[著]橋谷能理子(はしたに・のりこ)
1961年香川県生まれ。東京女子大学文理学部英米文学科卒。大学卒業後、アナウンサーとしてテレビ静岡に入社。1年半後、テレビ静岡を退社しテレビ朝日「ニュースステーション」のキャスターになる。その後、株式会社三桂に所属し、フリーランスとしてテレビ、ラジオ、コミュニケーションセミナー講師、雑誌連載など幅広く活躍中。2006年には日本語教師の資格を取得し日本語教師としても働く。現在はTBS系列「サンデーモーニング」などに出演中。本書が自身初の著書となる。
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まえがき
第1章 キャスター歴30年の私が思う「伝わる力」が大切な理由
- なぜ「伝わる力」が必要なのか?
- 伝わることと伝えることは違う
- 意識的に取り組むことが大きなはじめの一歩
- 日本人はどんどん伝えることが苦手になっている
- 伝える手段には、どんなものがある?
- 書くことと話すことの違いを意識しよう!
- うまく話すには「瞬間構成力」が欠かせない
- 道のりを伝えるときの二つのコツ
- 客観性を持った伝え方がなぜ重要なの?
- 自分勝手な思い込みが落とし穴になる
- COLUMN1 コミュニケーションはこんなに大事!?
第2章 まずは「聞き上手」になろう!
- 聞き上手が「伝わる力」を持っている理由
- 傾聴によって相手との信頼関係を築くことができる
- SNS全盛期だからこそ必要なもの
- あなたの傾聴を一気に上達させるコツ
- 「ミラーリング」「ペーシング」「バックトラッキング」で親近感を築こう
- 傾聴力は質問やインタビューに大きな影響を与える
- 用意したことしか質問できないのは相手の話を聞いていないから
- 傾聴を磨くためのトレーニング
- COLUMN2 「雑談」で使えるちょっとしたワザ
第3章 「何を話すか」と同じくらい「どう話すか」に大事なことがたくさん詰まっている
- 話す内容だけでなく、話し方にも気を配ろう
- 無駄な動きが良い話を台無しに
- 人が左右される情報は?
- 人前で話している自分を見たことがありますか?
- 視線で相手の心が読めるってホント?
- 非言語的兆候で相手の状態や心理を読む
- 採用面接を大きく左右する?「第一印象の法則」
- あなたの印象をグッと良くする「ピークエンド効果」も意識しよう
- COLUMN3 自己liRは“牛肉ど真ん中弁当”で
第4章 情報整理がうまくなる「要約力」を身につけよう
- 「伝わる力」に要約力が必要な理由とは?
- 大きなカテゴリーから伝えると相手がイメージしやすい
- 要約されたもの(=まとめ)が溢れている時代に意識したいこと
- 多様性が進めば進むほど要約力が問われてくる!
- あなたは全体型?詳細型?
- 相手に合わせた要約を!
- 『桃太郎』を要約して誰かに話してみよう!
- 要約するときのポイント
- ちょっとした報告で使える! 便利な「liREli法」
- liREli法の具体的な使い方
- 複雑な話をきちんと伝える情報整理のスキルを身につけよう
- 「キーワードのピックアップ」と「グルーピング」から始める
- ピラミッド構造を使ってみよう!
- 日常の中で要約力・情報整理力を高める方法
- Column4 伝えるヒントが詰まった「サンデーモーニング」
第5章 説得力が格段に上がる「ボキャブラリー」を強化しよう
- あなたは日本語が達者だと胸を張って言えますか?
- 自分のボキャブラリー数を意識する
- ボキャブラリーは生み出すものではなく真似をするもの・盗むもの
- TliOをわきまえて言葉を使わないと仕事に大きな支障が出る!
- お勧め!ボキャブラリーを増やす3つの方法
- ブログを続けると語彙力や表現力が上がる
- 最短で伝わる道筋が見えてくる「表象システム」ってどんなもの?
- 表象システムはあらゆる人間関係をスムーズにする
- COLUMN5 “伝わる力”は恋活にもなる
第6章 交渉や駆け引きが上達するNLli心理学とは?
- NLli心理学を覚えると交渉や駆け引きがうまくなる
- ミルトンモデルとLABプロファイル
- ミルトンモデルは悪用されることもあるので要注意
- ミルトンモデルの「前提」は日常会話でも使われている
- 「前提」を使ってみよう
- ミルトンモデル「前提」の使い方の例
- ミルトンモデルの「否定命令」は広告やCMに溢れている!
- 「否定命令」を使ってみよう
- ミルトンモデル「否定命令」の使い方の例
- 目の前の相手に有効な言葉が見つかるLABプロファイル
- 思考パターンを読み解くうえで大事な3つの要素
- 「価値基準」がわかる質問と利用法
- 「方向性」がわかる質問と回答例
- 3つ目の質問の答えを重視する
- 「判断基準」がわかる質問と回答例
- LABプロファイルができるとセールストークが抜群にうまくなる
- COLUMN6 テレビ・マスコミ関係の仕事で必要なスキルって?
第7章 人を動かすことができる「プレゼンテーション」の極意
- 東京五輪招致のプレゼンにはたくさんのスキルが詰まっていた!
- プレゼンの冒頭は「イエス・セット」を使う
- 相手の感情を揺さぶる「パフォーマンス」のテクニック
- ポイントは3つが最適!
- 相手のバスストップを意識した言葉選びを!
- 繰り返しの言葉をあえて使う
- 言葉のリズムを大切に
- 焦らなくて大丈夫。緊張は味方です!
- 客観的データの引用と個人的なストーリーの効用
第8章 方向性が問われる「ディスカッション」をマスターしよう!
- ディスカッションとディベートの違い
- ディスカッションで求められるもの
- ディスカッションで反論するときのポイント
- ディスカッションを成功させるシックスハット思考法
- タイムキーパーと書記役は必須!
- グループディスカッションでのご法度
- グループディスカッションの流れを確認したら実際に挑戦してみよう!
あとがき
参考文献