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日日に新たに、また日に新たに 新井正明
「大学」訓読
I 活学とは何か
古教照心、心照古教/牛のけつ
II 政教の原理「大学」
序章 自己を修め人を治める学
「大学」の由来/「儒」の意味第一章 「道」に則れば人間無限の可能性(三綱領)
一、 「道」と「徳」
漢文訳読における創造力/明徳/秀才的能力は「労働智」
二、 宇宙・人生の本領「日日に新たに」
親民説と新民説/行年六十にして六十化す
三、 政治革新の大原則「民に親しむ」
新の根柢は親なり
四、 止揚して「絶対善」に至る
五、 「道」に至るための八原則
第二章 致知格物・治国平天下の因果律(八条目)
尚古思想/一木一草みな仏
一、 八条目は本末究竟等
十如是/本当の学問とは/本末究竟等
二、 致知格物──知を致むるは法を格すにあり
考証学より見た致知格物
三、 正誼明道──利は義から出る
本当の功利とは
四、 「道・徳・功・力」
造化
第三章 三綱領・八条目の典拠
一、 「明徳を明らかにする」の文献
二、 「新民」の典拠
苟に日に新たに/維新と革命/道徳の本義
三、 「至善に止まる」の参考文献
邦畿千里/五服/八紘一宇/切瑳琢磨
四、 「本末」に関する文献
五、 「意を誠にす」の参考文献
自ら欺く毋きなり/「命」/独を慎しむ/諸悪莫作小人間居して/富は屋を潤し、徳は身を潤す
六、 「正心・脩身」の典拠
心焉に在らざれば視れども見えず/八観六験の法
七、 「脩身・斉家」の典拠
人は親愛する所に之いて辟す/好んで其の悪を知る
八、 「斉家・治国」の典拠
中らずと雖も遠からず/一家仁なれば/恕の精神
九、 「治国・平天下」の典拠
潔矩の道/徳は本なり財は末なり/財聚まれば民散ず
仁人のみよく人を憎む/国は義を以て利と為す
III 処世の根本法則「小学」
序章 道に始めなく終りなし
「小学」の意味/知行合一の学問/「小学」序文
第一章 独を慎む
一、 人の三不幸と三不祥
「義」と「理」/宗教(そうきょう)と科学(えだがく)
二、 日常実践項目
事に敏にして言を慎み/悪衣悪食を恥づる者/食を共にして
三、 学修の基本則
過を聞くを喜ぶ/胆大心小/「知」の本質/先憂後楽
読書学問する所以/克己復礼/「礼」と「楽」/范益謙の座右戒
正誼明道/疾言遽色なし/世味淡薄に/開物成務
四、 人の上に立つ
吾、人に過ぐるものなし/言行一致、表裏相応/敬、怠に勝つ者は吉
人の上に立つ者の心得/君子九思/圭角無きを以て相歓愛
孝は妻子に衰う/言、忠信ならば
第二章 人と交わる
文会輔仁/兄弟は怡々たり/善を責む/自ら辱しむることなかれ
益友損友/久敬/恩讎分明、好人無し/交友の基礎は「敬」
第三章 子弟に告ぐ
馬援/諸葛孔明/疎広/柳へん/范文正公/范忠宣公
IV 古本大学講義
人生の指導原理「経学」
学問・修養は烈々たる気風の持主こそがやるべき
土地の明徳
是非善悪の葛藤を止揚
人物が出来ると身体・言語動作が決まってくる
為政者が陽明学を排斥する理由
安岡教学の精髄「人物学」 豊田良平
安岡先生の講義ぶり 山口勝朗