[著]ビビる大木(びびる・おおき)
1974年9月29日生まれ。埼玉県春日部市出身。
1995年、渡辺プロダクションに所属し、コンビ「ビビる」を結成。
2002年にコンビ解散、以後ピン芸人としてマルチに活躍中。
現在、テレビ東京「追跡LIVE! SPORTSウォッチャー」、テレビ東京「家、ついて行ってイイですか?」、中京テレビ「前略、大とくさん」でMCを務める。
趣味は幕末史跡めぐり。ジョン万次郎資料館名誉館長、春日部親善大使、埼玉応援団、萩ふるさと大使、高知県観光特使など、さまざまな観光・親善大使を務める。
主な著書に、『覚えておきたい幕末・維新の100人+1』本間康司、ビビる大木著(清水書院)、『知る見るビビる』ビビる大木著(角川マガジンズ)などがある。
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まえがき
序章 幕末大好き人間が渋沢さんに出会う
ビビる大木が幕末を好きになったわけ
吉田松陰先生の奇人さを知れば知るほどのめり込み
松陰先生が教えてくれた「学び」の意味
僕は「ジョン万次郎資料館」名誉館長
「お笑い中間管理職」は渋沢栄一から学ぶ!?
幕末・明治・大正、そして昭和と、太く長く生きぬいた91歳の人生
コラム1 渋沢栄一が愛した飛鳥山の邸宅
第1章 ビビる大木風●渋沢栄一小伝
「渋沢栄一」ってどんな人?
渋沢さん、今で言えば地方の老舗企業のお坊ちゃん
幕府への不満から倒幕を志す
お坊ちゃんは七変化。志士から武士、幕臣に
フランスの地で人生初の金融投資
大隈重信に説得され維新政府の官僚になるが……
日本初の銀行、第一国立銀行を設立する
渋沢さんはなぜ、500社も創業できたのか
本業と社会事業における「ちょっといい話」
享年91歳、生きぬいて30人以上のわが子を得た
コラム2 渋沢栄一とフランスとの縁
第2章 「お笑い中間管理職」の近くにいた渋沢栄一の言葉!?
進まない自転車をこぎ続ける僕たちの葛藤!?
~時期を待つという勇気も必要だ走り出す前によく考えよ~
テレビの世界はブラックボックス!?
~蟹は甲羅に似せて穴を掘る~
「軟式野球同好会」を創設したヒーロー
~およそ人は自主独立すべきものである~
「軟式野球同好会」で生まれた悲劇の主人公も僕
「土曜スタジオパーク」の司会で心がけていたこと
~人の本質を見抜くには、視て、観て、察することだ~
素朴な疑問がしたたかな質問に変わるとき
40代でも手を抜かないための、小さな挑戦
~葉のためには枝を、枝のためには根を、培養させねばならない~
僕はマイナス思考だけれど……
芸人の「常識」と「非常識」
~渋沢さんの「常識論」を学ぶ~
僕の「常識」を変えてくれた、堺正章さんの言葉
コラム3 「藍田は家を興す」
第3章 どんなことがあっても「心はいつも半ズボン」
変わる「お笑い」の質
~渋沢さんの人生を貫く「人は平等だ!」~
おもしろかったテレビの世界が、変わってきている
現在のバラエティは制約だらけ?
~熱い真心が必要だ!~
テレビで見る「お笑い番組」の舞台裏
~たとえ師であろうと言うべきときは心を込めて~
僕のモットー「心はいつも半ズボン」
~得意なときと、失意のときと~
44歳の僕、「どうしてもネッシーが見たい!」
還暦になってもぶらぶらする僕でいたい
~人生は無駄なことで成り立っている~
タクシーは使わない。発見の自由こそ宝
~毎日、新しい何かを探そう~
コラム4 渋沢栄一の好物と趣味
第4章 ビビる大木セレクト●僕を鍛える言葉たち
言葉1 やれるところまで、妥協せずにとことんやれ。あとは天命に任せて悔やむな
言われた打順で仕事をする
器用、不器用。どっちでもいいが、「生きていかなきゃならん!」
言葉2 形を真似るのではなく、優れたものの魂を真似よ
「座っている椅子は特別なものだぞ」
魂を真似るとは?
言葉3 心を常に楽しもう。成功はその結果である
僕たちの社会貢献って?
竹下通り散策は恥ずかしい?
言葉4 自分で箸を持とう
松陰先生の言葉を思い出した!
