松村邦洋まさかの「光る君へ」を語る

松村邦洋まさかの「光る君へ」を語る

2024年NHK大河ドラマ
松村邦洋、まさかの「光る君へ」を語る

芸能界No.1歴史YouTuberが頑張りました!
無手勝流・日本一面白い大河ドラマ解説本、堂々3度目!

時は平安。『源氏物語』そのままの貴族たちのミヤビな生活、セックスと暴力、壮絶な権力闘争……“魂の友”紫式部と藤原道長の2人はどう生き抜く!?

四六 判( 280 頁)
ISBN: 9784833425223

2023年12月12日発売 / 1,540円(税込)

[著]松村 邦洋(まつむら・くにひろ)
1967(昭和42)年8月11日生まれ。山口県出身。日本のお笑いタレント。
大学生の頃、バイト先のTV局で片岡鶴太郎に認められ芸能界入りし、斬新な生体模写で一躍有名に。ビートたけし、半沢直樹、“1人アウトレイジ”、阪神・掛布雅之、故野村克也監督など多彩なレパートリーを誇り、バラエティ、ドラマ、ラジオなどで活躍中。筋金入りの阪神タイガースファン。
芸能界きっての歴史通であり、YouTubeで日本史全般を網羅する『松村邦洋のタメにならないチャンネル』を開設。特にNHKの歴代「大河ドラマ」とそれにまつわる知識が豊富。著書に『松村邦洋「鎌倉殿の13人」を語る』『松村邦洋今度は「どうする家康」を語る』がある。

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目次

  • はじめに

  • 人物相関図

  • 第1章 衝撃……今度の大河ドラマはセックス&バイオレンス

  • 半グレ? チーマー? ワイルドな貴族たち

  • 脚本が『セカンドバージン』の大石静さん

  • 吉高由里子さんの衣装合わせを見て「イケる」

  • 『華麗なる一族』と『ゴッドファーザー』

  • 光源氏は劇中劇で登場するのか、しないのか

  • 「韓流時代劇」で日本の歴史を描く?

  • 藤原道長は、紫式部のパトロンだった

  • 紫式部と道長♡自由自在の書き放題

  • 正しい読みは「せい・しょうなごん」

  • 政敵をどんどんツブしていった藤原氏

  • 350年間、死刑がなかった平安時代

  • もう藤原氏が天下を取っちゃった後の時代

  • 出世のダークホースだった五男・道長

  • 通い婚だから、男はみんなマスオさん

  • 女房――将来の皇后候補の教育係

  • 紫式部、清少納言は競合サロンのメンバー

  • カッコイイ系をそろえた俳優陣

  • 代役の竜星涼さん、『VIVANT』から大河ドラマへ

  • キャラの違う3兄弟の後継ぎの物語

  • そうそうたる「イケメン四納言」

  • 「本当に牛車がいるんだ!」と驚く

  • 上岡龍太郎さん「宇治は京都じゃありません」

  • 紫式部を押し倒しちゃう藤原道長

  • 大河ドラマにはなかった「貴族」の主人公

  • 『源氏物語』をはさんだ大人なセクシー映画

  • 常盤貴子さんは阪神ファン

  • ボクの実家の裏山で転んだ「幕末の有名人」

  • 81歳で清少納言を演じた森光子さん

  • 映画でも大河ドラマでも歌った松田聖子さん

  • 西田敏行、寺島進、山本太郎……大河俳優とカラオケ三昧

  • 一線を越えちゃう継母と息子「あるある」?

  • 母親が秩父宮妃に仕えていた室井滋さん

  • 安倍晴明登場! 貴族が本気で信じた怨霊・タタリ

  • 夜中に幽体離脱、恋ガタキを取り殺す

  • 紫式部は「関白道長の妾」?

  • デビュー前に一瞬だけすれ違った光GENJI

  • 宮中で書いてたからリアルだった『源氏物語』

  • 『ドカベン』に出たプロ選手、『源氏物語』に出た(?)道長

  • 「登場する人物や団体はすべて架空のものです」

  • 第2章 紫式部が『源氏物語』を書き始めて宮廷に入るまで

  • 「男だったらなあ」――父を嘆かせた頭の良さ

  • 先祖代々「文学の一族」に生まれた紫式部

  • 紫式部がもし「Qさま!」に出たとしたら

  • 10年間、無職だった為時父さん

  • 為時父さん、「出世できぬ」泣き言を漢詩に

  • 紫式部、為時父さんとともに越前へ

  • 夫は20歳くらい年上の遊び人

  • はるばる都から雪国へ……ラブレターの中身

  • 恋愛にかけては、宣孝のほうが上手だった?

  • 「本気だったの? 遊びだったの?」

  • 「送った手紙を全部返して」――紫式部が激怒

  • 清少納言に皮肉られた夫・宣孝

  • 紫式部が友達に出したクール過ぎる手紙

  • 夫の死をキッカケに書き始めた『源氏物語』

  • 『竹取物語』『伊勢物語』……物語の好きな友達

  • 今なら少年ジャンプやアニメと同じ?

