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世界の潮流2024-25

世界の潮流2024-25
マッドマンのフェイク情報を見破れ!

中東情勢/ウクライナ侵攻/中国経済危機……
独裁化するマッドマンたちのフェイク情報を見破れ!
マッキンゼー伝説のコンサルタントが、混迷する世界情勢を誰よりもわかりやすく分析!

「2時間でわかる世界情勢」をコンセプトにした『大前研一 世界の潮流』シリーズの最新刊が、今年は四六判にサイズアップして登場。
和平交渉が進まないまま周辺諸国への飛び火が懸念されるイスラエルとパレスチナの武力衝突、3年目を迎えても終息の目途が立たないロシアによるウクライナ侵攻、不動産バブル崩壊で深刻度を増す中国経済危機。そして、世界各国で続々と誕生している独裁的リーダー(マッドマン)たち。いま、世界で何が起こっているのか?
本書は読者が現在の世界情勢を正しく理解するためのさまざまな視点を提供。約50点に及ぶオリジナル図版を使ったビジュアル解説で、誰でもわかりやすく理解可能です!

四六 判( 224 頁)
ISBN: 9784833425360

2024年05月22日発売 / 1,760円(税込)

[著]大前 研一(おおまえ・けんいち)
早稲田大学卒業後、東京工業大学で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得。日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、現在、ビジネス・ブレークスルー大学学長。著書に、『第4の波――大前流「21世紀型経済理論」』『経済参謀――日本人の給料を上げる最後の処方箋』(共に小学館)、『企業参謀――戦略的思考とはなにか』『世界の潮流』シリーズ、『日本の論点』シリーズ(共にプレジデント社刊)など多数ある。「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。マッキンゼー時代にはウォール・ストリート・ジャーナル紙のコントリビューティング・エディターとして、また、ハーバード・ビジネス・レビュー誌では経済のボーダレス化に伴う企業の国際化の問題、都市の発展を中心として広がっていく新しい地域国家の概念などについて継続的に論文を発表していた。この功績により1987年にイタリア大統領よりピオマンズ賞を、1995年にはアメリカのノートルダム大学で名誉法学博士号を授与された。英国エコノミスト誌は、現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカー(故人)やトム・ピーターズが、アジアには大前研一がいるが、ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない、と書いた。同誌の1993年グールー特集では世界のグールー17人の1人に、また1994年の特集では5人の中の1人として選ばれている。2005年の「Thi nkers50」でも、アジア人として唯一、トップに名を連ねている。
2005年、『The Next Global Stage』がWharton School Publishingから出版される。発売当初から評判を呼び、すでに13カ国以上の国で翻訳され、ベストセラーとなっている。経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。
趣味はスキューバダイビング、ジェットスキー、オフロードバイク、スノーモービル、クラリネット。ジャネット夫人との間に二男。

目次はこちら(クリックで開きます)

目次

  • 第1章|混迷を極める世界情勢

  • ――独裁化したマッドマンと止まらない右傾化

  • ・世界に広がる独裁化した「マッドマン」

  • ・右傾化が止まらない世界の現状

  • ・終結の見込みが見えないロシアのウクライナ侵攻

  • ・幕引きを知らないゼレンスキー大統領、和平は不可能か

  • ・プーチン大統領亡き後、ロシアは分裂・内戦へ

  • ・イスラム組織ハマスによるイスラエルヘの大規模攻撃から反転攻勢へ

  • ・人類史の“汚点”であるユダヤ人入植の歴史

  • ・第三次世界大戦の可能性とネタニヤフ首相の失脚

  • ・アメリカによる軍事行動は下火へ

  • ・立場が割れるEUのウクライナ支援状況

  • ・先進国と新興国の経済格差が縮小し、中国とインドは超大国へ

  • ・存在感が高まる「グローバルサウス」の国々

  • ・世界の潮流を受けて求められる、新たな国際秩序

  • ・第1章をもっと深く理解するためのキーワード

  • 第2章|リセッション入りする世界経済

  • ――過剰債務とインフレが回復を阻害する

  • ・鮮明となった先進国と新興国の成長率の差…

  • ・くすぶり続ける世界経済の阻害要因

  • ・経済対策やエネルギー価格急騰への対処で高止まりする債務

  • ・日本は主要国の中で唯一金融緩和を継続した結果、円安が加速

  • ・過剰な不動産投資により、億人分の空き家を抱える中国

  • ・企業業績は、回復する業種と減速する業種で明暗が分かれる

  • ・米中対立を背景に、増加する東南アジアヘの対外投資

  • ・第2章をもっと深く理解するためのキーワード

  • 第3章|凋落する日本

  • ――GDP世界第4位からの回復をするための処方せん

  • ・GDPの推移に見る日本の没落

  • ・「G7/先進国」から凋落する日本の現状

  • ・4年目を迎えるも、迷走を続ける岸田政権

  • ・パーティー券収入の不記載問題で揺れる自民党

  • ・政治が取り組んでこなかった日本の本質的問題

  • ・国債は膨張し、格付けは中国・サウジアラビアより下位に

  • ・デフレ脱却後、高まるスタグフレーションのリスク

  • ・貯まり続ける金融資産を消費に回すことが、日本経済を活性化する

  • ・止まらない人口減少による国力の低下

  • ・人口を増やすことが必要条件となる日本の先行き

  • ・著名企業・組織で不祥事や問題が相次ぐ

  • ・「ChatGPT」のリリースから1年、日米で差がつく生成AIの利活用

  • ・アメリカで顕在化する「AI失業」は日本国内でも起こる

  • ・AI時代に求められる「右脳構想力」

  • ・日本では世界で活躍できる人材が育っていない

  • ・第3章をもっと深く理解するためのキーワード

  • 第4章|中国の最新動向

  • ――孤立化する習近平のジレンマ

  • ・深刻化する習近平と共産党が抱える問題

  • ・「独裁者のジレンマ」にハマる習近平

  • ・習近平独裁体制下で続く失策

  • ・世界を席巻するポテンシャルを有する中国企業

  • ・長期独裁の習近平政権に何が起きているのか

  • ・歴代指導者の中で「新たな地位」を模索する習近平

  • ・ライバルを粛清・排除した習近平政権の10年

  • ・習近平3期目政権の顔触れと異変

  • ・首脳外交欠席から見てとれる逼迫する台所事情

  • ・懸念される不動産バブルの崩壊

  • ・中国の不動産不況が日米よりも深刻な理由

  • ・若者の失業問題と増加する「寝そべり族」

  • ・25年ぶりの低水準に落ち込む対中直接投資

  • ・周辺諸国との軋轢を生む、習近平の野心

  • ・混迷を深める中国と、日本はどう向き合っていくべきか

  • ・国民の不満をそらすために対日強硬姿勢の可能性

  • ・細くなった中国政府との人的パイプ

  • ・中国問題解決のための4つの分岐点

  • ・第4章をもっと深く理解するためのキーワード

  • 第5章|2024年の世界はどうなるか

  • ――日本が今すぐ取り組むべき課題

  • ・混迷の2023年を受けて、2024年はどうなるのか

  • ・選挙イヤーの2024年、世界情勢に影響を与える可能性も

  • ・日本は日ロ関係を再構築する必要がある

  • ・日本の失われた30年を救う「観光立国」へ注力せよ

  • ・第5章をもっと深く理解するためのキーワード