[著]ブラッド・スミス(Brad Smith)
マイクロソフトのプレジデント。同社の最高遵法責任者(チーフコンプライアンス オフィサー)。56カ国1400人以上の知財、法務、広報部門のプロフェッショナルを統括し、各国政府機関やIT業界の企業との間で、競争法や知財関連の交渉の陣頭指揮を執る。また、プライバシー、セキュリティ、移民、教育関連の政策決定においてマイクロソフト社内およびIT業界において指導的役割を担ってきた。企業に所属する法律家で世界的に最も有名な1人。2013年には、National Law Journal 誌の「米国で最も影響力のある法律家100人」に選出された。Netflix 社外取締役。プリンストン大学を主席で卒業(国際関係論・経済学)。コロンビア大学法学部で法学博士号を取得。
[著]キャロル・アン・ブラウン(Carol Ann Browne)
マイクロソフトの広報担当シニアディレクター。サンマイクロシステムズ、バーソン・マステラーなどでの勤務を経て、2010年にマイクロソフト入社。アリゾナ州立大学ウォルター・クロンカイト・スクール・オブ・ジャーナリズム卒。ブラッド・スミスとともに、マイクロソフトのサイトにおけるブログToday in Technology のほか、著作、ビデオなどを手掛ける
[訳]斎藤栄一郎(さいとう・えいいちろう)
翻訳家・ライター。訳書に『イーロン・マスク 未来を創る男』(アシュリー・バンス著、講談社)、『ビッグデータの正体』(ビクター・マイヤー=ショーンベルガー著、講談社)、『センスメイキング』(クリスチャン・マスビアウ著、プレジデント社)、『小売再生』(ダグ・スティーブンス著、プレジデント社)、『データ資本主義』(ビクター・マイヤー=ショーンベルガー著、NTT出版)などがある。
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序文 ビル・ゲイツ
序章 新しいテクノロジーがもたらす新しい不安
第1章 テクノロジーと監視│企業側から見たスノーデンの告発
第2章 テクノロジーと治安│テロリストのメールは開示すべきか
第3章 テクノロジーとプライバシー│クラウド法とサイバー捜査
第4章 サイバーセキュリティ│ハッカー集団との戦い
第5章 民主主義を守れ│独裁政権による選挙妨害
第6章 ソーシャルメディア│自由ゆえの分断
第7章 デジタル外交│テクノロジーの地政学
第8章 消費者のプライバシー│フェイスブックを訴えた男
第9章 深刻化するデジタルデバイド│ブロードバンド空白地帯をなくせ
第10章 テクノロジーと人材│コンピュータサイエンスの教師が足りない
第11章 AIと倫理│現代の「ロボット工学三原則」
第12章 AIと顔認識│誤認、偏見、監視を防ぐには
第13章 AIと労働者│大量失業の時代は来るのか
第14章 アメリカと中国│二極化するテクノロジーの世界
第15章 オープンデータ革命│すべての人々に平等な未来を
第16章 人間を超えるテクノロジーを手なずける
日本語版あとがき コロナとの戦いがテクノロジーの力を加速する
謝辞
原注