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まるわかりFinTechの教科書

まるわかりFinTechの教科書

金融とITという、2つの業界が新しい形で「相乗」することで、
イノベーションが起きようとしており、それは利用者にどのような変化をもたらすのか?

四六 判( 216 頁)
ISBN: 9784833421775

2016年07月29日発売 / 1,430円(税込)

[著]丸山隆平(まるやま・りゅうへい)
1948年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。1970年代、日刊工業新聞社で第一線の経済・産業記者として活躍。企業経営問題、情報通信、コンピュータ産業、流通、ベンチャービジネスなどを担当。現在、金融タイムス記者として活動中。著書に『AI産業最前線』(共著・ダイヤモンド社)などがある。

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目次

はじめに

第1章 銀行法改正のインパクト――金融庁が思い描く日本版フィンテック

01 銀行法改正で、日本でも本格的にフィンテックが動きだす
02 既存の金融機関、企業はフィンテックでどうなるのか
03 IT企業と金融機関のかかわりはどう変わっていくのか
04 改正銀行法が見据える、業界の展望
05 銀行法改正のポイント──ITの進展に伴う技術革新への対応
06 銀行法改正のポイント──仮想通貨への対応
07 銀行法改正のポイント──金融グループのガバナンスの強化

第2章 仮想通貨ビットコインの実像と、ブロックチェーンの可能性

08 注目が高まる仮想通貨
09 仮想通貨、ブロックチェーン、ビットコイン、暗号通貨の関係
10 ビットコインが注目される本当の理由
11 ビットコイン発のデータベース技術──ブロックチェーン
12 ブロックチェーン技術の応用
13 世界に先駆け、銀行でのブロックチェーン実証実験──テックビューロー
14 ブロックチェーンの健全な発展を目指す業界活動を牽引──bitFlyer
15 独自の地域通貨「SmartCoin」を開発──Orb

第3章 アメリカにおけるフィンテック誕生の背景と実例

16 米国でフィンテックが先行した背景
17 ミレニアル世代の拡大
18 オンライン決済で銀行業を再発明──PayPal
19 小さい店でも簡単・低価格でカード決済を導入できる──Square
20 預金口座の概念を変えるネオバンク──Simple
21 6分で審査する無担保・オンライン融資──Kabbage
22 人と人をつなぐP2P融資──Lending Club
23 不特定多数から出資を募るクラウドファンディング──Kickstarter
24 自立した生活者を育てる個人資産管理(PFM)──MX
25 人工知能が自動的に投資運用──ロボットアドバイザー

第4章 フィンテックとは何か

26 金融産業とIT産業の「相乗」
27 フィンテックはどのように登場してきたか
28 スマートフォンの普及によるフィンテック誕生の地盤形成
29 フィンテックがターゲットとする金融サービスの8分野
30 フィンテックを支えるテクノロジー──クラウド
31 フィンテックを支えるテクノロジー──API
32 フィンテックのプレイヤーは誰か
33 銀行・証券マンの仕事はどう変わるのか?
34 フィンテックブームはいつまで続くのか?

第5章 日本版フィンテックを支えるベンチャー企業

35 ファイナンスの隙間を埋めるソーシャルレンディング──maneo
36 ネットとリアルの相乗効果で住宅ローンの借り換えをサポート──MFS
37 カード決済ビジネス変革の“長女”──コイニー
38 コンサル業を軸足にフィンテックにも目を光らす──メタップス
39 独自開発のロボットアドバイザーによる資産運用──お金のデザイン
40 フィンテック産業をリードする先駆者──マネーフォワード
41 金融大手からの信頼が厚いPFM──マネーツリー
42 クラウドによる税務・会計システム──アカウンティング・サース・ジャパン
43 中小企業の会計処理にクラウド革命をもたらす──freee
44 速くて確実、セキュリティも安全な指紋認証技術──Liquid

第6章 国内大手ITベンダーのフィンテックへの取り組み

45 “全方位的”にフィンテックに取り組む──NTTデータ
46 ブロックチェーン技術の実装で先行──野村総合研究所
47 金融機関とベンチャー企業を結びつける──富士通
48 地方銀行のフィンテック対応に貢献する──日本アイ・ビー・エム
49 ベンチャーのインキュベーションを支援する──電通国際情報サービス

第7章 フィンテックに向き合う金融機関の本気度

50 ベンチャーのサービスとも積極的に提携──みずほフィナンシャルグループ
51 独自仮想通貨の開発も──三菱UFJフィナンシャルグループ
52 大手ベンダーからベンチャーまで広い視野で──三井住友フィナンシャルグループ
53 信用金庫はフィンテックをどう捉えているか──西武信用金庫、東京東信用金庫
54 インターネット専用銀行の動き──住信SBIネット銀行
55 1億米ドルのフィンテックファンドの運用を開始──楽天グループ
56 ネットビジネスで先行するコンシューマーIT企業、SNS企業が黒船になる?

おわりに

参考文献