[図解]今すぐ使える!孫子の兵法

[図解]今すぐ使える!孫子の兵法

人間関係がうまくいかないとき、仕事に行き詰まったとき――人生の指針は世界最高峰の兵法書にあり

◆「努力が必要なくなる」ための方法を考える
◆勝てる見込みがなければ逃げることに専念せよ
◆ゴールは1つでも、ルートは無限大と考える
◆ダラダラと同じやり方を続けない
◆他人に学び、つねに自分を変化させる
◆“知ったつもり”を捨てれば人はついてくる
◆大きいことが正しいという思い込みは捨てる

A4変型 判( 96 頁)
ISBN: 9784833421553

2015年11月16日発売 / 880円(税込)

[著]鈴木博毅(すずき・ひろき)

1972年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒。ビジネス戦略、組織論、マーケティングコンサルタント。MPS Consulting代表。貿易商社にてカナダ・豪州の資源輸入業務に従事。その後国内コンサルティング会社に勤務し、2001年に独立。戦略論や企業史を分析し、新たなイノベーションのヒントを探ることをライフワークとしている。顧問先には顧客満足度ランキングでなみいる大企業を押さえて1位を獲得した企業や、特定業界で国内シェアNo.1の企業など成功事例多数。日本的組織論の名著『失敗の本質』をわかりやすく現代ビジネスマン向けにエッセンス化した『「超」入門 失敗の本質』は、戦略とイノベーションの構造を新たな切り口で学べる書籍として14万部を超えるベストセラーとなる。その他の著作に、『ウェルチ、ガースナー、ベスーンに学ぶ「企業変革」入門』『シャアに学ぶ“逆境”に克つ仕事術』(以上、日本実業出版社)、『戦略の教室』(ダイヤモンド社)、『「空気」を変えて思いどおりに人を動かす方法』(マガジンハウス)、『実践版 孫子の兵法』(プレジデント社)、『この方法で生きのびよ!』(経済界)などがある。

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目次

人生に勝利したいすべての方へ
世界最高峰の兵法書『孫子の兵法』を人生に活かす

第1章 人生で大事なことは『孫子の兵法』がすべて教えてくれる
 ――『孫子』に学ぶ 現代社会のサバイバル術

01 勝てる見込みがなければ逃げることに専念せよ

 ――『孫子』は「不敗」を一番大切なものと言った

02 成功体験ではなく「失敗」に学びを求める

 ――戦いは「敵」を知ることから始まる

03 得るものより、失うものをイメージする

 ――呉王の逸話に学ぶ不安と恐怖の利用法

04 行動の前に、過去の教訓を徹底して学ぶ

 ――準備なしでは勝てる戦も勝てない

05 安心が欲しいときこそ、新しいことに挑戦する

 ――『老子』と『孫子』に学ぶ「急がば回れ」の精神とは?

06 チャンスを確実にモノにする5原則

 ――負けが確定している戦いに挑むことの無意味

07 戦闘シーンを思い描いて徹底的に準備する

 ――『孫子』に学ぶ「勝利の5条件」を整える極意

08 幸運に頼った生き方をしてはならない

 ――勝つことが当たり前になる世界を目指す

09 「努力が必要なくなる」ための方法を考える

 ――「激戦の末、勝つ」がダメな理由を『孫子』に学ぶ

■コラム1■ 孫武とは何者だったのか?

第2章 失敗する要素、負ける要素を徹底して排除する
 ――『孫子』に学ぶ 人生の不安軽減術

10 不測の事態に備え、2の手、3の手を用意しておく

 ――『孫子』の考える「もろい人間」とは?

11 遅刻のリスクがあるなら前泊して事に臨む

 ――『孫子』が説く「もろさ=依存」を排除する5つの方法

12 「たぶん大丈夫」という甘い判断をしない

 ――希望的観測という無謀な賭け

13 人生を成功に導く現代版チェックリスト

 ――『孫子』が説く戦争に勝つ算段の思考モデルとは?