  • “同人誌”が巡り巡って道長の目に留まる

  • 第3章 五男坊・道長は、こうしてテッペンを取った

  • 道長の父・兼家が関白になるまで

  • 3兄弟の権力闘争、火ダネはここだった!

  • 即位式の帳の中で女官と♡♡♡した花山天皇

  • 女好きが過ぎてやらかした“親子丼”

  • 溺愛した女性を救うために狂奔する

  • 天皇をそそのかして退位させる“うまいアイデア”

  • 安倍晴明の自宅前を通り過ぎて……

  • 兄の自宅前を牛車で素通りしたばっかりに……

  • 年収3~5億円、住まいは数十億円の大豪邸

  • 数百人の貴族が大乱闘、自宅をぶち壊された兼家

  • 兼家の奥さんが書いた、歴史に残る日記文学

  • 『蜻蛉日記』は嫉妬のオンパレード

  • 「人並み以下でしかない私の人生も書いていいのよね?」

  • 即位式に人の“生首”が投げ込まれて、兼家は

  • 天下を取ってから5年で死んだ兼家

  • 道隆が後ろ盾だった定子サロンと清少納言

  • 皇后と中宮は「違うけど同じもの」

  • 道隆兄さんに大っぴらに反抗した道長

  • 17歳の道長、「こいつはデキる」と注目される

  • 採用試験の試験官を拉致してシバき上げる

  • 貴重な日記『小右記』を書いたのは道長のライバル

  • 名門父さんとキャリア母さんの子、中宮定子

  • 清少納言は紫式部と同じ「帰国子女」

  • 「オレは和歌がキライだ」と嘆くダンナ

  • 「パリピ」清少納言、「陰キャ」紫式部

  • 初出仕でガチガチの清少納言、定子の虜になる

  • 清少納言と定子のシャレた会話

  • 道隆が突然の死……定子サロンはどうなる?

  • 兄2人の死、道長と甥っ子・伊周の対決

  • “次”は伊周が最有力、道長は7~8番手

  • 一条天皇が激怒した「勅書改ざん事件」

  • 道長と伊周、道端でメンチの切り合い

  • イケメンぶりが後々まで語られた道隆の死に顔

  • 国のトップ8人中、6人が疫病で死亡……

  • 死んだ道兼の元妻に襲い掛かられた道長

  • 母・詮子、子・一条天皇を説得「次は道長」

  • 伊周と道長が激昂、つかみ合いに

  • 「オレの家の前、通れるものなら通ってみろ」

  • 衝撃……花山法皇殺害未遂の犯人と、生首2つ

  • 宮中を出て、実家に戻らざるを得なかった定子

  • 検非違使がガサ入れ、伊周は逃亡

  • 引きこもっていた清少納言に定子が……

  • 『枕草子』の定子がキラキラしている理由

  • 京都・東山にある定子の墓

  • 結局は“中継ぎ”だった? 道隆・道兼兄弟

  • 長女・彰子に、懐妊の兆しがない……

  • 第4章 紫式部は見た! 道長の素顔と宮廷のウラ側

  • 紫式部、「女の園」彰子サロンに入る

  • 初出仕でダウンし、3カ月以上引きこもる

  • 職場では「惚け痴れ」でいこう

  • 「あなた、今日から藤式部ね」

  • 数少ない友達から有名歌人まで

  • 「定子のほうが、彰子よりよかった」

  • 紫式部が書いた清少納言へのボロクソ評価

  • おっとり繊細な彰子を「守ってあげなきゃ」

  • 紫式部と『源氏物語』がキューピットに?

  • 道長、彰子の安産祈願のため御嶽詣で

  • 「男の子を産め」というプレッシャー

  • 伊周・隆家が道長暗殺&クーデターを画策?

  • 紫式部にヘンなあだ名がついたワケ

  • 漢詩はシャレオツより政治ネタ優先

  • 道長、ついに外祖父のポジション獲得!

  • 彰子入内から9年、ついに敦成親王が誕生

  • 親王にオシッコをかけられ、道長は大喜び

  • 関白にはならなかった最高権力者・道長

  • 「オレは貧乏だから」北を向いて手を洗う

  • 「ここらへんに若紫さんはいるかーい?」

  • 彰子、『源氏物語』豪華本を一条天皇にプレゼント

  • 一晩中、紫式部の部屋のドアを叩き続けた道長

  • またもや道長を呪い殺そうと……伊周、ついに力尽きる

  • エピローグ

  • 越後で病死した紫式部の弟

  • 彰子が道長にタテつくようになった理由

  • 「彰子の女房でデキる奴が1人いる」

  • おわりに

  • 略年表

  • 主な参考文献