[著]島津 清彦(しまづ・きよひこ)
株式会社シマーズ代表取締役社長、株式会社ZENTech代表取締役CEO、禅メソッドアカデミー学長、曹洞宗僧侶。
元スターツピタットハウス代表取締役、元ソニー不動産取締役を経て、東日本大震災での被災を機に上場企業の社長というキャリアを捨てて2012年、経営人事コンサルタントとして独立起業。その後、多くの世界一流リーダーが「禅」に辿り着くことを知り、自らも出家得度し仏門入り。以降、経営者と禅僧という半僧半俗の姿勢を貫き、官公庁、大手企業を中心に禅を活かした経営・組織開発コンサルティングやリーダーシップ研修、講演、坐禅指導などを行う。老若男女、国籍などにとらわれず、難解な禅の教えを誰にでもわかりやすく、変幻自在に伝えるのが信条。妻、娘、ミニチュアダックス7匹と暮らす。著書には、『仕事に活きる禅の言葉』(サンマーク出版)、『翌日の仕事に差がつく おやすみ前の5分禅』(天夢人)がある。
目次はこちら(クリックで開きます)
序章 悩みはなぜ尽きないのか
●人生は苦しみとともにある
●あらゆる悩みの原因は人の「心」にある
●いまここにある自分にどれだけ真剣に向き合えるか 即今 当処 自己
●対象物と「一体になる」感覚 不立文字 行住坐臥
●目的もなくただ歩き、ただ座る 只管打坐
●誰もが無限の可能性を持っている 全機現
第1章 不安とストレスからの解放
●不安は逃げれば逃げるほど大きくなる
●身体を動かし、いまに集中して「己」に帰る 五観の偈
●自らを灯りとし、自らの道を灯せ 自灯明
●あたりまえのことをあたりまえにやる 法灯明
●心の石を取り除けば、あなたは目醒める 無碍自在
●偏ることなく、正しい道を行け 中道
●運をよくする6つの行動 六波羅蜜 無財の七施
●身体と心はつながっている 身心一如
●ストレスに気づくための「なにもしない」時間 七走一坐
●みんなに「どう思われるか」を捨てる
●にこやかに接すれば相手の心もほぐれる 和顔愛語
●縁を切るのではなく、縁を細くする 遠離
第2章 怒りと妬みを鎮める
●怒りはただあるだけ
●怒りは自分に「毒を盛る」こと 三毒 少欲知足
●怒るのではなく目を覚まさせる 喝
●あなたは「許せない人」と飲みに行けるか 面授
●もう人と比べるな
●「二度と会えない」と思い、目の前の人と向き合う 一期一会
●親や子としてではなく、人としてどう振る舞うか 放下著
●人に見返りを求めてはいけない 無功徳
●怒りをけっして受け取らない
●「お先にどうぞ」 自未得度先度他
第3章 欲望から離れる
●お金にとらわれなくなった人にお金は巡る 利益
●自然体になると無限の可能性が目醒める
●「清貧」にとらわれてもいけない
●人々を助け、よりよい世の中にするために働く 経世済民
●身のまわりからお金を正しくまわしていく 八正道
●笑う門には福来たる 玄関
●無駄なものを削ぎ落とせば「本質」が見えてくる 名利共休
●結果は求めるものではなく、あとからついてくるもの
●「30年後に気づけばいい」くらいの気持ちで 三十年後、悟去在
●あなたはなんのために働くのか
第4章 苦しみを受け入れる
●別れの悲しみから立ち直るには 四苦八苦 縁起
●「別れ」という結果を冷静に受け入れる
●辞表を鞄に入れて仕事をする 覚悟 生死事大
●肉体はなくとも魂でつながっている 三世諸仏
●他者と事を同じくするかのように 同事
●あなたは個であり全体である 色即是空 空即是色
●この世界にはただ我ひとり尊し 天上天下唯我独尊
●死を受け入れ、「初心」を忘れず 初心不可忘
●過去も未来も、「いまここ」にある 前後際断
●喧騒から遠く離れよ 八大人覚
●心よりも先に「身体」を整える 調身・調息・調心 身口意
第5章 希望を見出す
●自ら光を見出す 関、南北東西活路通
●足元を照らし、自らを変えていく 脚下照顧
●自分の内側を変えることで世界は変わる 主人公
●自己実現の先に「利他」がある 自利利他 二利円満
●わたしたちはつながっている
●強みも弱みもさらけ出して生きよ
●すでに幸せであることに気づく 明珠在掌
●一日一日をていねいに、あるがままに 一日一生 日日是好日
●いまこの瞬間から、自らを明るくして生きていく