伝わる力

伝わる力
90分で変わる! 相手の信頼を勝ち取る

「サンデーモーニング」「ニュースステーション」キャスター歴30年のプロが教えるコミュニケーション術

四六 判( 192 頁)
ISBN: 9784833421973

2016年10月31日発売 / 1,540円(税込)

[著]橋谷能理子(はしたに・のりこ)

1961年香川県生まれ。東京女子大学文理学部英米文学科卒。大学卒業後、アナウンサーとしてテレビ静岡に入社。1年半後、テレビ静岡を退社しテレビ朝日「ニュースステーション」のキャスターになる。その後、株式会社三桂に所属し、フリーランスとしてテレビ、ラジオ、コミュニケーションセミナー講師、雑誌連載など幅広く活躍中。2006年には日本語教師の資格を取得し日本語教師としても働く。現在はTBS系列「サンデーモーニング」などに出演中。本書が自身初の著書となる。

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目次

まえがき

第1章 キャスター歴30年の私が思う「伝わる力」が大切な理由

  •  なぜ「伝わる力」が必要なのか?
  •  伝わることと伝えることは違う
  •  意識的に取り組むことが大きなはじめの一歩
  •  日本人はどんどん伝えることが苦手になっている
  •  伝える手段には、どんなものがある?
  •  書くことと話すことの違いを意識しよう!
  •  うまく話すには「瞬間構成力」が欠かせない
  •  道のりを伝えるときの二つのコツ
  •  客観性を持った伝え方がなぜ重要なの?
  •  自分勝手な思い込みが落とし穴になる
  •  COLUMN1 コミュニケーションはこんなに大事!?

第2章 まずは「聞き上手」になろう!

  •  聞き上手が「伝わる力」を持っている理由
  •  傾聴によって相手との信頼関係を築くことができる
  •  SNS全盛期だからこそ必要なもの
  •  あなたの傾聴を一気に上達させるコツ
  •  「ミラーリング」「ペーシング」「バックトラッキング」で親近感を築こう
  •  傾聴力は質問やインタビューに大きな影響を与える
  •  用意したことしか質問できないのは相手の話を聞いていないから
  •  傾聴を磨くためのトレーニング
  •  COLUMN2 「雑談」で使えるちょっとしたワザ

第3章 「何を話すか」と同じくらい「どう話すか」に大事なことがたくさん詰まっている

  •  話す内容だけでなく、話し方にも気を配ろう
  •  無駄な動きが良い話を台無しに
  •  人が左右される情報は?
  •  人前で話している自分を見たことがありますか?
  •  視線で相手の心が読めるってホント?
  •  非言語的兆候で相手の状態や心理を読む
  •  採用面接を大きく左右する?「第一印象の法則」
  •  あなたの印象をグッと良くする「ピークエンド効果」も意識しよう
  •  COLUMN3 自己liRは“牛肉ど真ん中弁当”で

第4章 情報整理がうまくなる「要約力」を身につけよう

  •  「伝わる力」に要約力が必要な理由とは?
  •  大きなカテゴリーから伝えると相手がイメージしやすい
  •  要約されたもの(=まとめ)が溢れている時代に意識したいこと
  •  多様性が進めば進むほど要約力が問われてくる!
  •  あなたは全体型?詳細型?
  •  相手に合わせた要約を!
  •  『桃太郎』を要約して誰かに話してみよう!
  •  要約するときのポイント
  •  ちょっとした報告で使える! 便利な「liREli法」
  •  liREli法の具体的な使い方
  •  複雑な話をきちんと伝える情報整理のスキルを身につけよう
  •  「キーワードのピックアップ」と「グルーピング」から始める
  •  ピラミッド構造を使ってみよう!
  •  日常の中で要約力・情報整理力を高める方法
  •  Column4 伝えるヒントが詰まった「サンデーモーニング」

第5章 説得力が格段に上がる「ボキャブラリー」を強化しよう

  •  あなたは日本語が達者だと胸を張って言えますか?
  •  自分のボキャブラリー数を意識する
  •  ボキャブラリーは生み出すものではなく真似をするもの・盗むもの
  •  TliOをわきまえて言葉を使わないと仕事に大きな支障が出る!
  •  お勧め!ボキャブラリーを増やす3つの方法
  •  ブログを続けると語彙力や表現力が上がる
  •  最短で伝わる道筋が見えてくる「表象システム」ってどんなもの?
  •  表象システムはあらゆる人間関係をスムーズにする
  •  COLUMN5 “伝わる力”は恋活にもなる

第6章 交渉や駆け引きが上達するNLli心理学とは?

  •  NLli心理学を覚えると交渉や駆け引きがうまくなる
  •  ミルトンモデルとLABプロファイル
  •  ミルトンモデルは悪用されることもあるので要注意
  •  ミルトンモデルの「前提」は日常会話でも使われている
  •  「前提」を使ってみよう
  •  ミルトンモデル「前提」の使い方の例
  •  ミルトンモデルの「否定命令」は広告やCMに溢れている!
  •  「否定命令」を使ってみよう
  •  ミルトンモデル「否定命令」の使い方の例
  •  目の前の相手に有効な言葉が見つかるLABプロファイル
  •  思考パターンを読み解くうえで大事な3つの要素
  •  「価値基準」がわかる質問と利用法
  •  「方向性」がわかる質問と回答例
  •  3つ目の質問の答えを重視する
  •  「判断基準」がわかる質問と回答例
  •  LABプロファイルができるとセールストークが抜群にうまくなる
  •  COLUMN6 テレビ・マスコミ関係の仕事で必要なスキルって?

第7章 人を動かすことができる「プレゼンテーション」の極意

  •  東京五輪招致のプレゼンにはたくさんのスキルが詰まっていた!
  •  プレゼンの冒頭は「イエス・セット」を使う
  •  相手の感情を揺さぶる「パフォーマンス」のテクニック
  •  ポイントは3つが最適!
  •  相手のバスストップを意識した言葉選びを!
  •  繰り返しの言葉をあえて使う
  •  言葉のリズムを大切に
  •  焦らなくて大丈夫。緊張は味方です!
  •  客観的データの引用と個人的なストーリーの効用

第8章 方向性が問われる「ディスカッション」をマスターしよう!

  •  ディスカッションとディベートの違い
  •  ディスカッションで求められるもの
  •  ディスカッションで反論するときのポイント
  •  ディスカッションを成功させるシックスハット思考法
  •  タイムキーパーと書記役は必須!
  •  グループディスカッションでのご法度
  •  グループディスカッションの流れを確認したら実際に挑戦してみよう!

あとがき

参考文献