[著]山本益博(やまもとますひろ)
1948年4月11日生まれ。東京都出身。早稲田大学第二文学部演劇学科卒。落語評論家、料理評論家。国立劇場小劇場の第五次落語研究会では桂文楽(八代目)の落語を体験。大学の卒業論文はそのまま『桂文楽の世界』として商業出版される。この論文は現在でも桂文楽研究の最高峰。2013年には『名人芸の黄金時代 桂文楽の世界』と改題されて、中央文庫より出版される。
KTVの演芸番組「花王名人劇場」ではプロデューサーを務めていた。テレビ朝日「ザ・テレビ演芸」の「飛び出せ! 笑いのニュースター」コーナーでは審査員としてダウンタウンらを審査。演芸、料理に関する著書多数。
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[まえがきにかえて] 幻の志ん朝・談志二人会
[第一章]誰よりも何よりも落語を愛す
[第二章]「文七元結」をめぐって
[第三章]落語ノート昭和五十一~五十三年
[第四章]天才落語家とその素顔に魅せられて
[第五章]落語「やかん」と談志の「やかん」
わたしが聴いて選んだ<談志十八席>
※本書について
第一章は、『プロフェッショナルの本領』(山本益博著・新潮社)の一部を改稿のうえ載録しました。第五章の落語「やかん」と談志「やかん」は、それぞれ『落語百選 秋』(麻生芳伸編・ちくま文庫)と『談志の落語一』(立川談志著・静山社文庫)を底本としました。上記以外は全て本書のためのオリジナルです。