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はじめに/日本の農業をとりまく趨勢
Chapter-1 鈴生
モスも認めた「メーカー」スタイルのレタスづくり
始めたら、失敗の連続/3年連続の大洪水/コメの裏作で農地不足対策/数字ではなく、野菜をつくっている
理念を共有して分業する/農家はメーカーです/思いの共有が最重要/天災への保険がほしい/離職者はゼロ
レタスの収穫適期を予測する/東京五輪に野菜を出したい
Chapter-2 サラダボウル
元金融マンが農業でくり返した「挑戦と失敗」
ひとりの思いが、仲間の思いになる/部下の一言で覚悟を決めた/一発逆転よりも、大きな失敗をしないこと
成長はあとからついてくる/当たり前のことをやり続ける/人件費率を管理し、計画的に生産する
そこに社会的要請はあるか?/NDAを結んだ企業は20以上!/品目選定はマーケット戦略ありき
「取引」はしない、「取り組み」をする/休みがないから、人が辞めるのではない
Chapter-3 舞台ファーム
農業の「コンビニ化」で売上100億を目指す
市場に出すのも自分で食べるのも同じ/震災で債務超過に!/年53回チェックする仕組み
「農業ハルマゲドン」はビッグチャンス/利益を出す仕組みづくりが肝要/業界のナンバーワンとしか組まない
自宅でオリジナルブレンド米がつくれる/緑ナンバー取得で、農業物流に参入/補助金も成功報酬型にすればいい
豊かな生活を実現するための法人化/「舞台イズム」を全国に広める/ドローンスクールをスタート
Chapter-4 こと京都
中国産は敵にあらず。九条ねぎで2000億市場にチャレンジ
一番の強みは「味」/安い中国産も脅威にあらず/全国のねぎ農家を指導する人材育成が急務/京野菜の冷凍事業に参入
高く売るための6次化/冷凍技術が海外展開の切り札/卸相場に一喜一憂しないための仕組み/食の展示会で情報収集
農業もビジョンが問われる時代/大企業が来る前に環境を整えたい
Chapter-5 六星
お餅から惣菜・弁当まで、ブランドを使い分けた巧みな6次化
卸売一辺倒からの脱却/農家も情報発信する時代/義父からのバトンタッチ/餅の販売で鍛えた営業力
地域の農家と連携する/農家は生産に特化するのがいい!?/シンプルに「おいしいもの」をつくって売る
耕作者の権利を守るには/女性志望者多数、一方でジレンマも/世の中の変化に柔軟であること
Chapter-6 早和果樹園
6次産業化によるみかんのビジネス化に成功
法人化で拓けた可能性/一流産地の意地/地域の生産農家をどう支えるか/みかんを丸ごと有効活用/自社で販路を持つ
有田みかんならではの商品開発/みかん農家が直面する問題/年間10の展示会に出品/補助金活用で6次化促進
新卒が殺到/対面での試飲販売がやりがいを生む/ITで農業の何を変えていくのか
Chapter-7 野菜くらぶ
野菜の値段を「自分で」決めるための挑戦
社長の顔色をうかがう社員はいない/危機のなかに成長の芽がある/有機農業がビジネスモデルの核
自己資本比率は3割以上が鉄則/6次産業化には時代の要請もあった/海外では食の「ローカル化」が進む
農家がつくるこんにゃくが大ヒット/全国を産地リレー/営業スタッフが笑顔になれる相手と組む
設備投資への補助金はもっとあっていい/株式会社化は経営の自主性を守ることが大切/海外の農業を支える外国人労働者
農業で働く大人の姿を見せる/輸出に道を開いた認証取得
Epilogue 比べてみると農業のビジネス化のポイントが見えてくる
あとがき
付録:企業情報、関連年表