14 理不尽な状況下でも怒りに身を任せない

 ――呉国滅亡に学ぶ「短絡的な怒り」の愚かさ

15 行動の選択肢を増やして重圧を軽くする

 ――『孫子』は、現代人のための「選択肢」の宝庫である

■コラム2■ 『孫子』という書物――読み手の頭脳を鍛える、独特の表現法

第3章 “やり方”は本当に1つなのか熟考する
 ――『孫子』に学ぶ 不敗の人生戦略

16 意図を表に出さず意表をついた行動をとる

 ――第一次世界大戦・ソンムの戦いに学ぶ「間接的アプローチ」

17 壁が高ければ、壁の切れ間を探してみる

 ――長久手の戦いに学ぶ「間接的アプローチ」

18 常に“別のやり方”はないか問い続ける

 ――トワイニング社とアルバレス氏に学ぶ「間接的アプローチ」

19 「話をトコトン聞く」「間接的に褒める」

 ――相手が心開く前に、自分の武器を振り回さない

20 準備に時間をかけ、実行は素早く行う

 ――『孫子』に学ぶ「速さ」の本当の意味

21 周囲の人に警戒心を持たれぬよう注意する

 ――「攻める意図」を隠せば無傷で勝てる

22 嘆く前に今ある資源でできる工夫を考える

 ――勝利の定義を更新すれば、強敵も無力化できる

23 “もう一歩”踏み込んで本質を見抜く

 ――『孫子』の戦略論に見出すマーケティングの極意

24 ゴールは1つでも、ルートは無限大と考える

 ――狭くなりがちな視野を広げてくれる孫子の戦略論

■コラム3■ 『孫子』を創造的にマスターする、「定石」と「原則」

第4章 「今は何をする時間なのか」を見極め、実行する
 ――『孫子』に学ぶ 時間活用の極意

25 時間の価値はその時々で変わる

 ――時間の価値が高いときを見抜く『孫子』の時間術とは?

26 機会がないときには、機会に備えよ

 ――価値の低い時間にこそ、勝者はつくられる

27 事を起こすときは主導権を握ることに注力する

 ――主導権を握られた後に勝負に出ることの無意味

28 決着は短期決戦でつける!

 ――「待ち」の時間の過ごし方で勝敗の行方は決まる

29 ダラダラと同じやり方を続けない

 ――『孫子』に学ぶ時間の経過を味方につける方法

30 他人に学び、つねに自分を変化させる

 ――時を味方にするには、水のように不定形であれ

■コラム4■ 孫武がどうしても伝えたかったこと――「生き残れ!」

第5章 個人の能力ではなく、人間同士の結束力に目をむけよ
 ――『孫子』に学ぶ 不敗のリーダーシップ

31 “知ったつもり”を捨てれば人はついてくる

 ――『孫子』が説く、リーダーが果たすべき役割

32 トップは7つの視点で勝敗を判断すべし

 ――トップが備えるべき「広い視野」と「人材育成の軸」

33 達成可能な目標とその越え方を明示する

 ――「勝てる戦場」へ導き、部下の「死力」を引き出す

34 結果ではなく、経験の蓄積で人は成長する

 ――『孫子』に学ぶ、組織を強くする「正しい修羅場」

35 大きいことが正しいという思い込みは捨てる

 ――大は小を兼ねない。勝利のための『孫子』の組織論

36 役割を明確にして部下の集中力を高める

 ――大軍を率いる、シンプルかつ明確な采配

37 任せると決めたら、退路を断って自由に行動させる

 ――型にはまった管理職に「管理」はできない

38 「あいつは使えない」が口グセになっていないか

 ――『孫子』に学ぶ、人が自然と動き出す3つの舞台

39 個人より組織の力をどう高めるかを考える

 ――「秩序」「勢い」「強者になれる態勢」。すべて揃った組織のつくり方

40 過大な自己評価から脱却して勝利をつかむ

 ――大きな勝利の90%はあなた以外の要素で決まる