THINKERS50 リーダーシップ

THINKERS50 リーダーシップ
最高の知性に学ぶ実践的リーダーシップ論

SOLDOUT

本質をこの一冊で[Thinkers 50]シリーズ

多様化し、進化し続ける、リーダーのあり方かつてリーダーシップは軍や政界の指導者など、少数の人々に限られたものだった。

しかし、いまではリーダーシップは一般に広がり、わたしたちの日々の生活にかかわるものとなっている。それに伴い、リーダーに必要な能力も幅広くとらえられるようになった。
本書は、リーダーシップの実践者と研究者の知見をもとに基本と最新の研究について理解してもらうことを目指すものである。

四六 判( 272 頁)
ISBN: 9784833421096

2014年11月28日発売 / 1,650円(税込)

[著]スチュアート・クレイナー + デス・ディアラブ(Stuart Crainer + Des Dearlove)

スチュアート・クレイナーとデス・ディアラブはマドリード(スペイン)にあるIEビジネス・スクールの非常勤教授として、ビジネス思想の創造と普及に努めている。ビジネス思想家の世界ランキングThinkers50(http://www.thinkers50.com/)の発案者でもあり、この分野の功績により、マネジメント・トゥデイ誌から「卓越した目利き」の称号を与えられた。
2人はジャーナリスト、評論家としても活躍し、20年以上にわたってインタビュー相手に鋭い問いを投げかけてきた。近年は、リーダーの参謀役として、巧みな問いを捻り出したり、人材と接して解決策を伝える最善の方法を探したりするための力添えをしている。イギリス政府が2009年に実施した従業員の熱意に関する調査にアドバイザーとして加わったほか、ロンドン・ビジネス・スクール、マネジメント・イノベーション研究所の準会員を務める。スワロフスキー、アブダビ経済開発庁、富士通、ハイドリック&ストラグルズなどを顧客に持つ。タイムズ紙のコラムニスト、アメリカのストラテジー+ビジネス誌の編集協力者を務めるほか、ベストセラーとなった『フィナンシャル・タイムズ・ハンドブック・オブ・マネジメント』(未訳)の編纂に当たった。共著にThe Management Century(邦訳『マネジメントの世紀』東洋経済新報社)、Gravy Training、The Future of Leadership、Generation Entrepreneur(いずれも未訳)があり、20以上の言語に翻訳されている。
スチュアート・クレイナーはビジネス・ストラテジー・レビュー誌の編集長の任にあり、パーソネル・トゥデイ(http://www.personneltoday.com/)からは「イギリスの人材マネジメントにきわめて大きな影響力を誇る人物」と評されている。デス・ディアラブはオックスフォード大学サイード・ビジネス・スクールのアソシエイト・フェローを務め、単著にリチャード・ブランソンのリーダーシップをテーマとしたベストセラー、Business the Richard Branson Way(邦訳『リチャード・ブランソン 勝者の法則』PHP研究所)がある。
クレイナーとディアラブはオックスフォード大学サイード・ビジネス・スクールのオックスフォード戦略リーダーシップ・プログラム、コロンビア大学ビジネス・スクール(ニューヨーク)、ダートマス大学タック・ビジネス・スクール(ニューハンプシャー)、IMD(スイス・ローザンヌ)、ロンドン・ビジネス・スクールほか、世界各地でMBA(経営学修士)課程の学生や経営幹部を対象とした講義やセミナーを行っている。

[訳]東方雅美(Masami Toho)

慶應義塾大学法学部卒業。米バブソン大学経営大学院修士課程修了(MBA)。出版社や経営大学院の出版部門を経て翻訳者として独立。主な翻訳書に『シリアル・イノベーター』(プレジデント社)、『IMF─世界経済最高司令部20カ月の苦闘』(楽工社)、『脱「コモディティ化」の競争戦略』(中央経済社)、『世界一大きな問題のシンプルな解き方』(英治出版)などがある。
――Thinkers 50について
マネジメント思想家の世界ランキングの決定版ともいえるThinkers 50は、マネジメント思想を調査、ランク付けしたうえで世の中に広く紹介する取り組みである。発案者のスチュアート・クレイナーとデス・ディアラブはビジネス・ジャーナリストとしての活動を通じて、一流のマネジメント思想家を対象とした独自ランキングの必要性に気づき、2001年以降、隔年でThinkers 50を発表するようになった。
2011年には複数のランキング部門を新設したうえで、「マネジメント思想のアカデミー賞」と銘打って初のThinkers 50サミットを開催した。2011年に首位に輝いたのはハーバード・ビジネス・スクールのクレイトン・クリステンセン教授。歴代の第1位は、ピーター・ドラッカー(2001年、2003年)、マイケル・ポーター(2005年)、C.K.プラハラード(2007年、2009年)である。
ランキングはThinkers 50のウェブサイト上での投票と、スチュアート・クレイナー、デス・ディアラブほかアドバイザー陣の意見をもとに決定される。評価基準は以下の10項目である。
1.思想の独創性
2.思想の実用性
3.発表のしかた
4.文章
5.信奉者の忠誠度
6.ビジネスセンス
7.国際的視野
8.調査の厳密さ
9.思想の影響力
10.人々を鼓舞する力

目次はこちら(クリックで開きます)

目次

はじめに

第1章 リーダーシップ研究の変遷

古代から現代へ/先天的か後天的か/リーダーシップは状況によって変化する/リーダーシップを比較して考える/変化を推進するリーダー/リーダーシップ改革/発展し続けるリーダーシップ研究

第2章 クルーシブルがリーダーをつくる

クルーシブルの経験─ウォレン・ベニスとの対話/クルーシブルのあと/リーダーの共通点/リーダーになるための学び/他者とともにリードする/重要な学びを得る時/新世代と旧世代のリーダーを比較する

第3章 レベル5リーダーシップ

リーダーに求められる謙虚さ――C・K・プラハラードとの対話/飛躍の法則/混沌の中でリードする/リーダーシップのレベル─ジム・コリンズとの対話

第4章 自分らしいリーダーシップ

リーダーへの旅路/真の自分らしさ/賢明な選択肢―─ロバート・ゴーフィーとガレス・ジョーンズとの対話/リーダーの頭の中―─エリザベス・メロンとの対話

第5章 カリスマと影

救世主とCEO―─ラケシュ・クラナとの対話/暗闇を歩く/名経営者の失敗―─シドニー・フィンケルシュタインとの対話

第6章 フォロワーシップ

上司のマネジメント/フォロワーについての研究/フォロワーの五分類―─バーバラ・ケラーマンとの対話/フォロワーシップからコラボレーションへ/リーダーシップ2・0―─ゲーリー・ハメルとの対話

第7章 トータル・リーダーシップ

街の片隅でもリーダーとなる―─スチュワート・フリードマンとの対話

第8章 現場で活用できるリーダーシップ

現場でのリーダーシップ/ティッピング・ポイント・リーダーシップ/一般社員からリーダーへ/目標─啓発─実現/前向き思考─―マーシャル・ゴールドスミスとの対話/リーダーシップの暗号を解読する─ケイト・スウィートマンとの対話/リーダーシップはシンプルなものである


謝辞

原注

Thinkers50について