指名は最高の成功報酬だ
言葉5 人は理想を持たねばならぬ、その理想の実現が人の務め
「主義ある行動をとる」
僕の相方にとっての18年
コラム5 尾高惇忠先生と渋沢栄一
言葉6 素直に望み、奮励努力すれば、運命は開ける
野村沙知代さんに憧れて
僕の沙知代さんは「なんくるないさ」
言葉7 強情を通すわがままを元気と誤解するな
勘違い「天狗」も元気
言葉8 目的通りにいかない時は、まだ時は至らぬという気持ちで勇気を持って我慢しよう
我慢もまた器量である
「反省はするが、後悔はしない」
言葉9 知るより好く、好くより楽しむ。楽しむになると、困難にあっても挫折しない
三つ目の座右の銘
ライバルは理想を高める、純化させる
言葉10 知識を授ける教育だけでは、いちいち上の指示を待ち、チャンスを逃す人間になる
若手だった僕の買い出し体験!!
コラム6 新撰組局長・近藤勇と渋沢栄一
第5章 ビビる大木セレクト●「僕、どう生きる?」に答える言葉たち
言葉1 人間の根本にあるのは「愛」と「善」
渋沢さん、21世紀の今、現実的ではない言葉だと思います
言葉2 結末よりも過程が大切である
手柄は譲っても、見ている人は見ている
言葉3 報酬のためだけに商売をしてはならない。そこに必要なことは自分への誇りである
芸能界での「お金の話」は!?
永ちゃんが、「当然、話すべきだ」と教えてくれた!
コラム7 元勲・西郷隆盛を叱った渋沢栄一
言葉4 志が立派なだけでは、世間は信用しない。やはり、行動である
「自称経営者」とニュース番組のアナウンサーが話す
知らないとツッコミはできない
貴さんと『タワーリング・インフェルノ』の思い出
言葉5 形だけの「礼」は、礼をしないより悪い=礼儀を尽くせ
たとえ2時間睡眠でも、それを顔に出すのはプロじゃない
お礼は形だけであっても、したほうがよい
コラム8 『論語』嫌いの福沢諭吉と『論語』好きの渋沢栄一
言葉6 ときには考えをやめて、すぐに行動に移さねばならない
悩みながらも全出席の忘年会、新年会だったが……
正論には正論の強みがある
言葉7 格差がない社会は元気がない社会である
「明治時代」、近代の始まりこその若さ
言葉8 「慣れること」に慣れてはいけない
変わらないでいるためには、常に変わり続ける
言葉9 満足することは衰退の第一歩である
完成しない「陽明門」のすごさ
コラム9 戦争を嫌った渋沢栄一
第6章 ビビる大木セレクト●世の中を逞しくする言葉たち
言葉1 時代が変わり、新しい時代には新しい人材が必要だ
46歳、「お笑い中間管理職」の僕は、新しい人材ですよね?
僕は若いヤツらが羨ましい!
言葉2 米国人気質の長所、敢為の気質を大いに学ぼう
米国人が持つ実行力に、渋沢さんは注目した!
「俺は謝る必要はないよ」の強烈さに、痛い僕
言葉3 忙しくても、二つのことを同時にやらない
現代は同時併行が当たり前の時代
言葉4 老人たちこそ学問せよ。精神を衰弱させないためだ
精神を大いに高揚させて、学びの喜びを知る!
僕らは新しいものに翻弄されてきました!
言葉5 道義を忘れ、人間は物欲の奴隷になりやすい
高額の逸品を購入する学び
「タレントが食べる前に、スタッフが食べろ」
一流職人の、一流の粋
コラム10 「大震災」に対して渋沢栄一はどうしたか
言葉6 人間は不平等である。しかし、天から見れば、人間は皆、同じである
いろいろと不満はありますが、1日24時間は一緒です
孤独と孤立は違うもの
ワイフの言葉に救われた!
言葉7 経済に国境はない。だから、智恵と勉強で進むのだ
見守るやさしさで十分です!
なぜ、日本は沈没していくのか
言葉8 人間には皆、その前に「道」がある。完歩するだけの力もある
芸歴25年は通過点に過ぎない
言葉9 新しい事業とは、苦難の末に成功に至るものである
絶対教えねぇ、奪え!
水の流れのような一流の技は、教えられるものではない
言葉10 木を育てるには、道徳という根を固めよ
先輩芸人になってからの後輩芸人への教え
日本的な縦ラインを崩していいのか?
コラム11 ドラッカーが尊敬した渋沢栄一
あとがき