壁はきっと越えられる

壁はきっと越えられる
夢をかなえる晩成力

才能がなくても、遅咲きでも、勝てる方法はあります!

三回転・三回転の連続ジャンプを飛べるようになったのは26歳のとき。
この年齢で飛べるようになった女子選手はおそらく世界で私くらい。では、なぜ私にそんなことができたのでしょう。

四六 判( 160 頁)
ISBN: 9784833420990

2014年09月01日発売 / 1,430円(税込)

[著]鈴木明子

愛知県豊橋市出身。1985年生まれ。161センチ。東北福祉大学卒。
6歳からスケートをはじめ、15歳で全日本選手権4位となり注目を集める。
10代後半は体調を崩し、大会に出られない時期もあったが、2004年に見事復帰。2006~2007年ユニバーシアード冬季大会で優勝。2009~2010グランプリシリーズ(中国)初優勝。世界のトップ選手の仲間入りを果たす。同年グランプリファイナルでは3位、全日本選手権では2位となり、念願のバンクーバーオリンピックの代表の座を勝ち取った。バンクーバーオリンピックでは8位入賞。多くの感動を生んだ。
2012年世界選手権では銅メダル。27歳で世界選手権メダル獲得は日本最年長。同年の世界選手権では日本チームを引っ張り優勝。ソチオリンピック代表選考を兼ねた2013~2014年全日本選手権では、会心の演技で13回目にして初優勝。2度目のオリンピックの切符をつかむ。ソチオリンピックで初めて正式種目となった団体ではキャプテンを務め5位入賞。個人戦では2大会連続の8位入賞となった。

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目次

はじめに

第1章 遠回りという素晴らしい生き方

早熟型と晩成型
乗り越える喜びを知らない早熟型の不幸
努力の習慣が身についていない早熟型は案外もろい
自分は晩成型と認めるには勇気が要る
誰にも遠回りとは言わせない

第2章 好きなことをやりましょう

大事なのは才能より好きかどうか
スケートがいちばん好きだった
やってみなければ好きかどうかわからない
やるときは全力で取り組む
自分を知ろう
ときにはアドバイスに耳を傾けてみる

第3章 壁はこうすれば越えられる

練習は裏切らない
必要な努力の量を見極めるのは難しい
どこで可能性に見切りをつけるか
環境を変えてみる
目標には覚悟が必要
トップ選手に共通な「素直さ」
ときには戻ることも有効
私のスランプ脱出法

第4章 本番で力を発揮するには

練習で120点とれなければ本番で100点は無理
絶好調は危険
ミスを引きずらないコツ
自分のためより誰かのためのほうが力が出る

第5章 私が尊敬する遅咲きの人たち

圧倒的な存在感~市村正親さん
真っ直ぐな人~葛西紀明さん
少年の心を持った人たち~古澤巌さん、cobaさん、東儀秀樹さん

おわりに