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大前研一 デジタル小売革命

大前研一 デジタル小売革命

流通・小売業界は、ECでは得られない「新たな価値」をデジタルシフトで創造せよ

コロナ禍が引き越した幾度かにわたる緊急事態宣言によって、多くの小売店や流通各社が休業や時短営業を余儀なくされ、苦境にあえいでいます。
一方、アマゾンをはじめとするEC各社の業績は絶好調であり、今後、流通・小売業界のデジタルシフトが一気に加速すると予測されます。
また、データをフル活用したサブスクリプション・ビジネスという新しいビジネス形態も生まれています。

本書は、このトレンドを大前研一氏が国内外の様々なデータを基に分析し、日本の流通・小売業界が今後進むべき道を示すものです。
また、デジタルシフトやサブスクリプション・ビジネスで先行する各社の経営者・担当者が自社の取り組みを語り、読者により具体的なヒントを与えます。

アフターコロナの流通・小売業界の戦略を考えるうえで、必読の一冊です。

A4 判( 頁)
ISBN: 9784833424196

2021年08月31日発売 / 2,090円(税込)

[著]大前研一 (Kenichi Ohmae)
早稲田大学卒業後、東京工業大学で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士を取得。日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、現在、(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役会長、ビジネス・ブレークスルー大学学長。著書に、『「0から1」の発想術』『低欲望社会「大志なき時代」の新・国富論』『「国家の衰退」からいかに脱するか』(共に小学館)、『大前研一 稼ぐ力をつける「リカレント教育」』、「日本の論点」シリーズ(小社刊)など多数ある。
「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。マッキンゼー時代にはウォール・ストリート・ジャーナル紙のコントリビューティング・エディターとして、また、ハーバード・ビジネス・レビュー誌では経済のボーダレス化に伴う企業の国際化の問題、都市の発展を中心として広がっていく新しい地域国家の概念などについて継続的に論文を発表していた。この功績により1987年にイタリア大統領よりピオマンズ賞を、1995年にはアメリカのノートルダム大学で名誉法学博士号を授与された。
英国エコノミスト誌は、現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカー(故人)やトム・ピーターズが、アジアには大前研一がいるが、ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない、と書いた。
同誌の1993年グールー特集では世界のグールー17人の1人に、また1994年の特集では5人の中の1人として選ばれている。2005年の「Thinkers50」でも、アジア人として唯一、トップに名を連ねている。
2005年、『The Next Global Stage』がWharton School Publishingから出版される。発売当初から評判をよび、すでに13カ国以上の国で翻訳され、ベストセラーとなっている。経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。
趣味はスキューバダイビング、スキー、オフロードバイク、スノーモービル、クラリネット。
ジャネット夫人との間に二男。

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目次

パート1 流通・小売業のデジタルシフト

第一章 デジタルシフトが加速する流通・小売業の最前線/大前研一

第二章 中国最大のリテイラー・京東集団の巨大な流通システムを支える取り組み/元・京東日本日本業務最高責任者 荒井伸二

第三章 物流をもっと簡単、シンプルに/オープンロジ代表取締役社長CEO 伊藤秀嗣

第四章 月額制で世界中のブランドバッグがあなたの手に/ラクサス・テクノロジーズ代表取締役会長CEO 児玉昇司

第五章 小売業界のゲームチェンジを地域コネクチティッドで勝ち抜く/サツドラホールディングス代表取締役社長兼CEO 富山浩樹

第六章 「料理人向けEC」のラストワンマイルを変革する/八面六臂代表取締役 松田雅也

パート2 サブスクリプション・ビジネス

第一章 サブスクリプションが変革するビジネスモデル/大前研一

第二章 サブスクリプション・ビジネスの勘所/テモナ代表取締役社長/佐川隼人

第三章 モノのサブスクリプション・ビジネスの実践結果と見えてきた本質/favy代表取締役社長 高梨巧

第四章 デジタルで加速する、ブリヂストンの「ビジネストランスフォーメーション」/元・ブリヂストン執行役員CDO 三枝幸夫

第五章 「定額住み放題」でつくる新しいライフスタイル/アドレス代表取締役社長 佐別当隆志/第六章 サブスクリプションだからこそ表面化する、お客様ニーズとの関り方/ななし取締役 小川紀暁