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究極の子育て

究極の子育て
自己肯定感×非認知能力

子育てにたくさんのメソッドはいらない。
「これだけは大切なこと」を突き詰めた“究極”の1冊!
2020年、時代が大きな転換期を迎えています。子どもたちがこの先行き不透明な時代を生き抜いていくためには、「自己肯定感」と「非認知能力」が大切だと多くの専門家が口を揃えます。「自己肯定感」は無条件に自分にOKを出せる感覚。「非認知能力」はやり抜く力、自制心、好奇心など、テストの点数では表せない幅広い力を指します。本書では、この2つを中心とした、一生ものの土台となる力や心を養うための子育て法を解説します。

おおたとしまさ氏(育児・教育ジャーナリスト)監修・寄稿!
「ビッグロックの法則」という有名なたとえ話があります。
壺に、まず大きな岩を入れられるだけ入れます。次に石を入れられるだけ入れます。そして砂利を入れられるだけ入れます。さらに砂を入れられるだけ入れます。最後に水を入れられるだけ入れます。壺が満杯になりました。
次にそれらを一度ぜんぶ外に出し、さきほどとは逆の順番で壺に戻していきます。水を入れます。砂を入れます。砂利を入れます。石を入れます。岩を入れます。どうなるでしょう? 岩は壺に収まりません。
ものごとには順番があるというシンプルな教訓が得られます。
子どもの成長も同じです。どんなに世の中の変化が激しくても、子どもの成長・発達のペースは変わりません。
時代は変わっても人間が幼いころに学ばなければいけない優先順位はそれほど変わらないのに、それを忘れて子どもに未来の知識やスキルを先取り的にあれもこれも教え込もうとすることは非合理的だということです。
ではなにが優先か。それを各界の専門家に聞いてまわってまとめたものが本書です。これを1冊読めば、変化の時代に強い子を育てるための勘所が、すっと腑に落ちるはずです。そうです。本書こそが「ビッグロック(最初に取り入れるべきもの)」なのです。これだけ押さえておけば、あとのことはなんとかなる!
(本書序章より)

教育の専門家16人が、最新の知見をわかりやすく解説!

小関俊祐(桜美林大学リベラルアーツ学群准教授)、嶋村仁志(一般社団法人TOKYO PLAY代表理事)、渡辺弥生(法政大学文学部教授)、井戸ゆかり(東京都市大学人間科学部教授)、本田恵子(早稲田大学教育学部教授)、鈴木みゆき(国立青少年教育振興機構理事長)、増田修治(白梅学園大学子ども学部教授)、大豆生田啓友(玉川大学教育学部教授)、野上美希(一般社団法人キッズコンサルタント協会代表理事)、石川尚子(ビジネスコーチ)、おおたとしまさ(教育ジャーナリスト)、田中博史(筑波大学付属小学校前副校長)、柳沢幸雄(北鎌倉女子学園学園長)、森口佑介(京都大学大学院文学研究科准教授)、諸富祥彦(明治大学文学部教授)、前野隆司(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授)

四六 判( 224 頁)
ISBN: 9784833440301

2020年11月16日発売 / 1,210円(税込)

[編]STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ
「子どもたちの“学び"に焦点を合わせ、科学的に正しいとされる、信頼できる情報のみを発信する」ことがコンセプトの教育系ウェブメディア。
2018年2月開設。「あたまを使う」「からだを動かす」「音楽をたのしむ」「芸術にふれる」「教育を考える」といったカテゴリー別に、最先端の教育情報と専門知識をわかりやすく伝え、親たちの支持を得ている。
教育学、心理学、精神医学、脳科学など分野を横断し、“これからの学び"を伝える専門家インタビューも人気。

[監修]おおたとしまさ
1973年生まれ、東京都出身。育児・教育ジャーナリスト。
雑誌編集部を経て独立し、数々の育児・教育媒体の企画・編集に携わる。
中学高校の教員免許を持っており、私立小学校での教員経験や心理カウンセラーとしての活動経験もある。
現在は、育児、教育、夫婦のパートナーシップ等に関する書籍やコラム執筆、講演活動などで幅広く活躍する。
著書は『21 世紀の「女の子」の親たちへ』『21世紀の「男の子」の親たちへ』(ともに祥伝社)など60冊以上。

目次はこちら(クリックで開きます)

目次

Chapter1 強くしなやかなメンタルを手に入れる

 01 大切なのは、ストレス発散の選択肢を示すこと

 02 失敗した経験が「折れない心」を育てる

 03 親子でできる「レジリエンス」の簡単トレーニング法

 04 「辛抱強い子」の親は褒め上手!

 05 子どもが「キレやすい」人間に育つ、〝絶対にNG″な親の振る舞い方

Chapter2 ソーシャルスキルを身につける

 06 子どもの「ソーシャルスキル」を伸ばす家庭教育法

 07 自己主張できる子に育てるには、「気がね」をさせないこと

 08 さまざまな人との触れ合いで「協働力」を伸ばす

Chapter3 非認知能力を高める

 09 自分の頭で考えられる子になるために大切なこと

 10 子どもが「目をキラキラさせる世界」があればOK!

 11 学童でのさまざまな経験が、子どもに「学び」を授ける

Chapter4 自己肯定感を育む

 12 「愛情」と「体験」が心の足腰を鍛えてくれる

 13 「できる・できない」より「自分の良さ」に気づかせてあげて

 14 「Iメッセージ」で親の気持ちを伝えて!

 15 「根拠のない自信」で、子どもはぐんぐん伸びていく!

Chapter5 親子のコミュニケーションを深める

 16 親が身につけておきたい「子どもとの距離感」

 17 親が自分の人生を肯定的に生きることが、子どもを自立させる第一歩

 18 なにより大切なのは親子間の「アタッチメント」

 19 自己決定できない「いい子症候群」の防止法

 20 「幸福学」でわかった、親子で幸せになる方法