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三国志に学ぶ人間関係の法則120

三国志に学ぶ人間関係の法則120

今から約1800年前のこと。
中国では魏、呉、蜀の国が争っていました。
「三国志」の舞台となる3つの国です。

「三国志」には大きく2つあります。

1つは正史『三国志』。3世紀に陳寿(ちんじゅ)が記した歴史書で、三国が成立し、やがて晋に統一されるまでの様子が記され、魏を正統としています。

もう1つは『三国志演義』。14世紀頃の中国の作家・羅貫中(らかんちゅう)が、正史『三国志』をもとに書いたとされる歴史小説で、蜀を正統としています。

歴史書の『三国志』と、歴史小説の『三国志演義』。

2つの中で広く認知されているのは、『三国志演義』です。そこに描かれているのは、戦いに明け暮れる武将たち……ではなく、人に頼ったり、頼られたり、人のせいにしたり、だましたり、ひいきしたり、感情的になったり、秘密にしたり、仲良くしたり、好きになってしまったり……現代と変わらない泥くさく悩ましい人間たちの姿。彼らの戦いが「戦場」だけでなく「人間関係」にあるからこそ、『三国志演義』が人々の共感を得て、長く愛され続けているのではないでしょうか。

この本では、そんな『三国志演義』の全120回の物語を、「人間関係」という視点からひもといていきます。

四六 判( 272 頁)
ISBN: 9784833423724

2020年06月15日発売 / 1,430円(税込)

文:ペズル
子供の頃に『三国志』(講談社 著:吉川英治)や歴史シミュレーションゲーム『三國志』(コーエー[現・コーエーテクモゲームス])にのめり込み、大学では東洋史を専攻する。

絵:田中チズコ
1986年生まれ。大学卒業後、玩具雑貨メーカーでキャラクターグッズの制作等に携わる。
OL生活の傍ら、セツ・モードセミナー、パレットクラブスクールにて絵を学び、2015年頃よりフリーのイラストレーターに。
子供向けから大人向けまで幅広く書籍や雑誌等のイラストレーションを手がける。
イラストを担当した『フムフム、がってん! いきものビックリ仰天クイズ』(文藝春秋)が発売中。
趣味は気ままな散歩と昭和の映画を観ること。

目次はこちら(クリックで開きます)

目次

序章 「気になる人」は、「気が合う人」かも。 劉備

第1回 言うべきことは、「言いたいこと」より「言われたいこと」。 張角

第2回 自分が正しい時こそ、正義感の扱いは慎重に。 張飛

第3回 自信と過信は紙一重。 何進

第4回 コミュニケーションは、切り返しが99%。 曹操

第5回 言い出しっぺは、損するくらいがちょうどいい。 曹操

第6回 結局、似た者同士が集まる。 董卓

第7回 イケイケの時こそ、助言に耳を傾けよう。 孫堅

第8回 恋をすると、仕事どころじゃなくなる人がいる。 王允

第9回 裏切る人は、何度も裏切る。 呂布

第10回 優れた人は、優れた人を呼ぶ。 曹操

第11回 飛躍する人の隣には、優れた補佐役がいる。 陳宮

第12回 過剰演出で感動を。 曹操

第13回 だれをひいきするかで運命は大きく変わる。 李?

