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京都、パリ

京都、パリ

26万部『京都ぎらい』の井上章一氏、フランス文学界の重鎮である鹿島茂氏が、知られざる京都とパリの「表と裏の顔」を語り尽くす。
たとえば、
・日本には「怨霊」がいるが、フランスにはいない
・日本のお茶屋とパリの娼館は、管理システムが似ている
・パリの娼館は、スパイの温床だった
・日仏では、女性のどこに魅力を感じるか
・洛中の人にとっての「京都」はどこ?
・パリの人にとっての「パリ」はどこ?
・パリと京都の「汚れ」に対する意識の違い
など、知っているようで知らなかった「京都とパリ」の秘密がわかる。

四六変型 判( 272 頁)
ISBN: 9784833422987

2018年09月28日発売 / 1,296円(税込)

鹿島 茂(かしま・しげる)

フランス文学者。明治大学教授。専門は19世紀フランス文学。1949年、横浜市生まれ。1973年東京大学仏文科卒業。1978年同大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。現在明治大学国際日本学部教授。『職業別パリ風俗』(白水社)で読売文学賞評論・伝記賞を受賞するなど数多くの受賞歴がある。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設。新刊に『悪の箴言 耳をふさぎたくなる270の言葉』(祥伝社)、『明治の革新者~ロマン的魂と商業~』(ベストセラーズ)、『カサノヴァ 人類史上最高にモテた男の物語』(キノブックス)などがある。

井上章一(いのうえ・しょういち)

1955年、京都府生まれ。京都大学工学部建築学科卒、同大学院修士課程修了。京都大学人文科学研究所助手ののち現在、国際日本文化研究センター教授。専門の建築史・意匠論のほか、日本文化や関西文化論、美人論など、研究範囲は多岐にわたる。1986年『つくられた桂離宮神話』(弘文堂、講談社学術文庫)でサントリー学芸賞、1999年『南蛮幻想』(文藝春秋)で芸術選奨文部大臣賞、2016年『京都ぎらい』(朝日新書)で新書大賞を受賞。その他、『美人論』『関西人の正体』(朝日文庫)、『京都ぎらい 官能篇』(朝日新書)など著書多数。

目次

まえがき

京都の地図

パリの地図

第1章 京都人とパリジャンの気質

  •  生まれと育ちに対する意識
  •  創業年数を誇る京都のお店
  •  パリのブルジョワジーは金融系で、お城持ち
  •  京都人は東京へ行くことを、やはり「東下り」と言う
  •  パリになぜ核家族が残ったのか
  •  パリジャンの、お金に対する意識
  •  京都人の、お金に対する意識
  •  日本には「怨霊」がいるが、フランスにはいない
  •  ヨーロッパでの死の概念
  •  日本人の、フランスに対する思い

第2章 京都の花街、パリのキャバレーや娼館

  •  宗教家とエロティシズムの関係
  •  日本の花街とフランスの娼館
  •  日本とフランスで、政治的にも使われた性風俗
  •  パリの娼館は、スパイの温床だった
  •  京都のお茶屋とパリの娼館は、管理システムが似ている
  •  パリのサロン文化が花開いた背景

第3章 京女、パリジェンヌの美人力

  •  かつてのフランス式夫婦、フランス式恋愛
  •  自慢したい男心
  •  パリジェンヌの魅力
  •  意気地なし文化を育んだ京都
  •  女性のどこに魅力を感じるか
  •  フランス語の隠語
  •  男の幻想を支える「京女」と「パリジェンヌ」

第4章 京都とパリの魅力、都市史

  •  洛中の人にとっての「京都」はどこ?
  •  パリの人にとっての「パリ」はどこ?
  •  パリと京都の「汚(けが)れ」に対する意識の違い
  •  パリの墓地
  •  土地の持ち主
  •  パリの高級住宅地の変遷
  •  応仁の乱の前、後
  •  近年のパリの再開発
  •  パリのマレ地区はユダヤ、ファッション、ゲイのエリア
  •  京都にゲイスポットはない
  •  京都、東京、パリの「とらや」
  •  京都とパリの街並みを比較
  •  京都・百万遍のカルチェ・ラタン
  •  現代の教育事情
  •  パリジャンは日本車、ドイツ車、国産の車をどう思っているか
  •  パリをテーマにした詩や歌
  •  京都とパリが人気の観光都市になった背景

第5章 京都とパリの食事情

  •  パリの食事情
  •  京都の食事情
  •  日本人から見たフランスの魚介類
  •  京都の地酒、パリのワイン
  •  京都とフランスのつながり
  •  フランス文化を語るのに欠かせないイタリア文化
  •  京都人から見た東京、リヨン人から見たパリ
  •  安くておいしい食べ物なら京都より大阪、フランスよりイタリア
  •  食も風俗も、パリよりリヨンのほうが進んでいた?
  •  フランスのシュヴァリエ文化

注釈

あとがき