[著]松村 邦洋(まつむら・くにひろ)
1967(昭和42)年8月11日生まれ。山口県出身。日本のお笑いタレント。
大学生の頃、バイト先のTV局で片岡鶴太郎に認められ芸能界入りし、斬新な生体模写で一躍有名に。ビートたけし、半沢直樹、”1人アウトレイジ”、阪神・掛布雅之、故野村克也監督など多彩なレパートリーを誇り、バラエティ、ドラマ、ラジオなどで活躍中。プロ野球好きで、大の阪神ファン。
芸能界きっての歴史通で知られ、YouTubeで日本史全般を扱う『松村邦洋のタメにならないチャンネル』を開設。特にNHKの歴代「大河ドラマ」とそれにまつわる知識が豊富。
著書に『松村邦洋「鎌倉殿の13人」を語る』『武将のボヤキ』『愛しの虎』がある。
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はじめに
人物相関図
第1章 大河登場25回! 家康はこんなふうに描かれてきた
今さらですが、家康ってこんな人でした
「徳川家康」をひと言で言うと、どんな人?
家康の一生を、6つに分けてみると
“タヌキおやじ”じゃなくなった大河の家康
「汚いやり方で天下獲りやがって」
滝田栄さんが変えた! 家康はカッコよくてもいい
「徳川家康をご覧になっていた皆さん、今晩は」
信長役の候補に挙がっていた「超大物歌手」
「秀吉役、猿じゃなくてブタなの?」
滝田栄さんの『家康』はやっぱりスゴかった
津村鷹志さんに、ぜひお目にかかりたい
沖雅也さんがやるはずだった? 真田幸村
「アッコ」打ち合わせ後に、役所広司さんが現れた
大河出演を忘れてた田中美佐子さん
子孫に「明治の文豪」と「マンガの神様」
OP作曲・富田勲さんは岡崎育ち
『どうする家康』は戦国の『スクール☆ウォーズ』か?
キャスティングは「そっくりさん大賞」じゃなくていい
“もうネタが尽きていた”大河ドラマ
住んだ城はすべて炎上! バックドラフト淀殿
築山殿の“年齢”を追い越してゆく家康
「私が泰平の世をつくった」とは言ってない家康
結局うまくいく主人公、それを助ける謎の人物
250年先より、秀忠の心配をしてた家康
「苦労のポイント」を貯めると、いいことがある
津川雅彦さんとジェームス三木さん「あ・うんの呼吸」
関ケ原後の家康こそが“ギプスを外した星飛雄馬”
大河ドラマ・主要な登場人物の歴代キャスト
第2章 絶体絶命……人質時代と“3大危機”
戦国勢力図
『青天を衝け』『真田丸』の家康とは違うぞ
タクシーが拾えない竹野内豊
「ガマンの原点」人質時代 ──どうする家康・その①
今川、織田、武田……戦国のスター武将たちに囲まれる
家康の人質時代&人生3大危機
今川寄りから織田寄りへ……家康の父は母と離縁
信長役の俳優さんは、みんな背が高い
父・広忠が暗殺され、岡崎城は今川の手に
大国の顔色をうかがってきた一族は、出世する
本当はすごかった! 今川義元の政治・外交・経済・軍事
東国で初めて、戦国大名の「法律」を作る
大河の歴代No.1義元は、ヤクザ映画のあの名優
家康の“心の師”は、義元を支えた大軍師
滝田栄さん、「雪斎と竹千代の寺」にこもる
40年前からあった! 大河の「ハダカ枠」
今川家のお寺がある東京・杉並区の今川町
最初の危機“三河一向一揆” ──どうする家康・その②
なぜ、今川義元は桶狭間まで出向いてきたのか
今川軍にいて、信長と戦っていた家康
カラッポになった岡崎城にラッキーな“出戻り”
義元が死んで“今川離れ”、独立へ
簡単に崩れた……家臣団の「鉄の結束」
見えない敵の本当の目的とは?
