赤字はどこへ消えた?

赤字はどこへ消えた?

なぜ決算書は粉飾できるのか? 黒字でも倒産するのはどうして?
数字よりも、まずはそこにある「言葉」を素直に読めば、企業の真の姿が見えてきます。

A5 判( 160 頁)
ISBN: 9784833450928

2016年04月28日発売 / 1,430円(税込)

[著]平林亮子(ひらばやし・りょうこ)
公認会計士。中小ベンチャー企業をサポートする士業ネットワークアールパートナーズ代表。御茶ノ水女子大学在学中に公認会計士2次試験に合格。卒業後、太田昭和監査法人(現新日本有限責任監査法人)に入所し、国内企業の監査に多数携わる。公認会計士3次試験合格後、独立。楽しく幸せに生きるをモットーに、企業、個人を問わず会計面からのサポートを行っている。『相続は恐ろしい』(幻冬舎新書)『決算書を楽しもう』(ダイヤモンド社)『年収500万円で20年働く人 年収1000万円で10年働く人 損しないのはどっち?』(幻冬舎)など著書多数。

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目次

CHAPTER 1 なぜ決算書は粉飾できるのか?
~東芝のケースから学ぶ「決算書の基本のキ」~

 LESSON 1 どうしても覚えておきたい15のキーワード
 LESSON 2 決算書を見る際の5つの必須チェックポイント!
 LESSON 3 東芝の粉飾決算に使われた4つの手法

【コラム1】粉飾決算の華麗なる歴史


CHAPTER 2 なぜ利益があっても法人税が少なくて済むのか?

 この決算書はどこの会社のものでしょうか?
 LESSON 1 賃借対照表の「資産の部」は企業の武器の一覧表
 LESSON 2 賃借対照表のバランスを計測しよう
 LESSON 3 法人税はどれくらい負担するのか?

【コラム2】監査報告書は、ここだけ見ればわかる!


CHAPTER 3 日本が世界に誇る企業は本業を2つ持つ

 この決算書はどこの会社のものでしょうか?
 LESSON 1 売上高と資産から読み取る企業規模
 LESSON 2 本業と副業の違いはどこにある?
 LESSON 3 決算書の形式は色々ある

【コラム3】2016年から採用企業が拡大! ざっくりわかるIFRS


CHAPTER 4 身近な企業を支えるアルバイトの力

この決算書はどこの会社のものでしょうか?
 LESSON 1 日本語を素直に読んでみることが大事
 LESSON 2 どうすれば利益が上がるのか?
 LESSON 3 数字の比率で見えてくるビジネスモデル

【コラム4】決算書にはない秘密がわかる「株主総会」のポイント

CHAPTER 5 損失でもキャッシュが増えるのはなぜ?

 この決算書はどこの会社のものでしょうか?
 LESSON 1 利益とキャッシュの関係を理解する
 LESSON 2 結局「のれん」とは何か?
 LESSON 3 引当金というお金はどこにも用意されていない