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危険人物をリーダーに選ばないためにできること

危険人物をリーダーに選ばないためにできること
ナルシストとソシオパスの見分け方

リーダーの「質」はわたしたちの生死に直結する!

こんな「対立屋」があなたのまわりもいませんか?
1 「標的」とした相手を非難することばかり考える
2 オール・オア・ナッシングの考え方や解決策
3 持てあますほどの強烈な感情
4 9割方の人々はしないであろうきわめて否定的な言動

ヒトラーの名前を出すまでもなく、歴史的にも最悪といわれるリーダーが選挙によって選ばれています。彼らは時に魅力的で、雄弁で、有能にさえ見えます。とくに危機においては。
しかしこのような人物に権力を握らせてしまった場合、わたしたちは大きな代償を払うことになります。
ナルシスト(自己愛性人格障者)とソシオパス(反社会的人格障害者)といった、対立を煽ることで人を支配しようとする人たちには特徴があります。
彼らの正体を見極め、あなた自身、そしてあなたが生活する社会への被害を防ぐために、こうした「対立屋」の見極め方を知ることは非常に重要です。
本書はその方法について具体的に解説します。

四六 判( 352 頁)
ISBN: 9784833423779

2020年06月30日発売 / 2,200円(税込)

[著]ビル・エディ(Bill Eddy)

個人や組織が「対立屋」に対処することを支援する会社、High Conflict Instituteの共同創立者兼トレーニングディレクター。
アメリカ、サンディエゴにある国立紛争解決センター(National Conflict Resolution Center)シニアファミリーメディエーター。
弁護士、臨床ソーシャルワーカーの資格を持ち、現在、ペパーダイン大学ロースクールのストラウス紛争解決研究所(Straus Institute)およびモナーシュ大学法科大学院の非常勤講師を務める。
200万人以上の読者を持つPsychology Todayに連載をもつ。本書を含めて14冊(共著含む)の著書がある。

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目次

はじめに

1 ナルシストやソシオパスはどのように選出されるのか

第1章 対立を煽る政治家たち

第2章 対立を煽る感情戦

第3章 有権者の四分割

第4章 感情を煽るメディア

第5章 架空の危機の三段論法

2 「いかさま王」の本性を知る

第6章 ヒトラー、スターリン、毛沢東はいかにして権力を掌握したか

第7章 危険な世界―ロシア、ハンガリー、フィリピン、ベネズエラ、イタリア

第8章 アメリカ―マッカーシーからニクソン、トランプ、そして次は?

第9章 対立を煽る政治家に対する10のあやまち

3 対立を煽る政治家を止める方法

第10章 大切なのは人間関係

第11章 ナルシストやソシオパスをふるい落とす

第12章 架空の危機の三段論法の正体を明かす

第13章 対立屋の攻撃に負けない振る舞い方

第14章 メディアやフェイクニュースにだまされない

おわりに|私たちの安全を守り続けるために

 解説 「危険人物」の毒牙にかからないために 中野信子

 [付録A] 対立を煽る危険人物の40の言動リスト

 [付録B] 対立を煽る政治家の採点表

 [付録C] 有権者の四分割図(書き込み用)

 [付録D] 架空の危機の三段論法――世界の事例

 原注