最強・武田軍団に踏みツブされた ──どうする家康・その③
「今川を同時に攻めようぜ」と信玄から提案が
計算違い、大苦戦……「あいつは信じられん」
「信長、家康をツブす」信玄の丁寧なお仕事ぶり
信長が気づかぬ間に、信玄の本隊が動きだした
追いかける家康軍に突如、反転した武田軍
逃げ帰る途中の“ウ●コ”“無銭飲食”
絶体絶命! 足利義昭が「信長を討て」
信玄が死去、信長・家康が息を吹き返す
家康の「人生第1章」は三方ヶ原で終わった
信玄がやったことをパクりまくった家康
実は優秀な武田カツヨリ、野村カツノリ
信長の死と「伊賀越え」逃亡200キロ ──どうする家康・その④
「本能寺の変」を6月・7月に放映する理由
“補足説明”しなかったことが信長の命取り?
昼も夜も険しい山と谷、道なき道を歩き通し
服部半蔵、茶屋四郎次郎が大活躍
信長を恨んだ忍者、家康に恩義があった忍者
明智の手下の槍が、家康の首筋をかすめて
第3章 戦国最強から宴会担当、超美少年まで……家臣たちの横顔
徳川家臣団の組織図
頼朝がつき、尊氏がこねし“幕府餅”
仲がいい家康の家臣団、すぐ殺しちゃう鎌倉の御家人
“徳川御三家”の始まりは家康の九男、十男、末っ子
偉大だった家康のおじいちゃん、清康
桶狭間を境に世代交代、若い家臣たちが表舞台に
酒井忠次 ──勇猛な戦術家で、家臣団のリーダー
若手中心の巨人軍に、中日から移ってきた“落合”
三方ヶ原で家康を救った「空城の計」
“武田クビ無き”と大人のリベンジ
信長に提案した対武田「奇襲作戦」
唯一のマイナス──信康の切腹を止められず
本多忠勝 ──“家康にゃもったいない”戦国最強の男
歴戦57回、手キズを負ったこと一度もなし
“忠勝の父”はドラゴンズ・カープの元選手
武田軍をオドロかせた「一言坂の戦い」
5万の秀吉軍に、500騎で向き合って
ダンナの父親を、長刀で出迎えた忠勝の娘
“鬼島津”のムチャな撤退戦を迎え撃つ
宮本武蔵に剣術を習った!? イケメン孫
榊原康政 ──秀吉を激怒させたクールな指揮官
イケメンに名悪役……演じる俳優が両極端
怒って弓矢を向けてきた信康に「……それで?」
康政のクビに10万石の懸賞をかけた秀吉
秀忠と康政はなぜ、関ケ原に“遅刻”したのか
井伊直政 ──戦場の“赤鬼”、裏工作のプロ
“ひこにゃん”の兜をかぶった荒ぶる美少年
上司ウケは抜群、部下にはメチャクチャ厳しい
「今なら秀吉を討ち取れますよ」
西軍の大名たちを寝返らせるウラ工作
本多正信・正純 ──家康の命も狙ったキレる参謀
三河一向一揆で、敵側のブレーンに
諸国を放浪しカムバックした“戻り新参”
強くもなく、柔らかくもなく、卑しくもない
石田三成をわざわざ助けた深いわけ
父と子の連携プレー、大坂城を丸ハダカに
「城の吊り天井を落とす」秀忠暗殺の疑い
本多重次(作左衛門) ──ズバズバ物申す“鬼作左”
キツい諫言に、ムッとしながら従う家康
真っ赤に焼けた鉄を素手でつかんで……
手紙文のお手本「一筆啓上 火の用心」
家康のウ●コ漏らしの第一発見者?
秀吉の母親を焼き殺す準備を……
“作左”長門裕之さんのお葬式で、津川雅彦さんが……
石川数正 ──なぜか秀吉に寝返った“ザ・交渉人”
宿老No.2、人質時代の竹千代の遊び相手だった
味方の反感や疑いを受ける「交渉人」の悲哀
キャラがカブる数正と梶原景時、両方を演じる
作左と数正が、家康をダマして打った大芝居
家康が涙した数正の行く末は……
平岩親吉 ──切腹した「信康ぼっちゃま」のマジメな守役
耳に矢が命中……危機一髪、家康に救われる
信康が武田と内通!? で窮地に陥る
「大殿様は逃亡を望んでおられます」
御三家・尾張徳川家の家老の座に
天野康景 ──還暦過ぎて1万石、家康似の“遅咲き人生”
コツコツ出世した三河三奉行の一人
手下の城兵をかばって城主の座を失う
頑固な人って、意外と私利私欲で言ってない
家康の家臣団、主なメンバーと配役
あとがき
主な参考文献