●ジョージ・コーリーザー George Kohlrieser
スイスにある世界有数のビジネススクール、IMDの教授(リーダーシップと組織行動)。心理学者として、また人質解放の交渉人としての経験を持ち、得られた教訓を生かして、世界の100か国以上のリーダーやグローバル企業を対象に仕事を行ってきた。研究・教育・コンサルティング活動のテーマは、リーダーシップ、チームワーク、変革管理、対話・交渉、コーチング、ワークライフバランス、個人そして職業人としての成長、など。オハイオ州立大学にて博士号取得。彼が2002年に創設し、現在もディレクターを務めるIMDの6日間のHigh Performance Leadership(HPL)プログラムは、2018年9月までに80回を重ね、世界数十カ国の5000人を超えるリーダーが学んできた。本書のほかにHostage at the Table: How Leaders Can Overcome Conflict, Influence Others,and Raise Performanceを著している。
●スーザン・ゴールズワージーSusan Goldsworthy
IMD客員教授(リーダーシップと組織変革)。オリンピック決勝出場経験を持つ元水泳選手。人々とともに、知識を行動に転換させるプロセスに取り組むことに情熱を持つ。経営幹部の自己変革を支援する、IMDのCLEAR(Cultivating Leadership Energy through Awareness and Reflection)プログラムの共同ディレクター。本書の他の共著書に、Choosing Change: How Leaders & Organizations Drive Results One Person at a Timeがある。現在、組織行動論で博士号取得の過程にある。エグゼクティブコーチとしても経験が豊富。
●ダンカン・クーム Duncan Coombe
IMD非常勤教授(組織行動とリーダーシップ)。企業幹部を対象に、リーダーシップ、組織開発、文化と変化のマネジメントなどのテーマについて講義、アドバイスを行う。仕事の中心となるテーマは人間の幸福で、個人、チーム、組織、社会など、あらゆるレベルでこのテーマを追求している。ケースウェスタン・リザーブ大学のウェザーヘッド経営大学院で、組織行動論を研究し、博士課程を修了。IMDではMBA(経営修士号)を取得。プロクター・アンド・ギャンブルとインベステック・アセット・マネジメントでさまざまな事業開発のポジションを経験した。
●IMDについて International Institute for Management Development
スイス・ローザンヌに本拠を置くビジネススクール。経営幹部育成と企業変革支援に特化し、同領域では世界トップクラスの評価を得ている。本書はIMDがスイスやシンガポールで開催するHigh Performance Leadership、日本でPwCコンサルティングと共催するYour Leadership Journeyなどの経営幹部育成プログラムの思想的基盤を成すものである。
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第1章 安全とリスクのパラドックス
第2章 セキュアベース・リーダーの9つの特性
第3章 信用構築サイクル
第4章 社会的感情としての「悲しみ」
第5章 「心の目」で見る練習
第6章 「勝利を目指す」マインドセット
第7章 自分のセキュアベースを強化する
第8章 他者のセキュアベースになる
第9章 「安全基地」としての組織
第10章 人間の顔をした組織をつくる