未来をつくるインターナショナルスクール経営戦略

未来をつくるインターナショナルスクール経営戦略

「国際バカロレア(IB)×EdTech」で切り拓くグローバルリーダーへの道
インターナショナルスクールと国際バカロレア(IB)がこれ一冊ですべてわかる!

『未来をつくる大学経営戦略』『未来をつくる人と組織の経営戦略』に続く、Aoba-BBT代表取締役社長・柴田巌氏の著作第3弾。今回は日本の将来を背負う若年層の人材育成をテーマに、現在話題となっているインターナショナルスクールや国際標準の教育プログラム「国際バカロレア(IB)」にフォーカスします。
GDPや国際競争力が年々衰えている日本の長期衰退トレンドにストップをかけるためには、グローバル人材の育成が急務です。そして従来の学習指導要領に基づく全国一律な教育プログラムではそのような人材の輩出は困難です。近年インターナショナルスクールの設立や国際バカロレア認定を受ける一条校が増加しているのも、そのような危機感の表れと考えられます。
本書は、日本初の100%オンライン大学であるBBT大学・大学院(学長:大前研一)を運営すると同時に、アオバジャパン・インターナショナルスクールの運営も担っている著者が、これからの若年層教育の選択肢として、インターナショナルスクールや国際バカロレア教育についてわかりやすく解説します。
国際教育の必要性、インターナショナルスクールの役割、国際バカロレア(IB)の価値、さらにテクノロジーと教育の未来について深く掘り下げて解説。著者の豊富な経験をもとに、Aoba-BBTが実践する革新的な教育改革を具体例とともに紹介します。
多様性と探究型学習を基盤とした人づくりのアプローチを示すとともに、章末や巻末には、国内外の有識者との対談やインタビューを多数掲載。未来を見据えた教育を模索する教育関係者や保護者にとって必読の一冊です。

四六 判( 256 頁)
ISBN: 9784833425544

2024年12月12日発売 / 2,420円(税込)

[著]柴田 巌(しばた・いわお)
株式会社Aoba-BBT 代表取締役社長
京都大学工学部、同大学院で工学学士・修士を取得。その後、多角的な視野を獲得するために、英国London School of Economicsにて経済学修士、米国Northwestern大学Kellogg Graduate School of ManagementでMBAを取得。京都、ロンドン、シカゴでの生活と学びを通じて、都市、テクノロジー、ビジネス、政治経済地理等の社会科学を横断する独自の視点を磨く。
経営のプロフェッショナルとしては、IT系コンサルティングAndersen Consulting(現アクセンチュア)、経営戦略コンサルティングBooz Allen & Hamilton、大前・アンド・アソシエーツに勤務。1998年5月、日本におけるインターネット時代を見据えてネットスーパーの先駆けである株式会社エブリデイ・ドット・コムを大前研一と共同創業し、代表取締役に就任。その後、民事再生企業の再建(オレンジライフ株式会社)や料理宅配の先駆けとなる株式会社旬工房の経営者として事業を黒字化に導く。
教育界においても、日本の教育に革新をもたらすべく、大前研一が創業した株式会社ビジネス・ブレークスルーの代表取締役社長に2018年就任。同社の大学院教授も歴任。また、2013年からはアオバジャパン・インターナショナルスクールの経営に参画し、日本最大規模の国際バカロレア認定校へ成長。同校以外の複数のインターナショナルスクールの経営に参画し、幼小中高の一貫校を通じて世界標準の教育の国内普及に努める。
草の根レベルの中立的な国際交流を積み上げるために、大使館親善交流協会の理事長を務める。この役職を通じて、各国大使館を対象にした日本語スピーチの機会等を提供し、日本社会や文化の価値を発信し、見つめ直す機会の提供に努めている。
株式会社Aoba-BBTは現在、アオバジャパン・インターナショナルスクールで培った国際教育事業と、若手社会人から経営層に至るまでを対象としたリカレント教育を主軸とする「知のネットワークは人間の能力を無限に伸ばす」というミッションの下、インターナショナルスクール、企業研修、オンライン大学・大学院(MBA)など多様な教育サービスを提供しており、その業績は日々拡大している。著書に『未来をつくる大学経営戦略』『未来をつくる人と組織の経営戦略』(いずれもプレゼント社)がある。

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目次

  • ■第1章 日本の未来を切り拓く国際教育

  •  1 グローバルな視点と国際教育の必要性

  •  2 世界標準の学びを実現するインターナショナルスクール

  • ■第2章 国内外におけるインターナショナルスクールの立ち位置

  •  1 インターナショナルスクールの現在地

  •  2 国内インターナショナルスクールの定義と区分け

  •  インタビュー①:マーク・ランカスター(エプソムカレッジ・マレーシア 代表)
    「エプソムカレッジ・マレーシアの取り組み」

  • ■第3章 次世代型世界標準カリキュラム「国際バカロレア(IB)」

  •  1 国際バカロレア(IB)がめざすところ

  •  2 崇高な理念を体現するカリキュラム

  •  インタビュー②:キャロル・犬飼・ディクソン(日本国際バカロレア教育学会初代会長・筑波大学客員教授)
    「日本における国際教育の普及」

  • ■第4章 Aoba-BBTによる教育改革の取り組み

  •  1 アオバジャパン・インターナショナルスクールのあゆみ

  •  2 IBDPとGLDのハイブリッドカリキュラム

  •  3 国際バカロレア(IB)推進校としてのリーダーシップ

  •  インタビュー③:ケビン・ペイジ(アオバジャパン・インターナショナルスクール アドバイザリーボードメンバー)
    「流動的・グローバルな人材獲得を目指す、国際バカロレア(IB)カリキュラムの原点」

  • ■第5章 テクノロジーの進化と教育の未来

  •  1 教育にテクノロジーを活用する意義

  •  2 教育のオンライン化とその影響

  •  3 オンライン化する教育

  •  4 AIによって広がる教育の可能性

  •  インタビュー④:エドワード・ローレス(Learning & Innovation - Pre-University エグゼクティブディレクター)
    「オンライン/ブレンディッドラーニングへの移行時のポイント」

  •  インタビュー⑤:金丸敏幸(京都大学 国際高等教育院附属国際学術言語教育センター 准教授)
    「テクノロジーが教育にもたらす影響と未来の学びのあり方」

  • ■巻末特別対談 坪谷ニュウェル郁子(東京インターナショナルスクール 理事長)

  • 「教育への投資」こそが一番真っ当な未来への投資