第14回 人づての高評価は、だれでもうれしい。 満寵

第15回 気に入ったら、まずは信じる。 孫策

第16回 だれだって、表と裏の顔がある。 曹操

第17回 優れたリーダーほど、時にサラッと非情な決断をする。 曹操

第18回 ほめるなら、できる限り具体的に。 郭嘉

第19回 相手の態度は、過去の自分の鏡。 呂布

第20回 人生の8割は、我慢と苦悩でできている。 劉備

第21回 あえてみくびられる。これも世を生き抜く戦略の1つです。 劉備

第22回 リーダーに不向きなのは、間違う人より迷う人。 袁紹

第23回 大きな仕事ほど、小さな関係を大切に。 董承

第24回 思っていないこともさらりと言う「割り切り力」を。 劉備

第25回 条件提示は、事前に&具体的に。 関羽

第26回 否定が続くと、だれでも腐る。 沮授

第27回 大切なのは、「出会い方」より「別れ方」。 曹操

第28回 「許す」と決めたら、とことん許そう。 曹操

第29回 「なんか嫌いな人」に執着すると、傷つくのは結局自分。 孫策

第30回 他人のあやまちをとがめない勇気を持とう。 曹操

第31回 危険なのは、派閥が多い時より派閥が2つの時。 袁紹

第32回 相手の内輪もめは、攻め時ではなく見守り時かも。 郭嘉

第33回 時には反対意見に「ありがとう」を。 曹操

第34回 「ほら言ったでしょ」は、絶対禁句。 劉備

第35回 人との出会いは「運」と「縁」。 劉備

第36回 「知らない」と言えるキャラは強い。 劉備

第37回 異論があっても、一言目から否定はNG。 劉備

第38回 お願いごとは、徹底的に誠意を見せよう。 劉備

第39回 できる人は、しっかり根回しできる人。 孔明

第40回 説得するより、質問しよう。 王粲

第41回 偉い人ほど、こびる人をすぐ見抜く。 曹操

第42回 「ってことは」を考える連想力を。 曹操

第43回 会議で最初にやるべきことは、重要人物を見極めること。 孔明

第44回 「仕事」より「私事」のほうが、人の心を大きく動かす。 孔明

第45回 手柄を立てたがる人は、割とだまされやすい人。 ?幹

第46回 「それ知ってるよ」の言い過ぎ注意。 孔明

第47回 相手が思わず質問したくなれば、主導権はこっちのもの。 ?沢

第48回 有名人が言うだけで、説得力は5割増し。 曹操

第49 回 同じことを二度言われるのは、危険なサイン。 曹操

第50回 世の中は、「貸し借り」でできている。 曹操

第51回 ひいきがあるのは、当たり前。 劉備

第52回 「相性がいい人」を大切に。 劉備

第53回 リーダーのミスを指摘できるチームは強い。 孫権

第54回 理不尽は、いつも突然やってくる。 賈華

第55回 「私は悪くない」は火に油。 徐盛・丁奉

第56回 イラっときたら、未来を見よう。 顧雍

第57回 どうしても見た目で判断しちゃうよね。 孫権・劉備

第58回 敵の敵をうまく使って生き抜こう。 孔明

第59回 いったん疑うと、そういう目でしか見られなくなる。 馬超

第60回 人は「比較」で判断する。 張松

第61回 会って話すと、仲良くしちゃうもの。 劉備

第62回 築くのはじっくり、崩れるのはあっさり、それが信頼関係だ。 劉璋

第63回 悪意を持って解釈すると、結局自分の身を滅ぼす。 ?統

第64回 権力者を味方にすると、一気に味方が増える。 張飛

第65回 元リーダーの取扱いに要注意! 孔明

第66回 秘密の話は、たいていもれる。 献帝

第67回 全てを失っても、モラルは失うな。 張魯

第68回 賢い人には、言葉の背後を読ませよう。 賈?

第69回 好きな人の欠点は、気づきにくい。 曹操

第70回 「そこは私でしょう!」を引き出そう。 孔明

第71回 「どう言うか」は、相手による。 劉曄

第72回 飛び抜けた才能は、上司的には鼻につく。 楊修

第73回 無理なお願いのあとに、少し小さなお願いを。 孔明

第74回 言うことは、コロコロ変えよう。 曹仁

第75回 「平気なフリ」も、リーダーの仕事の1つだ。 関羽

第76回 断る時の最後の手段は、「上からの命令なので」。 呂蒙

第77回 さりげない責任転嫁に要注意。 司馬懿

第78回 過去の経験は、時に思考を鈍らせる。 曹操

第79回 怒りと後悔は、いつだって隣り合わせ。 劉備

第80回 1800年前も、「おどし」がありました。 献帝

第81回 判断の決め手は、「良い悪い」より「好き嫌い」。 劉備

第82回 もので済むなら、ケチらずあげよう。 孫権

第83 回 人の恨みは、自分が思っているより深い。 糜芳・傅士仁

第84回 「決断する人」は、いつだって孤独だ。 陸遜

第85回 引き継ぐ相手は明確に。 劉備

第86回 人は人の本気に弱い。 鄧芝

第87回 「面倒臭いこと」こそ、人に任せず自分でやろう。 孔明

第88回 定期的に言おう、「頼りにしています」。 孔明

第89回 「あと1回だけ!」は、何度も言ってしまう。 孟獲

第90回 全てを任せられると、人はその思いに応えたくなる。 孔明

第91回 ウワサを流す人より、ウワサを信じる人に気をつけよう。 司馬懿

第92回 年下のことは、どうしても見下しやすい。 趙雲

第93回 小者に時間と手間を費やすな。 孔明

第94回 事前確認か事後報告か、そのバランスが仕事力。 司馬懿

第95回 同じことでも、言い方次第で相手の気分は激変する。 孔明

第96回 軽く聞き流していたことほど、大きな失敗に直結する。 孔明

第97回 「怒り」と「軽視」は、思考をひどく浅くする。 孔明

第98回 リーダーが必要なのは、調子のいい時よりピンチの時。 孔明

第99回 自信がない時の、もっともらしい助言に注意。 司馬懿

第100回 いいウワサより、悪いウワサに人は飛びつく。 劉禅

第101回 「やれ」と強制されないほうが、人はもっとやりたくなる。 孔明

第102回 真似されることを前提に生きていく。 孔明

第103回 権力は「従うもの」ではなく「使うもの」。 司馬懿

第104回 絶対的リーダーがいなくなると、調子に乗る人もいる。 魏延

第105回 普段の行いは、意外とみんなに見られている。 魏延

第106回 流れが来るまで弱ったふり。 司馬懿

第107回 魅力的な地位にいると、自分の魅力が薄れていく。 曹爽

第108回 人のせいにして決着がつくのは、組織が崩れはじめたきざし。 諸葛恪

第109回 人は弱い立場の時、優しい言葉にコロッと落ちる。 郭淮

第110回 意見が否定された時。それは人の真価が問われる時。 張翼

第111回 「どうやるか」より、大切なのは「いつやるか」。 賈充

第112 回 ピンチの時ほど、信頼している人の口コミ効果は絶大。 全端

第113回 一番の敵は、けっこう味方の中にいる。 姜維

第114回 いつの時代も、組織の犠牲になる人がいる。 成済

第115回 いい組織は自由な雰囲気。ダメな組織は無法地帯。 ?周

第116回 「一手先」を読めば、人よりかなり優位に立てる。 司馬昭

第117回 「絶対ない」なんて絶対ない。 鄧艾

第118回 比較してほめられると、うれしさは2割増し。 姜維

第119回 全く空気を読めない人は、意外としぶとく世を生き抜く。 劉禅

第120回 だれもが後悔を胸に抱いて生きている。 司馬炎