牛肉資本主義

牛肉資本主義
牛丼が食べられなくなる日

私たちは今どこにいるのか。
これからどこへ行くのか。
「グローバル資本主義の現実」を、目をそらすことなく、みていく。

四六 判( 232 頁)
ISBN: 9784833421638

2015年12月18日発売 / 1,650円(税込)

[著]井上恭介(いのうえ・きょうすけ)

NHKエンタープライズ エグゼクティブ・プロデューサー
1964年生まれ。京都出身。87年東京大学法学部卒業後、NHK入局。報道局・大型企画開発センター・広島局などを経て、現職。ディレクター、プロデューサーとして、一貫して報道番組の制作に従事。主な制作番組にNHKスペシャル「オ願ヒ オ知ラセ下サイ~ヒロシマ・あの日の伝言~」(集英社新書から『ヒロシマ 壁に残された伝言』として書籍化)「マネー資本主義」(新潮文庫から同名書籍化)「里海SATOUMI瀬戸内海」(角川新書から『里海資本論』として書籍化)などがある。広島局で中国地方向けに放映した番組をまとめた角川新書の『里山資本主義』は40万部を超えるベストセラーに。

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目次

はじめに

第1章 日本で「牛丼」を食べられなくなる?

第2章 中国で始まった「異次元“爆食”」

第3章 ヒツジへの玉突き現象

第4章 大豆を求めてアメリカ、そしてブラジルへ

中間考察 アメリカ型資本主義の象徴は、「牛肉」である

第5章 牛肉と穀物の世界を変えるマネー

第6章 グローバル資本主義の天国と地獄

第7章 ブラジルを襲った大干ばつ

第8章 牛肉は「工業製品」か「生き物」か

第9章 地球の限界を救えと立ち上がったSATOYAMA/SATOUMI

第10章 気候変動、食料危機はどう回避できるのか

おわりに