[著]アミール・レバイン(Amir Levine, M.D.)
精神科医・神経科学者。イスラエルとカナダで育つ。イスラエルのヘブライ大学医学部卒業後、コロンビア大学医学部に所属するニューヨーク州立精神医学研究所(New York State Psychiatric Institute)に研修医として勤め、3年連続でトップの成績を修める。PTSD(心的外傷後ストレス障害)を受けた母親とその子どものための外来クリニックで働いていたときに、親子の間のアタッチメントの重要性に気が付く。大人のアタッチメント・タイプが日常生活に及ぼす影響は大きいと確信し、ノーベル賞受賞者の神経科学者エリック・カンデルとともにコロンビア大学で研究を続けた。現在もコロンビア大学の発達神経科学室長を務め、神経回路と分子過程が人の社会との関わりに及ぼす影響について研究している。
また、レバイン博士は神経科学の観点に基づく脳の働きへの深い洞察とアタッチメント理論の知識を基に、アタッチメント・ベースト・セラピー
(Attachement Based Therapy・ABT)を開発した。ニューヨークにカウンセリング・オフィスを構え、ABTを使って世界中の患者の生活の質の向上に貢献している。
[著]レイチェル・ヘラー(Rachel S.F. Heller,M.A.)
歴史学と政治学の大学教授を両親に持ち、レイチェルはアメリカ合衆国、イギリス、イスラエルなどで幼少期を過ごした。心理学・文化人類学・社会学の分野で学士号を取得し、その後コロンビア大学で社会組織心理学の修士号を取得。卒業後はプライスウォーターハウスクーパースやKPMGなどのコンサルティング会社で大手のクライアントを担当した。その後、イスラエルのモディーンにあるエデュケーショナル・サイコロジー・サービスに勤務し、家族間の関係改善に努めた。現在は夫と3人の子どもたちとサンフランシスコ在住。
[著]塚越悦子(つかこし・えつこ)
ファミリー・リレーションシップ専門コーチ。My Peaceful Family代表。東京大学文学部ドイツ語ドイツ文学科卒業。モントレー国際大学大学院で行政学修士を取得後、国連勤務やJICAコンサルタントを経て、2002年にアメリカ人の夫との結婚のため渡米。国際協力から始まったキャリアを生かし、アメリカでは日本語補習授業校の事務局長として勤務し、バイリンガル教育に関わる。12年のアメリカ生活で、国際結婚を機に海外に移住したものの、その難しさに悩む人がとても多いことを痛感。自らの経験も踏まえ、あとに続く人の役に立ちたいとの思いからライフコーチの資格を取得し、国際結婚カップルの相談を受けてきた。2014年に一家で日本に移住後は、最高のファミリーを作るための婚活のサポートや夫婦のリレーションシップ・コーチングなどを行っている。