上位5%で辞めない人財を採る方法77

上位5%で辞めない人財を採る方法77
1万人を面接してわかった

本書では、上位5%で辞めない学生と、「どう出逢い、どう見極め、どのようにして採用するのか?」について書いてきました。
しかし、実は採用だけではこの問題はまったく解決しません。
「そもそも上位5%の人が入りたい会社であるか?」「新入社員が、入社後もこの会社と関わり続けたい文化であり、組織であり、仕事であるか?」「その環境や機会をどう経営として創り上げられるのか?」これらのほうが、むしろ解決すべき美味しい問題です。
採用をきっかけに、経営や組織に関する問題解決を同時に行い、すべてのチームが貴社史上最高になるきっかけとなれば幸いです。

四六 判( 224 頁)
ISBN: 9784833422819

2018年05月31日発売 / 1,650円(税込)

[著]礒谷幸始(いそや・ゆきはる)
株式会社リード・イノベーション 代表取締役コーチング・コンサルタント。1981年、千葉県生まれ。私立江戸川学園取手高校から立命館大学経営学部へ進学。大学時代はアメリカンフットボール部に所属し、主将としてチームを大学史上初の日本一に導く。2003年に卒業後、日本アイ・ビー・エム株式会社に入社。営業活動をしながら、社会人アメフトXリーグ1部所属IBM BigBlueのキャプテンとして常勝チームへと成長させる。営業マネージャー、アメフトチーム創りの経験から、人や組織を成長させることに興味をもつ。その後、人事として、エンターテイメント企業、東証1部飲食チェーン企業の人財開発部門のGMを務める。飲食チェーン企業では2年間でエントリー数を5倍以上にするなど、採用難易度の高い業界で次々と採用を成功させる。大橋禅太郎氏、雨宮幸弘氏との出逢いにより、「すごい会議」の社会的価値に共感。2015年に株式会社リード・イノベーションを設立し、代表取締役に就任。マネジメントコーチングと採用・教育コンサルティングを柱に、『全てのチームを史上最高に。』というミッションを掲げ、経営にインパクトが起きるチーム創りを実践している。世界中のトライアスロン(ironmanレース)に参戦し、3年連続で完走。

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目次

まえがき

  •  私が本書を書いた理由
  •  なぜ今、採用が重要か?
  •  中小ベンチャー企業はますます苦境に
  •  自分の言葉をデザインする
  •  採用担当者を育てるためのビジネスコーチ

第1章 採用担当者の心構え

 1. 選ばれる企業になるためには、採用戦略が必要
 2. すべてのベース、採用フレームワークを作る
 3. 誰もが欲しがる“優秀な人”とはどんな人か?
 4. 学生の見極め方1 誰を採用するのか? “神様スペック”の就活生は存在しない
 5. 学生の見極め方2 サービス・飲食業界のバイトは「どの店で」がポイント
 6. 学生の見極め方3 気にすべきは大学ではなく高校の学歴
 7. 採用の成果が出るには3年はかかる
 8. ベストな最終決定者とは誰か?
 9. 新規事業を新卒に任せる発想はナンセンス?
 10. 商品開発を希望する学生にどう接するべきか?
 11. 採用にいくらぐらいかければいいのか?
 12. 早いほどいい、追加投資のタイミング
 13. 企業変革のために大型採用も考える
 14. 人事は関係各所との連携が肝
 15. 採用活動は全社員のプロジェクト
 16. 現場の仕事を理解している採用担当者はキレが違う
 17. 採用担当者こそ最高の教育者であれ

Column.1▼事実と解釈

第2章 史上最高の採用チーム創り

 18. 採用チームメンバーを見直そう!
 19. 採用チームに1人でいいから新人を入れよう
 20. 採用チームは野球チームと同じように役割分担がある
 21. プランナー:採用プロジェクト成功のためのHRBPを社内に
 22. インパクター:会社に興味を持ってもらうインパクトを与える人
 23. セットアッパー:学生の本音を聞き出し寄り添う人
 24. クローザー:学生の最終意思決定のサポートをする人
 25. サポーター:おもてなしのある応募者管理兼チームをサポートする人
 26. 中小企業の採用における社長の役割は?
 27. 自社の中にいったい何人のリクルーターがいるのか?

Column.2▼アメフトとトライアスロンとビジネスと その1

第3章 私たちの未来を創る最高の母集団形成とは?

 28. 1つの方法にこだわらないこと、就活生の気持ちを理解すること
 29. 母集団形成はチャレンジの意図を持て!
 30. 合同会社説明会のブースは人気企業の横に位置取りする
 31. 店舗のある業態は、売上を上げる就活イベントを開く
 32. 前代未聞!? コスプレだらけのクリスマス就活、ハロウィン就活の実態
 33. SNSのフル活用で地方学生ともやり取りできる!
 34. 採用担当者はSNSでの自己ブランディングも大切
 35. ホームページは会社の玄関
 36. 1円もかけずに母集団は形成できる
 37. 「体育会だよね、何部?」の一言から就活生とのつながりを作る
 38. お得に学生と仲良くなる方法=焼き肉ランチ!
 39. 合同会社説明会は会場の外も宝の山
 40. 北大生を採用したければ、札幌駅前のパチンコ店へ行け!
 41. 学生のことは学生に聞くのが一番
 42. 中小企業はエントリーシートも筆記試験も不要!

Column.3▼アメフトとトライアスロンとビジネスと その2

第4章 説明会の工夫

 43. 説明会は、採用しない学生を決める場
 44. 説明会には2つの目的がある
 45. 戦略やコストに直結、会場の○○に注意!
 46. 50人集めたかったら募集は60人で
 47. 説明会会場にオフィス全体を利用するには?
 48. AKB48カフェで説明会!?
 49. 朝就活のモーニング説明会で意識の高い学生をピックアップ
 50. 開催時間は90分がベスト! 2本立ての場合の注意点
 51. 就活生から質問を引き出す方法
 52. 就活生の目線で説明会会場を見直してみる
 53. お客様と同様、就活生にもファンになってもらえる受付を用意
 54. 説明会開始前、「どんなことを期待しているのか?」と学生に聞いてみる
 55. 学生が涙する、感動させる説明会
 56. 社長が出てくる説明会は、果たして正解なのか?
 57. 説明会のプレゼンは「why」から始める
 58. 説明会は事前の予行演習と動画チェックを!

第5章 面接の工夫

 59. 面接会場はスターバックスでもいい!
 60. 頼むコーヒーのサイズはベンティサイズ
 61. 中途採用の面接はホテルのラウンジで!
 62. リクルートスーツにこだわらなくていい
 63. 学生によって面接回数は臨機応変に
 64. 私の面接は「合計8回」
 65. ときには突き放す面接も必要
 66. 採用ターゲットに引っかからない人は5分で決める
 67. 顔選考はありか?
 68. 採用しないと即断した相手とも丁寧に質疑を続ける
 69. 学生が何を基準に決断するタイプか見分ける
 70. 内定者と突然連絡が取れなくなる事態を防ぐには?
 71. 一次面接は効率性を重視する
 72. 志望動機を聞いてはいけない
 73. 学生にありがちな自己PRから真実を見極める
 74. 多くの学生が「この会社がいい!」と決める、二次面接のポイント
 75. 学生の成功をサポートする意識で接する
 76. 複数内定を持つ優秀な学生を他社に取られないためにできること
 77. クロージングで学生を自社に導くためのトーク