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日本の論点2020~21

日本の論点2020~21

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【2時間でわかる「世界と日本の全総括」】
『アホな指導者の下でどう生き抜くか』が今年の日本の論点の全体テーマとなります。
21世紀に入り20年が過ぎようとしていますが、世界を俯瞰して改めて感じるのが、民主主義の危機的状況であると、大前研一氏は言います。大前氏は、欧州、米国等で進行するポピュリズムの動きをしっかりと見据えて、全世界が直面する課題を指摘しながらも、政治・経済・文化のあらゆる角度から、それらの解決策を提示します。21世紀を生き残るために日本はどうあるべきか。また、どこに進めるべきか。大前氏の1年間の主張が詰まった濃い内容です。

四六 判( 360 頁)
ISBN: 9784833423458

2019年11月15日発売 / 1,760円(税込)

[著]大前 研一 (Kenichi Ohmae)
早稲田大学卒業後、東京工業大学で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得。日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、現在、(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役会長、ビジネス・ブレークスルー大学学長。著書に、『「0から1」の発想術』『低欲望社会「大志なき時代」の新・国富論』『「国家の衰退」からいかに脱するか』(共に小学館)、『大前研一 稼ぐ力をつける「リカレント教育」』、「日本の論点」シリーズ(小社刊)など多数ある。「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。マッキンゼー時代にはウォール・ストリート・ジャーナル紙のコントリビューティング・エディターとして、また、ハーバード・ビジネス・レビュー誌では経済のボーダレス化に伴う企業の国際化の問題、都市の発展を中心として広がっていく新しい地域国家の概念などについて継続的に論文を発表していた。この功績により1987年にイタリア大統領よりピオマンズ賞を、1995年にはアメリカのノートルダム大学で名誉法学博士号を授与された。英国エコノミスト誌は、現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカー(故人)やトム・ピーターズが、アジアには大前研一がいるが、ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない、と書いた。同誌の1993年グールー特集では世界のグールー17人の1人に、また1994年の特集では5人の中の1人として選ばれている。2005年の「Thinkers50」でも、アジア人として唯一、トップに名を連ねている。2005年、『The Next Global Stage』がWharton School Publishingから出版される。発売当初から評判を呼び、すでに13カ国以上の国で翻訳され、ベストセラーとなっている。経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。趣味はスキューバダイビング、スキー、オフロードバイク、スノーモービル、クラリネット。ジャネット夫人との間に二男。

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目次

巻頭言 「アホ」が支配する世界で私たちはどう生きていけばいいか

[日本編]

  •  Strategy 01 歴代最長の安倍政権において憲法改正は達成されるのか
  •  Strategy 02 財務省が2024年に密かに進める“令和の徳政令”プラン
  •  Strategy 03 国の借金を容認する、嘘っぱちMMTに騙されるな
  •  Strategy 04 自民党政府のお家芸、「密約外交」では、沖縄基地も日露関係も解決しない
  •  Strategy 05 EPAの裏で温存される欧州高級ワイン“ぼったくり”システム
  •  Strategy 06 老害の財界が密かに進める原発再開のロビー活動
  •  Strategy 07 成人年齢を引き下げるなら、無償義務教育は高校まで延長せよ
  •  Strategy 08 人手不足と人口減の解決策は、「戸籍廃止と移民受け入れ」だ
  •  Strategy 09 憲法第8章を書き換えない限り、日本の地方衰退は進んでいく
  •  Strategy 10 つながる、自動運転、共有、電動、「CASE」時代の自動車業界の未来
  •  Strategy 11 「世界都市・東京」復活のカギは、築地、勝どき、晴海の一体開発にあり

[世界編]

  •  Strategy 01 トランプのイラン制裁の原因は、アメリカの国内問題なのか?
  •  Strategy 02 今や再選絶望のトランプ。次期大統領の候補は誰か?
  •  Strategy 03 トランプと金正恩、外交センス・ゼロの2人に振り回される世界
  •  Strategy 04 戦争も道具。チープなトランプ劇場はもう見飽きられている
  •  Strategy 05 日本のメディアが勘違いしているプーチン提案の真相
  •  Strategy 06 裏の顔を持つサウジ皇太子とトランプ政権の蜜月関係のゆくえ
  •  Strategy 07 超大国・中国と渡り合うしたたかな台湾人から学ぶべきこと
  •  Strategy 08 「統一コリア」を進める文在寅大統領。日本がとるべき現実的戦略とは
  •  Strategy 09 世界を覆う「ポスト・トゥルース」とワーキングプア反乱の問題点
  •  Strategy 10 出口のまったく見えないブレグジット問題で、イギリスの英知は発揮されるのか?

[特別編]

  •  Special 01 日仏3社連合の裏で見え隠れするフランス政府の野心
  •  Special 02 「答えのない」時代に求められるリーダー育成法とは何か?
  •  Special 03 AI時代に不可欠な「人間にしかできないスキル」を養う教育システムのつくり方
  •  Special 04 日本を成長させるのは、「構想力」を持った人材である
  •  Special 05 21世紀サイバー経済でパスポートとなるのは、どんなスキルか