[文]井川 直子(いかわ・なおこ)
文筆業。秋田県生まれ。
主に料理人、生産者、醸造家など、食と酒にまつわる「ひと」と「時代」をテーマとしたノンフィクションを執筆。エッセイも手がける。2003年、イタリア現地で修業中の日本人コックたち24人のルポルタージュ『イタリアに行ってコックになる』(柴田書店)を上梓。2021年、『シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録』(文藝春秋)発売。本書籍にて、2022年、第6回『食生活ジャーナリスト大賞 ジャーナリズム部門』を受賞。著書に、『東京の美しい洋食屋』『変わらない店』『昭和の店に惹かれる理由』『シェフを「つづける」ということ』など。2023年5月、ミシマ社より『ピッツァ職人』を発売予定。
[写真]長野 陽一(ながの・よういち)
写真家。大阪府生まれ、福岡県で育つ。
1998年、沖縄、奄美諸島の島々に住む10代のポートレイト写真『シマノホホエミ』を発表。以後、全国の離島を撮り続け、2001年『シマノホホエミ』、2004年『島々』、2008年『シマノホホエミ 改訂版』、2012年『BREATHLESS』とシリーズ化し、4冊の写真集を刊行する。あわせて国内外で展覧会やアートフェアにも参加。作品制作を続けながら、雑誌、広告、CMなどの媒体でも活動している。2014年、主に雑誌媒体で撮影してきた料理写真だけを集めた写真集、『長野陽一の美味しいポートレイト』が評判を呼ぶ。人々の暮らしをフィールドに、ポートレイト写真を撮り続けている。