新装版 運命を創る

新装版 運命を創る

政財官界の指南役が記した「最高の教養書」

四六 判( 248 頁)
ISBN: 9784833421256

2015年04月01日発売 / 1,870円(税込)

[著]安岡正篤(やすおか・まさひろ)
明治31年(1898)、大阪市生まれ。大阪府立四條畷中学、第一高等学校を経て、大正11年、東京帝国大学法学部政治学科卒業。東洋政治哲学・人物学の権威。既に二十代後半から陽明学者として政財界、陸海軍関係者に広く知られ、昭和2年に(財)金鶏学院、同6年に日本農士学校を創立、東洋思想の研究と後進の育成に従事。戦後、昭和24年に師友会を設立、政財界リーダーの啓発・教化につとめ歴代首相より諮問を受く。58年12月逝去。
〈主要著書〉 「支那思想及び人物講話」(大正10年)、「王陽明研究」(同11)、「日本精神の研究」(同13)、「東洋倫理概論」「東洋政治哲学」「童心残筆」「漢詩読本」「経世瑣言」「世界の旅」「老荘思想」「政治家と実践哲学」「新編百朝集」「易学入門」
〈講義・講演録〉 「朝の論語」「活学1~3」「東洋思想十講」「三国志と人間学」「運命を創る」「運命を開く」ほか。

目次はこちら(クリックで開きます)

目次

組織盛衰の原理

近代中国にみる興亡の原理

中国興亡史ほど面白いものはない
王永江──旧満洲の諸葛孔明
湯恩伯将軍
窮すれば通ず

明治・大正・昭和三代の盛衰

思考の三原則
明治維新を成功させた3つの力
「人間教育」を忘れた明治の失敗
人間学の欠如が招いた満洲事変
アメリカの占領政策――3R、5D、3S政策

兵書に学ぶリーダーの心得――孫子・呉子・六韜三略より

中ソが真剣に研究する『孫子』

東洋思想と人間学

「万世ノ為ニ太平ヲ開ク」――終戦の詔勅秘話

「時運」と「義命」
六然――得意澹然、失意泰然
六中観――壺中天あり、意中人あり

人生の五計――人生観の学問

見識と胆識

人間学・人生学の書

運命を創る

運命を創る――若朽老朽を防ぐ道

酒の飲み方で人を見る――三菱流人物鑑定法
「運命」は「動いてやまざるもの」
『陰隲録』――袁了凡の教え
いつまでも「えび」の如く脱皮せよ
なぜ「足る」なのか
「眉毛を吝まず」の意味
専門外、異分野の友人を大切に
人生の一原則「六中観」
人格的・人間的定年


次代を作る人々のために

卒業は始業(Commence)
個々人が主体性を失えば組織も崩壊する
主体性を回復するための十八箇条
人に嫌われぬための五箇条
八観法――ダイナミックな人物観察法
六験法――感情を刺激して人を観察する法


若さを失わず大成する秘訣

自己の殻、仕事の殻、会社の殻
心に一処に対すれば、事として通ぜざるなし
専門家ほど“居眠って”いる
人間修養の書

「気力」を培う養生訓

敏忙人の身心摂養法

精神を溌剌とさせる3つの心がけ
病気をひき起こす10の因縁
静坐の効用
医食同源――食物は薬である
記憶力、頭脳力を増進させる食物

憤怒と毒気


解説  瓠堂忌世話人会