知って得する年金のもらい方

知って得する年金のもらい方
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私は、かれこれ50年以上、年金業務に携わっています。
今後、日本の年金制度はどうなっていくのか、その枠組みを理解して、自身で何とかしていかなければ、安心な老後は手に入りません。

2035年、年金の受給額が3割も減る!

四六 判( 240 頁)
ISBN: 9784833421508

2015年09月30日発売 / 1,430円(税込)

[著]磯村元史(いそむら・もとし)

1934年、旧満州国生まれ。1956年滋賀大学経済学部卒業。野村謹券入社後、旧東洋信託銀行の新設に参画。1962年より年金業務に従事。1993年に東洋信託銀行代表取締役副社長を退任した後、滋賀大学、早稲田大学の非常勤講師、長野県調査委員会会長等を歴任。
1998年に函館大学客員教綬着任後は、東京都金融広報アドバイザー、年金業務・社会保険庁監視等委員会委員等を務める。2008年からは厚生労働大臣のアドバイザーとして、年金記録問題作業委員会、年金記録問題拡大作業委員会、年金記録回復委員会の各委員長に就任。2010~2013年まで、日本年金機構の理事として、年金記録問題の処置に取り組んできた。

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目次

はじめに

Part1 2035年、年金の受け取り額が3割も減る!

なぜ、年金は3割も減ってしまうのか?

あと20年、本当に年金は減ってしまうのか?

 【コラム1】日本の年金制度は、破綻してしまうのか?

そもそも、年金にはどんな種類があるか

公的年金のリアルな“値打ち”とは

 【コラム2】基礎年金制度と第号被保険者制度への賛否両論

企業年金は確実に先細り。自分で運用する時代に!

“準公的年金”でカバーできること、できないこと

NlSA(少額投資非課税制度)と“準公的年金”の違い

Part2 いま必要なのは「貯蓄」?「投資」?「保険」?

金融機関のお勧めに頼るだけなら話は簡単だけれども……

 【コラム3】金融商品取引法とは?

「貯蓄」のパターンと、戻ってくるときの約束事

「投資」のパターンと、戻ってくるときの約束事

「保険」のパターンと、戻ってくるときの約束事

「投資信託」の戻り方。どう活用するといいのか?

 【コラム4】「ファンド」とは?

金融商品の特徴を生かした、投資パターンとその選択基準

「絶対に元本保証を」。なぜ、この考えは間違いなのか?

 【コラム5】「出資法」とは?

金利の仕組みを知っておくだけで、損を少なくできる

 【コラム6】債券の価格下落は、利回りが上昇?

“貯蓄から投資ヘ”は、本当に誰にでも、必要な考えなのか?

高利回りと安全性は、なぜ両立しないのか?

 【コラム7】短期売買で儲けている人の話の聞き方は?

Part3 金融機関、専門家との賢いつきあい方

「年平均5%の利回り……」。なぜ、専門家は大風百敷を敷くのか

“プ口”の運用は、“市場の動き”をいつも超えているのか?

お金の専門家からの、上手な話の聞き方と受け止め方

評論家の経済見通しや景気予測。どこまで当たるのか?

「投資」とは、「買って、持って、売って、ナンボ」のもの

 【コラム8】低金利口ーン。「年金不足を賃貸マンション経営でカバー」できるのか?

「未公開株」「私募債」が、詐欺に使われる理由とは?

金融機関への“安心度”や“良し悪し”のはかり方

 【コラム9】「格付け」で判断できるか?

どうやって、自己責任をとるのか?

Part4 もらい損ねを防ぎ、得する年金のもらい方とは?

まず確認、年金記録に漏れや誤りはないか?

記録訂正の通知への“請求の放置”や“もらい忘れ”はないか?

事務処理や取り扱いの誤りで、正常な年金がもらえないことがある?

国民年金の納め漏れ。今から納めれば将来の年金額が増えるのに

障害年金や遺族年金の請求漏れはないか?

「カラ期間」とは? 正常に受給できるのに、申し出を忘れると

 【コラム10】年金記録問題の背景は?

企業年金や国民年金基金の住所不明などによる未払い。どうする?

Part5 人生90年時代のお金の準備の仕方

年金の支給開始年齢が68歳、70歳になる理由

何歳まで長生きできる? 何歳まで、長生きしなければならない?

健康保険などの公的医療制度の活用と保険の見直し

“正常な年金”がもらえないケースとは?

年金不足を補う、「リバースモーゲージ」活用のすすめ