日本電産永守重信社長からのファクス42枚

日本電産永守重信社長からのファクス42枚

日本電産から日本電産グループ会社に派遣された著者。
使命は、会社再建。
永守重信社長からファクスが毎日のように届く。

四六 判( 216 頁)
ISBN: 9784833422062

2016年11月30日発売 / 1,760円(税込)

[著]川勝宣昭(かわかつ・のりあき)

経営コンサルタント。1942年、三重県生まれ。1967年、早稲田大学卒業後、日産自動車に入社。生産、広報、全社経営企画、さらには技術開発企画から海外営業、現地法人経営者という幅広いキャリアを積む。1998年、急成長企業の日本電産にスカウト移籍。同社取締役(M&A担当)を経て、カリスマ経営者・永守重信氏の直接指導のもと、日本電産芝浦、日本電産ネミコンの再建に携わる。永守流「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」のスピード・執念経営の実践導入で破綻寸前企業の1年以内の急速浮上(売上倍増)と黒字化をすべて達成。2007年、経営コンサルタントとして独立。現在、DANTOTZ consulting(ダントツ コンサルティング)代表として中小企業から一部上場企業までのクライアント企業に対し、速攻型営業力強化およびコストダウン両面で強い企業づくりを指導中。

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目次

まえがき

第1章 会社を変えよ! それがスタートだ

 1 1番以外は、皆ビリや
 2 1番にならなければ本当の経営はできない
 3 1番になれば取引先の態度も変わる
 4 能力差5倍、意識差100倍
 5 意識改革を徹底せよ。それが企業カルチャーになるまで
 6 自慢話が飛び交う会議にせよ
 7 当たり前のことを当たり前にやれる会社にせよ

第2章“スピード”こそ最大の武器

 8 時間は万人に平等に与えられている条件。これをどう使うかで、勝負が決まる
 9 QCDは当たり前、QCDSSSでダントツにせよ
 10「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」
 11 黒字化・再建は、1年以内に達成せよ
 12 私と「経営感性」を同期化せよ
 13 見積もりは24時間以内に出させよ

第3章 徹底する会社は、気持ちがよいものだ

 14 結果報告は○△×だけでいい
 15 仕事、同じやるなら本腰入れてやってごらん
 16 脇は甘くないか。経営は結果だということを忘れるな
 17 経営者たる者、コストの原単位を頭に叩き込め
 18 明日から伝票を見よ

第4章 困難から逃げるな、逃げると解決策も逃げていく

 19 困難は解決策を連れてやってくる
 20 8月を黒字にせよ
 21 君を経営者として採用したのは、逃げないと思ったからだ
 22 2割の社員の支持があれば、改革は成功する

第5章 営業を機関車にせよ

 23 訪問件数を月100件にせよ
 24 営業が動いている間は、工場・開発は帰るな
 25 市場価格は神の声
 26 トップ企業をお客様にせよ
 27 営業が機関車になって引っ張り、工場・開発は営業を支援する。そういう会社づくりをやれ

第6章 ダントツのコストダウン

 28 経費削減最終目標:売上高1億円あたり500万円以下
 29 購買コストは5段階ネゴ交渉方式で下げよ
 30 間接部門は多能工化して、コストの壁を破れ
 31 損益は1週間ごと管理で未達を根絶せよ
 32 築城3年、落城3日。品質不良が会社を食い潰す

第7章 リーダーで会社は9割が決まる

 33 君は経営者か、経営管理者か
 34 君に求心力が働いているか
 35 経営者とその社員の士気の高さこそが、企業にとって最大の財産。不安なときこそ、それを思い出したほうがいい
 36 リーダーの要諦は、人がどうなびくかだ
 37「マンネリ・油断・驕り・妥協・怠慢・諦め」が会社をおかしくする
 38 温情と冷酷のバランス経営をやれ
 39 叱る、褒めるのバランス・マネジメントが大事だ
 40 会社を変えたかったら、自分に1番近いところから変えよ
 41 1週間練習しないと聴衆に分かり、3日練習しないと同僚に分かり、1日練習しないと自分に分かる
 42 花の咲かない冬の日は、下へ下へと根を伸ばせ