イノベーション・ファシリテーター

イノベーション・ファシリテーター
3カ月で社会を変えるための思想と実践

これからの時代は変化が激しく、常に、新しい未知の課題に試行錯誤しながらも対応することが求められる。
本格的な知識基盤社会に入るのだが、そのためには抽象化した専門知識を、事業目的に沿って現実的に統合していかなければならない。まさにイノベーション・ファシリテーターが活躍するフィールドが急速に広がっているのであるが、その彼らのための入門書であり、なおかつ生涯にわたるバイブルとなるのが、本書『イノベーション・ファシリテーター』である。

A5変型 判( 244 頁)
ISBN: 9784833421324

2015年05月19日発売 / 2,200円(税込)

【著】野村恭彦(Takahiko Nomura)
フューチャーセッションズ代表。富士ゼロックスを経て、企業、行政、NPOを横断する社会イノベーションをけん引するため、2012年に独立。金沢工業大学教授(K.I.T.虎ノ門大学院)。国際大学GLOCOM主幹研究員。慶應義塾大学大学院理工学研究科博士課程修了。博士(工学)。著書に『サラサラの組織』(共著/ダイヤモンド社)、『裏方ほどおいしい仕事はない!』『フューチャーセンターをつくろう』(ともにプレジデント社)。翻訳監修書に『コミュニティ・オブ・プラクティス』(翔泳社)、『ゲームストーミング』(オライリージャパン)、『シナリオ・プランニング』(英治出版)などがある。

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目次

序章

第1部 イノベーション・ファシリテーターの思想

第1章 フューチャーセッションを開くまえに

イノベーション・ファシリテーターとはなにか
フューチャーセッションとはなにか
イノベーション・ファシリテーターの役割とは
想いを引き出す質問
そのフューチャーセッションは必要か

第2章 問いを立てる

そのままでは届かない想い
マルチステークホルダーを集める
よい問いとは、どのような問いなのだろうか
コアメンバーと一緒に問いをつくる
イノベーション・ファシリテーターはあくまでもサポート役
引き寄せる問いと、引き剥がす問い
企業が抱える課題とフューチャーセッション
得意分野は新規商品・サービスの開発
次世代リーダーの育成にも効力を発揮
業界別「問いづくり」のイメージ
【生命保険業界】
【自動車業界】
【エレクトロニクス業界】
【日用品業界】
【ゲーム業界】

第3章 ゴールを見つめる

ゴールのイメージを考える
大きなゴールを視野に入れながら小さなゴールを目指す
ゴールはあいまいなままでいい
組織としてのゴールはどこにあるのか

第4章 信頼関係を生み出す

セッションの目的をキープする
参加者の緊張を解きほぐす
手あげルールでアイスブレイク!
想いを共有する
あなたの気づきに興味があるというメッセージ
傾聴に特別なテクニックはいらない

第5章 参加者一人ひとりを主人公にする

追体験のプロセスを提供する
テーマを自分ゴトにする
誰もが参加意識の持てる場づくり
参加者に決めてもらう
前半までの流れをうまく中盤へつなげる

第6章 集まった人たちならではの意見をつくる

集まった人たちが考えることに意味がある
ワクワクする気持ちを大切にする
フューチャーセッションに欲望からくる本音はいらない
深まっていると感じたらそのまま継続させる
反対意見が出てくると場が盛り上がる
リアルな一次情報が持つ説得力を活用する
問い続けることで思い込みの壁をやぶる
本質的な想いを定着させる

第7章 デザイン思考と未来思考

具体的な成果物をつくるデザイン思考
未来思考で考える
プロトタイプすることの重要性

第8章 関係性のつなぎ直しで課題解決

お互いを信頼すれば課題は解決する
損得勘定を越えた関係性を目指す

第2部 フューチャーセッションの実践

フューチャーセッションを開いてみよう
フューチャーセッションの準備は2ヵ月前から
イノベーション・ファシリテーターの仕事はセッションで終わらない

開催2ヵ月前 問いづくり

想いを引き出すインタビュー
リサーチ
ステークホルダーマップ
コアメンバーとの共感マップづくり
フューチャーセッションを設計する

開催1ヵ月前 ステークホルダーを招待する

告知
参加者に招待状を送る
スライドの制作
道具とレイアウト

開催当日 会場の準備をする

ステークホルダーをお迎えする準備
フューチャーセッションでよく使用する対話のメソッド
アンケートの収集

開催1週間以内 コミュニケーションをとる

コミュニティをつくる
サマリーをつくる

開催から1ヵ月以内 イノベーションを構想する

次回のフューチャーセッションを構想する
ネクストステップを提案する

さらなる探求のために(参考図書)

第3部 不安、疑問に答えるQ&A


あとがき