監査法人ほどおもしろい仕事はない

監査法人ほどおもしろい仕事はない
公認会計士資格保持者に、ホンネで語る"働く"ことの意味

監査という仕事は、楽しく、魅力があります。
本書はまず、これを、会計士や会計士の卵の方たちに訴求します。

そして、いい監査法人に勤めれば、監査を通じて、企業の成長や発展に貢献することができます。

例えばIPO監査であれば、上場企業としての仕組みや制度が整っていない企業にアドバイスを通じて、ゼロから支援することができます。
その過程で育まれたクライアントとの信頼関係から上場後の監査も任せていただけたりもするでしょう。
そして、会計士としてさまざまな経験を積み、知見を身に付けることができれば、経営者から直接、各種の相談を受け、その期待に応えることもできるようにもなります。

ただ、中小企業に対する監査業務や中小監査法人の楽しさ、やりがいは、現在見えにくくなっています。

だからこそ、本書は、監査業界で働く人たちに監査の楽しさ・魅力を再発見してもらうように声をかけていきます。
そして、監査業界全体を再び活性化させ、20年後の監査業界を変えようとしていきます。

四六 判( 192 頁)
ISBN: 9784833452335

2023年07月28日発売 / 1,650円(税込)

[著]伊藤 肇(いとう・はじめ)
東京都出身。中央大学商学部卒業。数多くのIT企業、メーカー、商社、飲食業、ヘルスケア、人材サービス、不動産、建設、金融業の上場企業の監査に従事する傍ら、あずさ監査法人では企業公開本部に所属し幅広くベンチャー企業のIPO監査を担当する。その他にもM&Aの財務デューデリジェンスやIFRS、J-SOX等に関する財務アドバイザリーなどにも多数従事。
1990年3月中央大学商学部卒業、1991年10月中央監査法人入所、2006年8月あずさ監査法人入所、2014年9月公認会計士伊藤肇事務所設立、2017年3月史彩監査法人設立代表社員理事長に就任、あずさ監査法人では企業公開本部に所属し、「株式上場の実務ガイド」の執筆にも従事。これまでに50社以上の株式上場監査業務に携わる。

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目次

  • はじめに

  • Chapter1 間違いだらけの“就職先”選び?

  • ▼迷い多き、20代~30代の公認会計士資格保持者へ

  • ▼大手、中小、ベンチャー。規模や志で変わる監査法人の違い

  • ▼大型豪華客船に乗るのか、小船でも豊かな経験を積むのか

  • ▼避けられない監査のDX化とそこにある基本思想

  • ▼いい監督、いいコーチ、いい仲間と出会えることが基準に

  • ▼資格取得後の就職・転職。監査法人選びの新・方程式

  • Chapter2 「公認会計士」資格を、どう活かすか

  • ▼意外に知らない、監査法人がすべき仕事の本質とは

  • ▼会社の仕組みを把握できる、監査法人の可能領域

  • ▼「監査は楽しい!」。やればやるほど深みが見えてくる

  • ▼「続、監査は楽しい!」。経営者のパートナーにもなれる

  • ▼自身のキャリアアップを見据えて、将来像を描いていく

  • ▼結論は、自分の存在価値を発揮し続けられる監査法人で……

  • Chapter3 だから成長する「史彩」の教育

  • ▼見える世界が広くなる。大手とは違う考え方で社員と向き合う

  • ▼豊かなナレッジと優れた洞察力を持つ公認会計士集団に

  • ▼クライアントだけでなく、社会の要請にも応えられる人材へ

  • ▼3つの柱、「月一研修」「外部講師勉強会」「史彩塾」の価値

  • ▼多角的に人間教育を実施する、「史彩塾」の学習内容をご紹介

  • ▼押し付けではなく、感じることを重視した史彩の育成スタイル

  • ▼充実したOJTで、何がやりたいか、何をやるのかを明確に

  • ▼“余白”づくり発想の指導で、本人の可能性がグングン伸びる

  • ▼充実したOJTで、何がやりたいか、何をやるのかを明確に

  • ▼“余白”づくり発想の指導で、本人の可能性がグングン伸びる

  • ▼失敗を恐れずにチャレンジを! 器の大きな社風でヤル気が高まる

  • ▼仕事がとっても好きになり、できると思って“壁”を越える社員に

  • Chapter4 業界を変える「史彩監査法人」ビジョン

  • ▼「彩りある未来を、共に歩む」。ここにある史彩の発想とは?

  • ▼20年後へのビジョン。「監査業界に息吹を与える存在になる」

  • ▼メンバーをデキるビジネスパーソンに変える「5つの行動指針」

  • ▼1時間当たりの「価値」が、一番高い監査法人になっていく……

  • ▼金融庁とも意見交換を。もの言う勇気が成長していく証し

  • ▼IPO支援とアドバイザリー業務。唯一無二の手法で進化する

  • ▼史彩監査法人の究極目的は、「監査業界を楽しくすること」

  • Chapter5 これが先輩社員たちの声。「監査は楽しい!」

  • ▼CASE1「ほどよいクライアント規模や経営層との近さがあるからこそ、会計士としての専門性を活かした仕事ができる」──D・K

  • ▼CASE2「“最大限”まで顧客に寄り添い、共にIPOを目指す。その達成感、楽しさは他では得難いもの」──Y・M

  • ▼CASE3「仕事の時間が充実すると、プライベートも楽しく。自己肯定感の高まりにより、仕事への意欲が!」──A・F

  • ▼CASE4「真の顧客志向を実践しやすい環境でお客様と一緒に成長していける監査法人」──K・K

  • ▼CASE5「いち早くデータ監査に取り組みノウハウを蓄積。IT利活用監査法人として、一歩先を進む」──K・I

  • おわりに