人生に、引退なし

人生に、引退なし
65歳で140キロのストレートに挑む「肉体」と「心」の整え方

65歳で140キロのストレートに挑む「肉体」と「心」の整え方

四六 判( 224 頁)
ISBN: 9784833421386

2015年08月10日発売 / 1,540円(税込)

[著]村田兆治(むらた・ちょうじ)

1949(昭和24)年、広島県生まれ。67年のドラフトで、東京オリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)にドラフト1位で指名され入団。速球を武器にロッテのエースとして活躍、現役23年間で通算215勝を挙げる。全身を使って投げる独特なフォームは「まさかり投法」と呼ばれた。その後、右ヒジを痛め手術を行うも、約3年のリハビリを経て完全復活。登板日が日曜日になることが多く、「サンデー兆治」として話題をさらった。最多勝、最優秀防御率、奪三振王など数々のタイトルを取得後、90年2桁勝利を最後に40歳で現役引退。
その後は、離島の子どもたちへの少年野球教室をライフワークに、延べ100回以上訪問している。2005年、野球殿堂入り。13年、千葉ロッテマリーンズ対北海道日本ハムファイターズ戦で始球式に登板し、63歳にして135キロのストレートを記録し話題となった。

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目次

まえがき 現役時代より今が楽しいと言えるように

序章 現役を引退してから続けてきたこと

  • 体が硬くなると心も硬くなる
  • 親の思いがこもった手紙
  • 人に見られる喜び

第1章 まだまだ、現役には負けられない!

  • 筋肉痛になってみませんか
  • 「お前に腕をあげたいんじゃが」
  • スピードガンは万能ではない
  • イチローが、私に言ったひと言
  • 味方のエラーもカバーする「エースの仕事」
  • 投手が、打ち上げ花火を見上げる心理
  • 娘を右腕で抱けなかった理由

第2章 今も、熱くなる、ムキになる

  • 小学生相手でもムキになる
  • 補欠だったS君の思い出
  • 引退した選手同士の飲み会で
  • 球場のビールの味は知らないが
  • 1967年の夏、甲子園
  • 無名の監督のもうひとつの野球人生

第3章 プロフェッショナルの条件

  • 「江夏の21球」の印象と事実
  • 「型」を身につけた投手と、そうでない投手
  • 敬遠をするとき、しないとき
  • 投手の「流し目」には、わけがある
  • 途中から持ち直し、立て直す技術とは

第4章 密やかに、われ177回敗戦す

  • 降板した投手は、ベンチで何を思うか
  • 果たせない夢が、その先の自分をつくる
  • 投手のローテーションを赤丸で自己申告
  • スライド登板で、なぜ負けるのか
  • 密やかに、われ177回敗戦す

第5章 チームの中で自分の役割を果たせているか

  • 9つの風景と一流選手の視点
  • 応援も時代とともに変わりゆく
  • 自分を冷静に判断する技術
  • 「犬のしょんべん」も「魅せるプレー」
  • 犬のスピードで「生き急ぐ」選手たち

終章 逆境から、どう這い上がるか

  • 好不調は「人の常」だが
  • 「ハンディの神様」が降りてくる日
  • 女房より優しい女房役
  • 自分を高めるライバル、いますか?

あとがき