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セキュアベース・リーダーシップ

セキュアベース・リーダーシップ
<思いやり>と<挑戦>で限界を超えさせる

スイスの名門ビジネススクール、IMDで使われている「最高のリーダー」になるための教科書

人は、安全基地があればより遠くまで飛んでいける。
人は「失敗しても大丈夫」と思えるとき、最も果敢に振舞える。リーダーがチームの安全基地(セキュア・ベース)のような存在となることで、メンバーの才能、意欲、創造力、エネルギーを解き放つ、いう考え方に基づいた新しいリーダーシップ論。単に優しいリーダーではなく、部下の安全基地となると同時に自身の力を最大限に発揮してはじめて達成できるような高い目標を与えることで、チームのパフォーマンスを桁違いに上げる。著者のコーリーザーは人質交渉人の経験もあり、彼の経験も生かされている。

本書の基となった調査について(PDFファイル)

「社会的感情としての『悲しみ』についてどのように対処するかについて書かれた本書の第4章のPDFファイルを現在無料で公開しています。
第4章のPDFファイルはこちらからご覧いただけます。

四六 判( 408 頁)
ISBN: 9784833422963

2018年09月28日発売 / 2,750円(税込)

●ジョージ・コーリーザー George Kohlrieser

スイスにある世界有数のビジネススクール、IMDの教授(リーダーシップと組織行動)。心理学者として、また人質解放の交渉人としての経験を持ち、得られた教訓を生かして、世界の100か国以上のリーダーやグローバル企業を対象に仕事を行ってきた。研究・教育・コンサルティング活動のテーマは、リーダーシップ、チームワーク、変革管理、対話・交渉、コーチング、ワークライフバランス、個人そして職業人としての成長、など。オハイオ州立大学にて博士号取得。彼が2002年に創設し、現在もディレクターを務めるIMDの6日間のHigh Performance Leadership(HPL)プログラムは、2018年9月までに80回を重ね、世界数十カ国の5000人を超えるリーダーが学んできた。本書のほかにHostage at the Table: How Leaders Can Overcome Conflict, Influence Others,and Raise Performanceを著している。

●スーザン・ゴールズワージーSusan Goldsworthy

IMD客員教授(リーダーシップと組織変革)。オリンピック決勝出場経験を持つ元水泳選手。人々とともに、知識を行動に転換させるプロセスに取り組むことに情熱を持つ。経営幹部の自己変革を支援する、IMDのCLEAR(Cultivating Leadership Energy through Awareness and Reflection)プログラムの共同ディレクター。本書の他の共著書に、Choosing Change: How Leaders & Organizations Drive Results One Person at a Timeがある。現在、組織行動論で博士号取得の過程にある。エグゼクティブコーチとしても経験が豊富。

●ダンカン・クーム Duncan Coombe

IMD非常勤教授(組織行動とリーダーシップ)。企業幹部を対象に、リーダーシップ、組織開発、文化と変化のマネジメントなどのテーマについて講義、アドバイスを行う。仕事の中心となるテーマは人間の幸福で、個人、チーム、組織、社会など、あらゆるレベルでこのテーマを追求している。ケースウェスタン・リザーブ大学のウェザーヘッド経営大学院で、組織行動論を研究し、博士課程を修了。IMDではMBA(経営修士号)を取得。プロクター・アンド・ギャンブルとインベステック・アセット・マネジメントでさまざまな事業開発のポジションを経験した。

●IMDについて International Institute for Management Development

スイス・ローザンヌに本拠を置くビジネススクール。経営幹部育成と企業変革支援に特化し、同領域では世界トップクラスの評価を得ている。本書はIMDがスイスやシンガポールで開催するHigh Performance Leadership、日本でPwCコンサルティングと共催するYour Leadership Journeyなどの経営幹部育成プログラムの思想的基盤を成すものである。

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目次

第1章 安全とリスクのパラドックス

第2章 セキュアベース・リーダーの9つの特性

第3章 信用構築サイクル

第4章 社会的感情としての「悲しみ」

第5章 「心の目」で見る練習

第6章 「勝利を目指す」マインドセット

第7章 自分のセキュアベースを強化する

第8章 他者のセキュアベースになる

第9章 「安全基地」としての組織

第10章 人間の顔をした組織をつくる