オフィスはもっと楽しくなる

オフィスはもっと楽しくなる
はたらき方と空間の多様性

職場を見る眼が、きっと変わるだろう。

オフィスに関する総合科学の本。
学問的にしっかりしていて、平易で読みやすい。生真面目でやわらかい追及の姿勢に、瞠目させられる。オフィスの環境を創るのは、人間の温もり。

A5 判( 224 頁)
ISBN: 9784833421447

2015年08月31日発売 / 1,760円(税込)

[著]花田愛(はなだ・あい)

岡村製作所オフィス研究所研究員。オフィスや病院、公共空間のデザインを経て現職。専門は芸術工学。現在は、あたらしい学びとそのための学習空間など、コミュニケーションと環境に関する研究に従事。

[著]森田舞(もりた・まい)

岡村製作所オフィス研究所研究員。オフィス製品の企画開発を経て現職。専門は建築計画学。博士(工学)、一級建築士。現在は、教育施設を中心として、よりよい空間・環境のあり方に関する調査・研究に従事。

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目次

はじめに

Chapter 1 think DIVERSITY
1人1人に合わせて“はたらき方”を変えてみよう

01 豊かな暮らしをつくる柔軟なはたらき方
02 通勤時間がワーク・ライフ・バランスを左右する!?
03 場所を変えてはたらいてみよう
04 ここちよいシェアワークのためにできること
05 上司と部下の関係を良好にするコツ
06 もっとあたりまえになってほしいイクメンやイクボス
07 内向型も外向型もみんなが活躍できる場を
08 望み通りの席ではたらくとやる気が出る!?
09 ユニバーサルデザインを次なるステージへ
10 “ワーク・ダイバーシティ”を実現していくために

Chapter 2 think COMMUNICATION
みんなのちょうどよい“距離感”をつくろう

11 つながりを深めるための3つのステップ
12 仲良く使えるテーブルのかたちを考えてみよう
13 5人グループのちょうどよい距離感とは?
14 パネルの高さとデスクのかたちを味方にしよう
15 会話の秘密を守るマスキングのしくみ
16 “トイレット・コミュニケーション”をはじめよう
17 ひと手間加えると出会いが孵化(ふか)する
18 正面で向き合うと会話が多くはじまる
19 オフィスにカフェをつくる際のちょっといい話
20 行動観察で見える私たちの未来のはたらき方

Chapter 3 think CREATIVITY
よりよいアイデアを生む“創造性”を高めよう

21 アイデアがひらめきやすい場所はどこ?
22 効果的な色彩ではたらく場をより快適にする
23 “かわいい”が集中力を高める!?
24 人それぞれに合わせて集中の環境を整えよう
25 身近な発想法“ブレスト”を成功させるコツ
26 笑って楽しくはたらくと創造性もアップする
27 創造性を発揮できそうな空間とは?
28 伝えるためのツールは空間の使い方に配慮する
29 あなどれない“かたち”があたえる人への影響
30 身体を動かすと創造的になれるってほんと!?

Chapter 4 think HOSPITALITY
十分な力を出すための“健やかさ”を整えよう

31 はたらくときに意識したい“健やかさ”のこと
32 仕事のしやすさとここちよさを兼ねる照明は?
33 リフレッシュペースのつくり方
34 きちんと休むための場づくりのポイント
35 離れるからこそできる先生の気分転換
36 “ヒヤリ・ハット”を減らして事故を予防しよう
37 コーポレートカラーを使うと会社に愛着が持てる!?
38 目的地へスムーズにたどり着くための道しるべ
39 はたらく窓辺のオアシスで健やかさを高めよう
40 作業姿勢に適したいすを選ぶためのツボ
41 いいことずくめ! 立ち作業を取り入れよう
42 オフィスで植物を育てるときの効果と癒やし

Chapter 5 think LEARNING
未来のためにもう一度“学び”を考えよう

43 アクティブな学びに必要な環境を整えよう
44 教室のレイアウトをもっと自由に変えていこう
45 あたらしい学びのかたち“どこでもスタディ”
46 馬が伝える家具のストーリー
47 便利になった図書館が地域の拠点に
48 廃校となった校舎をはたらく場に活用しよう

おわりに
参考文献/図表出典
著者紹介