大前研一 日本企業のグローバル戦略入門

大前研一 日本企業のグローバル戦略入門

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グローバル化を進める最大のカギは人材にある。

企業のトップや参謀がいま本当に知っておかなければならないこと、今後必要になるであろう情報などは、
現在第一線で活躍している人たちから学ぶのがいちばん確実です。
そこで、テーマを決め、そのテーマに関する第一人者を招いて講義とディスカッションを、定期的に行うことにしました。
それが「BBT ×プレジデント」エグゼクティブセミナーであり、その内容をまとめたのが本書です。

四六 判( 168 頁)
ISBN: 9784833421744

2016年06月28日発売 / 1,650円(税込)

[編著]大前研一(おおまえ・けんいち)
早稲田大学卒業後、東京工業大学で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得。日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、現在(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長、ビジネス・ブレークスルー大学学長。著書は、『「0から1」の発想術』『低欲望社会「大志なき時代」の新・国富論』(共に小学館)『日本の論点』シリーズ(小社刊)など多数ある。
「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。マッキンゼー時代にはウォール・ストリート・ジャーナル紙のコントリビューティング・エディターとして、また、ハーバード・ビジネスレビュー誌では経済のボーダレス化に伴う企業の国際化の問題、都市の発展を中心として拡がっていく新しい地域国家の概念などについて継続的に論文を発表していた。
この功績により1987年にイタリア大統領よりピオマンズ賞を、1995年にはアメリカのノートルダム大学で名誉法学博士号を授与された。
英国エコノミスト誌は、現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカー(故人)やトム・ピータースが、アジアには大前研一がいるが、ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない、と書いた。
同誌の1993年グールー特集では世界のグールー17人の一人に、また1994年の特集では5人の中の一人として選ばれている。2005年の「Thinkers50」でも、アジア人として唯一、トップに名を連ねている。2005年、「The Next Global Stage」がWharton School Publishingから出版される。本著は、発売当初から評判をよび、既に13カ国語以上の国で翻訳され、ベストセラーとなっている。経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。

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目次

はじめに


第1章 現代の日本企業のグローバル戦略 大前研一

日本と世界を区別しなかったホンダ

グローバル化しやすいアメリカ企業

新興国のグローバル企業と組む方法もある

日本企業がM&Aに失敗する理由

グローバル化のショートカットが可能になった

世界の各地域における日本企業の進出状況

ヨーロッパ、韓国、中国、インドの海外進出状況

グローバル化が進まない日本企業が抱える問題点

グローバル化~日本と欧米企業の差

日本が参考にするべきはスイス

スウェーデンのグローバル企業

イケアとH&M

領域を絞るドイツの中小企業

世界の時計メーカーにみるグローバル化

ハイテク企業のグローバル化

コモディティ企業~コカ・コーラのグローバル化と課題

華僑や印僑のネットワークを活用する

アジア諸国のグローバル企業

日本企業はグローバル人材の不足が最大の課題

アマゾンがひとり勝ちしている理由

インド最大の輸出品は人材

人口ボーナスのある国を狙え

海外進出は他企業との提携もありうる

日本企業がグローバル化で成功するための必要条件

グローバリゼーションにおける留意点

【質疑応答】


第2章 LIXILのグローバル戦略 藤森義明

GEで学んだ経営とリーダーシップ

なぜ「五社の統合」が必要か

売上の海外比率を高める

失敗から学ぶ

グローバル経営体制へのトランスフォーメーション

グローバル化に不可欠な企業文化の改革

世界共通のコアバリューをつくる

チャンスを与えよ

【質疑応答】


第3章 世界のどこにビジネスチャンスがあるのか 椿進

今後約35年で世界のGDPは約3倍になる

2050年までに日本に起こること

「時代換算マップ」で海外戦略を立てる

グローバル化戦略5つの切り口

1 都市の進化

2 産業シフト

3 人のシフト/移動

4 新興国財閥

5 最後の成長大陸 アフリカ

新興国での成功のポイント

【質疑応答】