[著]アリー・コンディ(Ally Condie)
米国ユタ州生まれ。ブリガム・ヤング大学卒業後、英語教師として数年間、教鞭をとる。教師の職を辞したのち、本格的に創作活動をはじめる。現在、夫と4人の子供とともに、ユタ州のソルトレイクシティ郊外で暮らしている。2010年、“MATCHED”(『カッシアの物語』、小社刊)でメジャー・デビュー。高い評価をうけ、「パブリッシャーズ・ウィークリー」の<2010年のベスト児童書賞>、米国ヤングアダルト図書館サービス協会の<2011若い読者のためのベスト・フィクション賞>などを受賞。つづく“CROSSED”(『カッシアの物語2』、小社刊)、“REACHED”(本書)の3部作はベストセラーに。他の著書に“ATLANTIA”(2014)などがある。
[著]高橋啓(たかはし・けい)
1953年北海道生まれ。早稲田大学文学部卒。翻訳家。訳書に、パスカル・キニャール『アマリアの別荘』(青土社)、フィリップ・クローデル『リンさんの小さな子』(みすず書房)、クリスティーヌ・アリソン編『365日のベッドタイム・ストーリー』、ユベール・リーヴズ『地球(ほし)の授業』(以上、飛鳥新社)、フランソワ・ルロール『幸福はどこにある』(NHK出版)、ローラン・ビネ『HHhH――プラハ、1942年』、エドゥアール・ルイ『エディに別れを告げて』(以上、東京創元社)など多数。仏文と英文、両方の分野で活躍。
[著]飛石千尋(とびいし・ちひろ)
1973年島根県生まれ。出版社勤務を経てフリーランスに。翻訳のほか、旅行、ライフスタイル、手芸などのライターとして活動中。訳書にロッタ・ヤンスドッター『ロッタさんと作る赤ちゃんのふだん小物』(実業之日本社)がある。クリストファー・ヒーリー“The Hero's Guide to Saving Your Kingdom”の邦訳版を、ホーム社より刊行予定。旅行や絵本、ウサギが好き。
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第1部 パイロット
- 01.ウェルカム・デー
- 02.赤い錠剤
- 03.エア・シップ
- 04.蜂起の始まり
- 05.古文書保管人
- 06.ソサエティの賛歌
- 07.反乱のさなかで
- 08.失われたもの
第2部 詩人
- 09.治療薬
- 10.言葉と歌
- 11.メッセージ
- 12.小さな中庭
- 13.緑の羽根の小鳥
第3部 医療管理士
- 14.突然変異
- 15.ギャラリーで
- 16.オーリア州へ
- 17.取引の代価
- 18.背中のあざ
第4部 疫病
- 19.石の村々
- 20.湖に向かって
- 21.百の絵
- 22.思いがけぬ再会
- 23.感染
第5部 囚人のジレンマ
- 24.エンドストーン
- 25.始まりの色
- 26.カッシアの詩
- 27.オカーとの出会い
- 28.仕分け係
- 29.呼吸
- 30.原因
- 31.アンナ
- 32.声
- 33.記憶の断片
- 34.研究室で
- 35.マシュー
- 36.あの岸辺に
- 37.セルリアン・ウイルス
- 38.最初の死者
- 39.海の中で
- 40.投票
- 41.破棄
- 42.雨
- 43.窮地
- 44.深淵にて
- 45.発見
- 46.望みを託して
- 47.信頼
- 48.浮上
- 49.試練
- 50.弁護
- 51.覚悟
- 52.目覚め
- 53.探索
- 54.解き明かされた謎
- 55.臨床試験
- 56.赤い庭の日
- 57.風に揺れる花
- 58.距離
- 59.名前
- 60.選択
- 61.別れ
- 62.寄り添う心
- 63.届いたもの
訳者あとがき