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中村天風から教わったやさしい瞑想法

中村天風から教わったやさしい瞑想法

瞑想とは、「心を洗う」こと。
1日30分、悩みや心配事で曇った心を洗濯してあげよう。 すると、あなたの中の何かが変わる──
中村天風に12年間、直接指導を受けた 著者による≪瞑想健康生活≫のススメ

四六 判( 232 頁)
ISBN: 9784833419529

2011年03月14日発売 / 1,650円(税込)

[著] 沢井淳弘 さわい・あつひろ

1939(昭和14)年、大阪に生まれる。京都大学英文科卒。京都産業大学名誉教授。京都市在住。18歳のとき、心と身体の真の健康を確立する方法として「心身統一法」を創案した中村天風(1876-1968)からはじめてヨーガ式の瞑想を学ぶ。以後、12年間にわたって薫陶を受ける。中村天風の教えを元に瞑想の実践・研究を続けた結果、51歳のときに開眼。心が完全に空になる状態を初めて自覚する。それ以来、悩まされていた腰痛や不眠から解放されるとともに、72歳の現在に至るまでなにひとつ病なく、日々身体の芯から生きる喜びが感じられる“絶対幸福感"を得られるに至る。
編著者として『心を空にする~中村天風「心身統一法」の真髄』(財団法人天風会監修、飛鳥新社、2009年2月)、訳者として『レトキ詩集』(国文社)などがある。

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目次

はじめに

序 章 瞑想の境地

集中=瞑想ではない
あなたもすでに瞑想を体験している?
すぐれた人はときどき心を空にする
天風式瞑想は苦行ではない
医学が瞑想の効果を証明する

第一章 瞑想とはなにか

瞑想とは、心を空にすること
瞑想は霊感を生みだす
心の自然をとりもどす
「無我一念」から「無我無念」へ
日本に禅を広めた道元
道元を研究した玉城康四郎
ヨーガの貴重な教典の翻訳者、佐保田鶴治
天風はもっともすぐれた瞑想家
瞑想は自分の良心の声を聞く方法

第二章 瞑想の目的と効用

瞑想には二つの入り口がある
瞑想は健康によい 人をプラス思考に導く
「ほんとうの自分」にめざめるために
瞑想で、自分の心の奥をみつめる
瞑想は最良の助言者

第三章 瞑想に関する医学の研究

瞑想は、ストレスから人の健康を守る
潜在意識のなかの生命力を引きだす
成人病予防にも効果を発揮
睡眠よりも深い休息をあたえる
自然治癒力をたかめる
スポーツ選手も瞑想をする
瞑想をすると世界が美しく見えてくる
海外における瞑想の科学的研究レポートから

第四章 瞑想の方法(一)── 一点注視法

長時間坐る必要はない
集中すれば、だれにでもできる
集中とは、一点に集中すること
丸い黒い点がいちばん集中しやすい
ローソクの灯を注視するのもよい

第五章 瞑想の方法(二)── 一音傾聴法

流れるような連続音を聞く
ブザーの音と鈴の音
鈴の音に集中するために
音のない世界が宇宙の実相
瞑想は生命力を生みだす
鈴を買うときに役立つミニ知識

第六章 瞑想の姿勢

瞑想の姿勢はむつかしくない
足の組み方
手の組み方
瞑想のための下準備
無邪気な気持ちで瞑想する


第七章 瞑想と坐禅の違い

瞑想はビッグ・ワード
瞑想がメディテーションの訳語に
瞑想と冥想はおなじこと
ヨーガのディヤーナが「禅」となった

第八章 ヨーガと禅のつながり

ヨーガの究極が瞑想である
ヨーガは宗教だろうか
ヨーガは個人の自由を尊重する
ヨーガは人類にとって普遍的なもの
心と体を一つにする
ヨーガと禅はつながっている

第九章 私の瞑想体験

瞑想はすぐにはわからなかった
心身の健康に自信を回復して
突然おそってきた精神の危機
腰痛に悩む
瞑想に救われる
瞑想の効果を実感する
瞑想すると「気にならなくなる」

第十章 瞑想の達人としての天風

天風はいくども死線を越えた
瞑想の時間は短くていい
創造的に生きるということ
天風先生は気力の親玉
威厳と天真爛漫な頬笑みと

終章 天風先生の思い出

はじめて、先生の声貌に接す
先生と食事をともにする
先生の留守宅にあがりこむ
先生から手紙をいただく

おわりに