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逃げる自由

逃げる自由
諦める力2

ベストセラー『諦める力』、待望の続編!
──「こうあるべき」とか「こうせねばならない」という呪縛から自由になるためには、
自分や他者を早めに、そしてこまめに「がっかりさせておく」ことだと僕は思う。
つまり、独り歩きしている理想、目標、基準……そんなものから距離を置いてみるということだ。

四六 判( 208 頁)
ISBN: 9784833421768

2016年05月31日発売 / 1,540円(税込)

[著]為末大(ためすえ・だい)
1978年広島県生まれ。陸上トラック種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2016年4月現在)。2001年エドモントン世界選手権および2005年ヘルシンキ世界選手権において、男子400メートルハードルで銅メダル。シドニー、アテネ、北京と3度のオリンピックに出場。2003年、プロに転向。2012年、25年間の現役生活から引退。現在は、自身が経営する株式会社侍のほか、一般社団法人アスリートソサエティ、株式会社Xiborgなどを通じて、スポーツ、社会、教育、研究に関する活動を幅広く行っている。著書に『走る哲学』(扶桑社)、『走りながら考える』(ダイヤモンド社)、『諦める力』『為末大の未来対談』(ともにプレジデント社)などがある。

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目次

はじめに


第1部 為末大の悩み相談室

I 面倒くさい自分との付き合い方

仕事で「やりたいこと」がないのは悪いことでしょうか

 ▼ぴったりくるもの

「頑張りすぎず自分らしく生きる」ってどういう意味でしょう

 ▼あるべき姿

他人の期待に応えようと思うあまり疲れ果ててしまいます

 ▼自由と選択肢

うまくいかないことを全部自分のせいにしてしまいます

 ▼負け癖

人生で一度も女性と付き合ったことがありません

 ▼パニックに至るメカニズム

卒業アルバムに顔を載せられるのって嫌じゃないですか?

 ▼しょうがない

II 困った人たちとの付き合い方

虚言癖のある人と一緒に働いています

 ▼人気者とすごい人

同窓会で昔の友人に失望。そう感じてしまう自分にも失望

 ▼「当たり前」の摺り合わせ

陰謀論やコアな論客にうんざりしています

 ▼いつも怒っている人

「自然」を掲げる保育園の方針についていけません

 ▼閉じられた世界は弱くなる

III 家族の悩み、お金の悩み

高校生になっても母親と一緒に寝たがる息子

 ▼アンラーニング

お父さんに認められなくて苦しいです

 ▼記憶について

病弱な夫を抱えたゆとりのない生活に絶望しています

 ▼人生を引き受けるということ

気づけば独身のまま四十代。親孝行のためにも結婚したい

 ▼多様性を担保する

中学生のいるシングルマザーですが、パチンコがやめられません

 ▼目標までの距離とパフォーマンス

IV 職場の人間関係

部下のためを思ってつい厳しくしすぎてしまいます

 ▼褒められることの恐ろしさ

お局様がスマホを使わず辞書と虫眼鏡を使えと言ってきます

 ▼負けられない人

部下が何かにつけ「パワハラ」と騒ぎたてます

 ▼惚れたら負けよ

誰の得にもならないのに人を攻撃する人が多すぎる

 ▼嫌いなことと一体感

V キャリアの問題

知名度で就職先を選んでしまったことを後悔しています

 ▼知ることのリスク

憧れの仕事があるが、行動を起こせぬまま10年たってしまった

 ▼実験と無責任

過去の栄光が忘れられず、キャリアに行き詰まっています

 ▼スランプのしのぎ方

アカデミー賞を取る夢、諦めたほうがいいですか?

 ▼象徴型リーダーと実務型リーダー

「安定が大事」ってどういう意味ですか?

 ▼自滅しがちな想像

お金が十分にあっても働きますか?

 ▼「働く」ということ──新年のご挨拶

第2部 意味を求めない生き方

【特別対談 みうらじゅん×為末大】

「ハードルの高さ」に意味はない

敗北と気づきはセットである

「飽きていないふり」をする

本当に好きかどうかなんてどうでもいい

レッツゴー不自然!

スポーツは案外「ギリギリなこと」をやっている

「オリンピッ会」をやろう

「感動」を求められる人生は生きづらい?

「実はあの人……」と思われたい

「本当は走りたくなかった」と言ってみる

為末大がいつもフクロウのブローチをつけていたら?

世間はとにかく安心したがっている

違和感から世界観が生まれる

超人と変態は紙一重?


おわりに