リソース・レボリューションの衝撃

リソース・レボリューションの衝撃
100年に1度のビジネスチャンス

マッキンゼーの最新レポートが描く資源・エネルギー業界の産業革命。
とてつもないビジネスチャンス到来!

四六 判( 360 頁)
ISBN: 9784833421430

2015年08月31日発売 / 1,980円(税込)

[著]ステファン・ヘック(STEFAN HECK)
スタンフォード大学プレコート・エネルギー研究所コンサルティングプロフェッサー。専門は資源経済学。マッキンゼー・アンド・カンパニーの半導体部門のリーダーを務め、ウェブデザイン会社を創業。その後、同社にてクリーンテック・サステナビリティ・トランスフォーメーション事業を立ち上げる。スタンフォード大学卒業。カリフォルニア大学サンディエゴ校で認知科学のPh.D.取得。

[著]マット・ロジャーズ(MATT ROGERS)
マッキンゼー・アンド・カンパニー、サンフランシスコオフィスディレクター。アメリカのマッキンゼーで重工業と石油ガス部門を率いる。2009~2010年、アメリカエネルギー省アドバイザーとして、アメリカ復興再投資法施行を支援。プリンストン大学卒業。イエール大学ビジネススクールでMBA取得。

[訳]関 美和(MIWA SEKI)
主な翻訳書に『シナリオ・プランニング』(英治出版)、『なぜハーバード・ビジネス・スクールでは営業を教えないのか?』(プレジデント社)、『MAKERS』『ゼロ・トゥ・ワン』(NHK 出版)、『ジョナサン・アイブ』(日経BP社)など。慶應義塾大学卒業。ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得。

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目次

はじめに

【CHAPTER 1】100年に1度のビジネスチャンス

第一次産業革命――蒸気が人力に代わる
第二次産業革命――都市のインフラ網
新しい資源の危機と機会
第三次産業革命――リソース・レボリューション

【CHAPTER 2】石油の掘削はジョイスティックで

シェールガス掘削技術のブレークスルー
アメリカが世界一の産油国に
成功の鍵を握る技術はすでに存在している
行動経済学にヒントを得た節電ビジネス
視覚化、最適化、省力化

【CHAPTER 3】10倍の資源効率で自動車業界が激変

自動車「所有」のモデルは前世紀の遺物
Uberだけじゃないカーシェアビジネスの革命児たち
衝突防止テクノロジーで修理や新車の需要が減る
集団自動走行で燃費3~4割アップ
イーロン・マスクが自動車の概念を変えた
リソース・レボリューション5つの基本原則

【CHAPTER 4】建設業界という巨大フロンティア

オフィスの内装コストを半減させたソフトウェア
オブジェクト指向プログラミングが教えてくれたこと
世界一高いビルも90日で組み立てる
互換性部品の元祖はベネチアの造船所
ソフトウェア、ソフトウェア、ソフトウェア

【CHAPTER 5】モノのインターネットとスマートグリッド

通常利用されている電力は送配電能力のわずか2~4割
広域連携を可能にするシステムインテグレーション
エレベーターも工場も製鉄所も
「イノベーションのジレンマ」を超えて

【CHAPTER 6】タイミングがすべて

新製品は既存品より50~80パーセント優れていなくてはならない
しきい値を超える
白熱電球からLEDへの道のり
LEDを取りつけるための人手は「ゼロ」

【CHAPTER 7】太陽光発電の教訓

巨大でなければ意味がない
消費者のマインドセットを変える
「キャズム」を越えろ
エコシステムに入り込め
熱心な変革リーダー

【CHAPTER 8】ネットワーク組織とソフトウェア人材

ネットワーク組織を築く
オペレーティング・システムの開発
遠く離れた場所に人材を探す
配送ドライバーが先端のアナリティクスを使う時代
フリーランス革命

【CHAPTER 9】革命を担う12のビジネスアイデア


おわりに

 リソース・レボリューションのインパクト
 企業の課題
 政府への影響
 NGOへの影響
 投資家へのメッセージ
 市民として、消費者として、親として

謝辞

原注

参考文献

写真・図版クレジット