[著]平野暁臣(ひらの・あきおみ)
空間メディアプロデューサー 岡本太郎記念館館長
1959年生まれ。岡本太郎が創設した現代芸術研究所を主宰し、イベントやディスプレイなど“空間メディア”の領域で多彩なプロデュース活動を行う。
プロジェクトの現場では、コンセプトの立案から制作体制の構築、実行部隊の組織化とマネジメントまで、総合プロデューサーとしてプロジェクト全体を統括している。
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はじめに
CHAPTER 01 欲望をセットし、ビジョンを描く
01 プロデューサーはどんな仕事をする人なのか?
02 世の中にないモノ、サービスを生み出すために
03 「二番煎じ」はプロデュースではない
04 「アイデアの生まれる街」、六本木ヒルズ
05 ビジョンの出発点はパーソナルな欲望
06 アイデアは「なぜ?」から考える
07 「分析」でプロデュースはできない
08 「オタクのカリスマ」の哲学とは?
CHAPTER 02 腹をくくって、構える
09 なにが欲しいかは聞かない
10 オリジナルの着想と技で勝負する
11 ときに常識を捨て、腹をくくってやり抜く
12 鉄則は嘘のないコミュニケーション
13 最初に描いたイメージに固執しない
14 走りながらつくり、つくりながら考える
CHAPTER 03 チームを起動し、味方に引き込む
15 ギリギリまで絞って、「これだけ」に賭ける
16 ビジョンは迷いのない言葉で伝える
17 全員が自由に考えをぶつけあう空気にする
18 思考と価値観の自由を保証する
19 決断こそがプロデューサーの最大の仕事
20 意思決定で重視すべきは明快さとスピード
21 「これは自分のアイデア」と皆に思わせる
22 「共感」で周囲を味方に引き込む
23 ビジョンを「物語」として語る
24 的確な状況判断でキラーパス的プラン修正を行う
CHAPTER 04 人を束ね、惹きつける
25 現場に熱を送り込む
26 メンバーは腕力、センス、統率力で評価する
27 リスペクトありき
28 少数精鋭でスムーズに意思決定し、行動する
29 指揮権をどう配分するか
30 あえて枝葉は見ない
31 意思疎通に最適な距離感は?
32 マンネリは異分子で打破する
33 共感を育むコミュニケーション
34 ファクトではなく、決意を伝える
CHAPTER 05 プロデュースの勘所
35 ローリング・ストーンズはなぜ偉大か
36 得意技を習得し、ひたすら磨く
37 自分にしかできない戦い方とは
38 だれでも最初は見様見真似
39 現場を知らない者の判断は危ない
40 生きた情報を手に入れるには
41 信頼と敬意でつながる
42 「命令」は役に立たない
43 指揮統制の基本原理はボトムアップ
44 ミッション形式で指令する
45 大幅な変更を余儀なくされたら
46 楽観と悲観を行き来する