
   挑戦を積み上げて爆発点に至る

 23 失敗を新たな挑戦のチャンスにする
   マイナスをしのぐプラスを打ち出す

 24 「自分を守ろうとする心理」に屈しない
   人は自分のことになると保守的になる

 25 「○○のせい」にして逃げない
   人は自分が納得しやすい話をつくろうとする

 26 「ブレイクスルー思考」で壁を突破する
   人間は過去の経験に縛られやすい

 27 「短時間」に集中するほうが力がつく
   仕事が多能化すると創意工夫が生まれる

 28 「聞く力」を高める
   「聞く恥ずかしさ」より「知らない恥ずかしさ」

 29 自主性で成長を引き出す
   マニュアルは一方通行にしかならない

 30 「仕事の筋肉」を鍛える
   「仮説・検証」は「運動」と同じ

4 セブン-イレブン流
  「上司力・マネジメント力」を学ぶ

 31 リーダーは「よきティーチャー」になるべし
   ミスをチェックするだけでは「ポリスマン」

 32 「よきティーチャー」は自覚を促す
   「ものわかりのよいリーダー」では人は育たない

 33 教育とは「気づき」を与えること
   メンバーの「自己正当化」を鵜呑みにしない

 34 「答え」を出せる人間こそがリーダーになれる
   自分で「答え」を出せないことは強制できない

 35 手本を示し「暗黙知」を共有する
   言葉で表現できない「思い」を伝える

 36 若手アルバイトは「ほめて伸ばす」
   「認められること」は精神的報酬になる

 37 メンバーの「一体感」をいかに生み出すか
   人は相手に一体感を抱くと目標が重なる

 38 「1人」は「みんな」のために
   「オレが、オレが」から「わたしも、みんなも」へ

 39 「全員参加経営」を実現する
   能力を最大限発揮させる状況に置く

 40 「奉仕型リーダー」が全員の力を引き出す
   リーダーはサポートに回り、結果責任を負う